タッチパッドがFHDディスプレイ!?革新的なScreenPadに対応した15.6インチ4K液晶搭載WindowsノートPC「ZenBook Pro 15」を写真と動画で紹介【レポート】



上位モデルにはIntel Core i9-8950HKを搭載!エイスースのモバイルPC「ZenBook Pro 15」が熱い

ASUS JAPANは6月20日、都内にて『「Unleash Your Creative Power〜創造力を解き放つ。」PC夏秋モデル新製品発表会』を開催し、ハイエンドノートPC「ZenBook Pro 15」を含む17製品、33モデルを2018年夏秋モデル新製品として発表した。

ZenBook Pro 15は上位モデル「UX580GE」にはCPUにIntel製「Core i9-8950HK」、GPUにNVIDIA製「GeForceR GTX 1050 Ti」、内蔵ストレージに1TB SSD(PCI Express 3.0 x4接続)を搭載。もう1モデルの「UX580GD」には「Core i7-8750H」および「GeForce GTX 1050」、512GB(PCI Express 3.0 x4接続)を搭載する。

共通仕様としてタッチパネル搭載15.6型4KワイドTFTカラー液晶、16GB内蔵メモリー(RAM)、Thunderbolt 3(Type-C)×2、USB 3.1(Type-A・Gen2)×2、HDMI ×1、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック ×1、microSDメモリーカード(microSDXC対応)などとなる。

ZenBook Pro 15の特徴は、まるでスマートフォン(スマホ)が埋め込まれたようなタッチパッドの「ScreenPad」だ。今回はそんなZenBook Pro 15について写真と動画で紹介していく。


天板はZenBookやスマートフォン「ZenFone」シリーズに共通する同心円のスピンドル加工。カラーは「ディープダイブブルー」。


写真のキーボードは英語配列だが、日本向けには日本語配列(JIS)キーボードのみとなる。タッチパッド部分にはFHDの液晶が埋め込まれたScreenPadがある。

ScreenPadは、スマートフォンを埋め込んだものも開発していたが、別デバイスであるための表示の遅延やレスポンスが良くないことから、現在の形に収まったのだという。ScreenPadのカギとなるのは表示をGPUが行っているため、操作に対して遅延なしの表示が可能であることにある。


ScreenPadの制御は、FnキーとF6キーで呼び出すことができる。ScreenPadモードでは、ランチャー機能やサブ機能表示などが利用できる。拡張ディスプレイモードでは、メインの画面の下にFHD(1920×1080ドット)のセカンドディスプレイが位置する。タッチパッドモードは、液晶表示がオフになり純粋なタッチパッドとして機能する。


ScreenPadモードでは通常のタッチパッドとしても利用できるほか、画面上から下へスワイプさせるとモードが表示され、写真のようなランチャーを呼び出すことができる。このランチャーはカスタマイズ可能である。


ScreenPadで動作するアプリを呼び出すこと可能で、ScreenPadを電卓として使用しつつけるなんて使い方も可能だ。残念ながら計算結果をペーストするなど連携機能は非搭載だった。


ミュージックプレイヤーとしても利用でき、再生のコントロールやアルバムセレクトなど、スマートフォンのようなタッチ操作で行うことができる。なお、Chromeの拡張機能を追加することで、ScreenPadをYouTubeのリモートコントローラーとしても利用可能だ。


マイクロソフトのOfficeと連携した機能もある。Wordであれば、文字装飾などのツールバーとしても利用可能だ。よく使う機能を割り当てることも可能で、PCにスマートフォンのような操作性をもたらすことで新たな使い勝手が見つかりそうである。なお、これらの機能はWindows 10の機能ではなく、ScreenPad用のアプリとしてMicrosoft Storeで機能を追加する。


このScreenPadをセカンドディスプレイとして利用するにはかなり小さめだが、動画視聴やSNSの表示など面白い使い方できるのではないだろうか。

なお、ScreenPadは果たして便利なのか?と疑問に持つかもしれない。このサイズのノートPCの場合、クリエイティブな作業においてマウスを使うことも考えられるため、タッチパッドはほぼ使わなくなってしまうことが多い。そこで使われなくなったタッチパッドを再定義するものと理解するといいのではないだろうか。

これまでのマウスとキーボードの操作に加えて、ツールバーやセカンドディスプレイ、特別なアプリなどを表示することで、効率よく作業が行えるようになる可能性がある。


キーボードは、テンキーなしで比較的余裕のあるサイズ。キーストロークはそれほど深くないものの、打鍵感があり悪くないように感じた。一方で、Enterキーの右側にHomeキーなどが並ぶため、慣れるまで撃ち間違いが気になる。また、通常のキーと同じ感触の電源キーが右上にあるのも、慣れが必要そうである。


右側面にはイヤホンマイク端子、microSDカードスロット、USB 3.1が2ポート。


左側面にはACアダプター、HDMI、Thunderbolt×2という構成だ。dGPUがGeForce 1050/1050Tiであるため、ゲーミング用途としてThunderbolt接続のeGPUでパフォーマンス向上にも期待したいところ。


動画リンク:https://youtu.be/Fw_pzj-AiC4


動画リンク:https://youtu.be/6psLcibfzvk

発売は7月中旬以降で、ASUSのオンラインショップ「ASUS Shop」においてUX580GEが377,784円、UX580GDが269,784円で予約受付中である(価格は税込)。

同ショップでは期間限定で「延長保証」と23.8型FHD IPS液晶「LCDモニター(VZ249HE)」プレゼントキャンペーン実施中だ。

記事執筆:mi2_303


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