NTTドコモ、富士通製10インチタブレット「arrows Tab F-02K」にAndroid 8.1 OreoへのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を提供開始



docomo向けタブレット「arrows Tab F-02K」がAndroid 8.1 Oreoに!

NTTドコモは6日、同社が「2017-2018冬春モデル」として今年2月に発売した約10.1インチWQXGA(2560×1600ドット)IPS液晶搭載タブレット「arrows Tab F-02K」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)に対して最新プラットフォーム「Android 8.1(開発コード名:Oreo)」へのOSバージョンアップを含むソフトウェア更新を提供開始したとお知らせしています。

更新は本体のみで無線LAN(Wi-Fi)もしくはFOMA、Xi回線によるネットワーク経由(OTA)による方法が用意されており、更新時間は約33分。なお、更新にかかる時間は利用のインターネット回線環境やバックアップするデータ量により異なる場合があるとのこと。

主な変更点は以下の通り。更新による詳細な変更点はメーカー公式Webページ「arrows Tab F-02K Android 8.1 OSバージョンアップトップ - FMWORLD.NET(個人) : 富士通」をご参照ください。同社ではより快適に利用するためにOSバージョンアップに合わせて各アプリのアップデートも実施するよう案内しています。

主なアップデート内容
1)ピクチャー イン ピクチャー(PiP)機能の追加
2)スマートなテキスト選択機能の追加
3)ログイン情報の入力が容易になる「AutoFill」機能の追加
4)テレビアプリがPiP機能に対応
5)ジェスチャー操作設定アプリの機能が拡張

改善される事象
6)Bluetoothを使用する際、まれに端末が再起動する場合があります。
7)セキュリティ更新(設定メニューのセキュリティパッチレベルが2018年6月になります。)

※上記以外にも、より快適にご利用いただくためのアップデートや一部仕様および表示変更などが含まれています。



arrows Tab F-02Kは2016年7月に発売された「arrows Tab F-04H」以来のarrows Tabシリーズで、ワコムのペン入力技術を使った滑らかな書き心地のスマートスタイラスペンが新たに付属し、4096段階の筆圧検知によってメモからイラストまで自由に描くことが可能にになりました。

さらに防水・防塵・耐衝撃に対応したタフネス性能を有し、arrows Tab F-04Hで好評だった本体四隅にエストラマー素材(ゴムのような弾性のある樹脂)のすべり止め「grip edge」を搭載することで、お風呂場などでも立て掛けて使いやすいようになっています。

また各種スペックも向上しつつ、チップセット(SoC)にはミッドハイレンジ向けの「Snapdragon 660」を採用。ワンセグやフルセグに対応し、アンテナを内蔵しているので電波感度も良く手軽に地上デジタル放送が楽しめます。その他の詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。

・NTTドコモ、10.1インチWQXGA液晶搭載タフネスタブレット「arrows Tab F-02K」を発表!ワコムの技術によるペン入力とAIエージェントによる会話モードなどに対応 - S-MAX
・NTTドコモの10インチAndroidハイエンドタブレット「arrows Tab F-02K」を写真と動画で紹介!ワコムのペン入力機能を搭載でプロの似顔絵師も納得の描き心地【レポート】 - S-MAX

発売時はAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)でしたが、今回、Android 8.0 OreoへのOSバージョンアップが提供開始されました。更新は「設定」→「端末情報」→「Androidバージョンアップ」を選択し、画面の案内に従って操作を行うことで実施できます。詳細は「Androidバージョンアップ操作手順について | お客様サポート | NTTドコモ」をご参照ください。

更新後のビルド番号は「V44R059G」で、過去のビルド番号は「V15R060A」または「V16R061E」。ビルド番号の確認方法は「設定」→「システム」→「タブレット情報」→「ビルド番号」より行えます。その他、ソフトウェア更新に際する注意点は以下の通りです。

・アップデート手順をよく読み、お客さまの責任において実施してください。
・アップデートすると、以前のソフトウェアバージョンへ戻すことはできません。
・アップデートの際は、必要に応じて、事前にデータをバックアップしてください。
・携帯電話(本体)をフル充電してから実施してください。電池残量が不足している場合はアップデートできません。
・端末本体(Xi/FOMA)でのアップデートにはドコモ契約のあるドコモnanoUIMカードおよびspモードの契約が必要です。
・国際ローミング中に端末本体(Xi/FOMA)でのアップデート、もしくは、圏外中に端末本体(Wi-Fi、Xi/FOMA)でのアップデートを実行すると「Wi-FiまたはFOMA/Xiの電波が受信できない場所ではインストール処理を開始できません」と表示されます。
・アップデートの際、本端末固有の情報(機種や製造番号など)が、自動的に当社のサーバーに送信されます。当社は送信された情報を、Androidバージョンアップ以外の目的には利用いたしません。
・アップデート中は、電話の発着信を含めすべての機能をご利用いただけません。
・アップデート中は、絶対に電源をOFFにしないでください。
・アップデートに失敗し、一切の操作ができなくなった場合は、お手数ですがドコモショップなどの故障受付窓口までご相談ください。
・アップデート後にGoogle Playストアなどからアプリケーションをアップデートしてください。
・アップデートすると、一部の設定が初期化されます。アップデート完了後、再度設定を行ってください。
・アップデートすると設定メニューの項目について構成変更があります。
・アップデートするとボリュームキー下長押し時の動作を選べるようになります。
・ホーム画面より音声検索アイコンが削除されます。音声検索機能はGoogle検索ウィジェットやGoogle検索窓から引き続きご利用になれます。
・「安心データ保存」アプリで以下の項目がバックアップおよびリストア対象外となります。
・NX!メール/SMSの通知設定(着信音、バイブレーション、LED)
・「ダウンロード」アプリの名称が「ファイル」に変わります。また、「ファイルマネージャ」アプリは削除され、ゴミ箱アイコンが残ります。
・「OneDrive 1×1」ウィジェットが削除されます。docomo LIVE UXをご利用の場合には、アップデート後に「ウィジェットを表示できません」と表示されます。
・「Dolby Audio 4×4」ウィジェットが削除されます。

※Android 7.0向けのアプリケーションはAndroid 8.1では正常に動作しない場合があります。
※Android 8.1に非対応のアプリによって携帯電話の動作が不安定になったり、機能が正常に動作しなくなる場合があります。
※各アプリケーションのAndroid 8.1対応有無については、アプリケーションの提供元にご確認ください。




記事執筆:memn0ck


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・arrows Tab F-02Kの製品アップデート情報(2018年8月6日) | お客様サポート | NTTドコモ
arrows Tab F-02K | ドコモオンラインショップ | NTTドコモ

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