次期フラッグシップスマホ「HTC U12+」の外観画像やスペックがリーク!5月23日に発表予定。ノッチのない縦長画面や背面&前面ともデュアルカメラ、S845、6GB RAM、防水・防塵など



次期フラッグシップスマホ「HTC U12+」の画像やスペックがリーク!

既報通り、HTCが2018年5月23日(水)に新製品発表会を実施し、次期フラッグシップスマートフォン(スマホ)「HTC U12+」(仮称)を発表すると見込まれます。HTC U12+は総務省が公開している「技術基準適合証明等の公示」において「2Q55100」として認証を受けていると見られていることから日本でも発売されることが期待されています。

そんなHTC U12+ですが、さまざまな製品のリーク情報を提供しているEvan Blass氏( @evleaks )氏によって外観画像やスペックが公開されました。これまでもフラッグシップとして高性能になることが噂されていましたが、改めてそのスペックを紹介しておきたいと思います。


HTC U12+はHTCの次期フラッグシップスマホで、昨年日本で発売された「HTC U11」やその後継機種で日本では未発売の「HTC U11+」の流れを汲むハイエンドスマホで、同社の業績などの影響から今年はハイエンドスマホの投入を減らすとされており、HTC U12を飛ばしていきなりHTC U12+となるようです。

まず外観画像からわかるように縦長画面を搭載した“ほぼ全画面デザイン”を採用し、スペック表では約6.0インチQHD+(1440×2880ドット)ISP液晶「Super LCD 6」(約537ppi)になるとされています。ディスプレイを覆うのは強化ガラス「Corning Gorilla Glass」で、デザインコンセプトはHTC U11から続く「Liquid Surface」を採用し、丸みのある流線形ボディーとなっています。また通知エリアが狭く、HDR 10をサポート。

握って操作する「Edge Sense」が進化して「Edge Sense 2」になっているようで、新しい圧力検知ボタンとタッチフィードバック機能に対応しているとのこと。OSはAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)を搭載していますが、次期バージョン「Android P」にOSバージョンアップ予定。IP68準拠の防水・防塵に対応し、サイズは約156.6×73.9×8.7〜9.7mm、質量は約188g。

背面にはデュアルカメラを搭載し、メインカメラが約1200万画素イメージセンサー(1画素1.4μm)+広角レンズ(F1.75)の「HTC UltraPixel 4」、サブカメラが約1600万画素イメージセンサー(1画素1.0μm)+望遠レンズ(F2.6)の構成で、1.85〜2倍相当の光学ズームに対応。光学手ブレ補正(OIS)やHDR Boost 2、ウルトラスピードオートフォーカス(位相差AF+レーザーAF)、デュアルLEDフラッシュ、顔検出などに対応。

また前面も約800万画素イメージセンサー(1画素1.2μm)+広角レンズ(F2.0)が2つのデュアルカメラで、画角84°でグループセルフィーなどがしやすくなっているとのこと。画面が光ってフラッシュライトの代わりになる機能やARスティッカーなどにも対応しています。バッテリー容量は3500mAhで、急速充電「Quick Charge 3.0」に対応。

基本仕様はQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 845」や6GB内蔵メモリ―(RAM)、64または128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大2TB)、2.4および5.xGHzデュアルバンドに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BDS・Galileo)、環境光センサー、モーションGセンサー、近接センサー、ジャイロセンサー、磁気センサー、電子コンパス、センサーハブ、指紋センサー、NFC Type A/B、USB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)など。

現時点ではNTTドコモやau、SoftBankといった移動通信体事業者(MNO)の「2018年夏モデル」にラインナップされていないことからHTC U11のSIMフリー版と同じように日本ではSIMフリーで販売される可能性が高そうです。SIMフリーの高性能製品は日本のSIMフリースマホ市場でシェア1位となったHuawei Technologiesが「HUAWEI P20 Pro」をNTTドコモのみから販売するといったことになりましたし、まだ「HUAWEI P20」がSIMフリーで出ることはありそうですが、MNOから出ないのであればおサイフケータイ(FeliCa)に対応するのかどうかも含めてどうなるのか楽しみにしたいところです。




記事執筆:memn0ck


■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・HTC U12+ 関連記事一覧 - S-MAX

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【気になるPC】ワイド液晶搭載の高級モデルTシリーズ「ThinkPad T60p」レビュー

レノボの「ThinkPad T60p」は、ThinkPadシリーズならではの高い剛性と質感を持つ、同シリーズ最高級モデルだ。黒色でスクエアなデザインも同シリーズならではの特徴。レビューしたワイド液晶モデルの価格はメーカー直販サイトで397,950…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…