コミュニケーションアプリ「LINE」が画面構成を変更してお金関係の機能をまとめた「ウォレット」タブを新設!決済や送金、請求書支払いなどがよりしやすく



LINEアプリの操作性が変更!その他タブがウォレットタブになってお金関係機能が使いやすく

LINE Corp.は15日、同社が提供・運営するスマートフォン(スマホ)など向けコミュニケーションサービス「LINE(ライン)」( https://line.me )のAndroidおよびiPhone向けアプリにおいて最新バージョン8.3.0を公開し、新たに金融関連の機能をまとめて表示するタブ「LINE ウォレット」を右端に追加したと発表しています。

これまで右端には「その他」がありましたが、これが「ウォレット」に変更され、決済サービス「LINE Pay」を中心とした「送金」や「コード支払い」に加え、ポイントサービス「LINE ポイント」や先日開始されたばかりの「LINE Pay 請求書支払い」などの機能がまとめられています。

またその下には従来通り、その他の機能も並んでいるものの、若干操作性が変更されていて「設定」はトップ画面でもある「友だち」タブの左上(歯車アイコン)に、「友だち追加」は友だちタブの右上(プラスアイコン)に移動しています。

さらに友だちタブには「LINE サービス」という最近使ったLINEの各種機能へのショートカットが設置されました。なお、iPad向けアプリでは右端はその他タブのまま。その他、iOS向けアプリ配信マーケット「App Store」では以下の変更点が案内されています。

Version 8.3.0  2018年3月7日
・すぐに決済・送金・残高確認ができる[ウォレット]タブが登場
- コンビニに行かなくても、スマホでできる公共料金の請求書支払い
- ひと目でわかるLINE Pay、ポイント、コインの残高
・友だちタブを改善
- プロフィールの下に最近利用していたLINEサービスへのショットカットを追加
- 友だちタブの左上に[設定]を追加
- グループ一覧の中に[グループ作成]を追加



トップ画面の友だちタブ。左上に「設定」ボタンがあり、自分の下には「LINE サービス」が並んでいるが、右上を押すことで閉じてアイコンは隠すことが可能

LINEを入り口として生活のすべてが完結する「スマートポータル戦略」を掲げており、人や情報、コンテンツ、サービスなどのあらゆるものがオンライン・オフライン問わずにいつでもどこでもシームレスつながる社会をめざしています。

そういった中で、今年1月には金融事業領域のさらなる強化を打ち出し、革新的な金融サービスの構築・提供をすべく「LINE Financial」を設立し、LINE上で仮想通貨交換や取引所、ローン、保険といったさまざまな金融関連のサービスを提供する準備を進めています。

また昨年、LINE Payは全世界での年間取引高が4,500億円を突破し、登録ユーザー数4000万人を達成するなど、引き続き大きく拡大しており、先日もLINE Payを利用して公共料金の支払いができるLINE Pay 請求書支払いを提供開始しています。

その一環として、世界的にもキャッシュレス・ウォレットレス社会が主流となりつつあること、そしてLINE Payを利用している人からお金のやり取りで生じる時間や手間を短縮したいという要望があったことからLINEアプリ内のその他タブをウォレットタブとしてリニューアルしたとのこと。


右端のタブがその他からウォレットに。ウォレットタブの下部にはこれまでと同様にその他の機能も集約

ウォレットタブはお財布マークのタブとなり、LINE Payが中核に設置されており、今後、LINEの決済サービスとしての位置付けが本格化し、よりスムーズな送金や決済を行うことが可能となり、おすすめクーポン一覧も追加されたことでお得なクーポンも見つけやすくなっています。

さらに将来的にはさまざまなショップ・レストランなどのポイントカード・クーポンを統合的に管理するなど、LINE ウォレットがあらゆるお金のやり取りの入り口となり、スマホ上の“お財布”としての役割を果たすことをめざしていくとしています。



記事執筆:memn0ck


アプリ名:LINE(ライン) - 無料通話・メールアプリ
価格:無料
カテゴリ: 通信

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