H.I.Sと日本通信が合弁会社「H.I.S.モバイル」を設立!国境を超えても通信会社を自動で切り替えシームレスに利用できる海外旅行向け格安SIMの提供をめざす【レポート】



H.I.Sと日本通信が合弁会社「H.I.S.モバイル」を設立!

H.I.Sと日本通信は15日、主に海外への日本人旅行者を対象とした“格安SIM”の販売を主軸とする合弁会社「H.I.S.モバイル」の設立を発表しました。設立時の出資比率はH.I.Sが60%、日本通信が40%となり、仮想移動体通信事業者(MVNO)としての事業主体をH.I.Sが、そして仮想移動体サービス提供者(MVNE)としての事業主体を日本通信がそれぞれ持ち寄る形となります。

すでにH.I.S.モバイルでは国内向けのサービスとして2月15日より通話と500MB分のデータ通信料金が含まれた月額945円(以下全て税抜き)から利用できる「きままベストチョイスプラン」や5分間の通話かけ放題と500MB分のデータ通信料金が含まれた月額1,550円から利用できる「電話かけ放題プラン」の提供が開始しています。

さらに2月26日からは1GB分のデータ通信料金が含まれ月額990円から利用したデータ分だけ支払う従量制プラン「ネットピタットプラン」と、100MBのデータ通信料金が含まれ1GB利用ごとに350円の追加課金が可能な月額190円のデータ通信専用プラン「データ専用ネットピタットプラン」の2つのプランが提供開始予定です。

両社が主軸と考えている海外旅行者向けプランについては5月1日からの提供開始を予定しており、世界70カ国で利用できる日額500円のプランになる予定。容量は200〜300MB程度を検討しており、今後海外の通信事業者などと協議し決定するとのこと。

今回は2月15日に開催した「H.I.S.×日本通信 新規事業 記者会見」にて明らかにされたが両社が考える旅行者向け格安SIMの在り方とはどのようなものなのかをプレゼンテーションの模様とともに解説します。


本格的な事業展開に向け、まずは国内サービスから提供を行う


■海外旅行者の大きな負担となっている通信費用

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