UQコミュニケーションズ、データ通信サービス「WiMAX」を2020年3月31日に終了!新規申込受付も2018年9月30日に停止し、WiMAX 2+への乗り換えキャンペーン「おトクに機種変更」も実施



2009年2月に試験サービスを開始したUQ WiMAXが終了に!

UQコミュニケーションズ(以下、UQ)は3日、2009年2月より提供しているデータ通信サービス「WiMAX」を周波数の有効利用を目的に2020年3月31日(火)をもって終了すると発表しています。

また、WiMAXサービスの終了に先立って2018年9月30日(日)にてWiMAXサービスの新規加入の申込受付を終了するとのこと。UQではより高速なデータ通信サービス「WiMAX 2+」を提供し、WiMAX 2+対応製品に変更できる「おトクに機種変更」を2018年10月1日(月)より開始します。

さらにすでにWiMAXで利用している周波数帯10MHzをWiMAX 2+に切り替えて周波数の有効利用により高速で快適となる予定で、これによって、WiMAX対応製品のほか一部のWiMAX 2+対応製品においてもWiMAXが利用できなくなるとしています。

合わせて、KDDIおよび沖縄セルラー電話ではUQのWiMAXを利用しているauにおいてWiMAXに関連する各種サービスを2020年3月31日に終了すると発表しています。なお、auではUQと同様に2020年4月1日(水)以降もWiMAX 2+が利用可能となっています。


WiMAXはBWA(広帯域移動無線アクセスシステム)向けの2.5GHz帯(Band 41)が割り当てられたことによって2009年2月(当初は試験サービス)より提供しているデータ通信サービスで、UQではその後、同周波数帯における追加割当を受けてより高速なWiMAX 2+を2013年10月より提供開始しています。

すでにWiMAX用に割り当てられた周波数帯域の一部をWiMAX 2+に切り替えており、現在は10MHz幅をWiMAXに残り、40MHz幅でWiMAX 2+を提供していますが、この残りの10MHz幅も2020年3月31日までにWiMAX 2+に切り替えてWiMAXを終了します。これにより、WiMAX 2+は合計50MHz幅となり、よりキャリアアグリゲーション(CA)などによってより高速かつ安定した通信が可能となる計画となっています。

終了する対応プランはUQ WiMAXでは「UQ Flat年間パスポート」および「UQ Flat年間パスポートハート割」、「UQ Flat」、「UQ Step」、「UQ 1Day」(大学や一部法人向けのWiMAXサービスなど向けWiMAXも含む)、auでは「+WiMAX」および「3G/WiMAXハイブリッド」、「ノーリミットモード、KDDIインターネット Business WiMAX、ローズドリモートゲートウェイWiMAX接続、KDDI Wide Area Virtual Switch WiMAXアクセス および WiMAXバックアップ。

UQ 1Dayは2018年10月1日以降も新規契約および利用時間の購入手続きが可能。WiMAX終了に伴って利用できなくなる対象機種はUQおよびKDDIのリリースにてご確認ください。またおトクに機種変更は現在も提供されていますが、10月1日からよりお得になってリニューアルされるとのこと。新しいおトクに機種変更は2020年3月10日まで。交換後のWiMAX 2+対象機種は「Speed Wi-Fi NEXT W05」および「Speed Wi-Fi NEXT WX04」、「Speed Wi-Fi HOME L01s」。


従来のキャンペーン内容(2018年9月30日まで)



新キャンペーン内容(2018年10月1日から)






記事執筆:memn0ck


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・UQ WiMAXサービスの提供終了に伴う、関連サービス終了のお知らせ | 2018年 | KDDI株式会社

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