KDDI、au向けモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05 HWD36」を発表!下り最大708Mbpsに加え、上りもCAに対応して最大75Mbpsに



au向け新モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05」が1月下旬に発売!

KDDIおよび沖縄セルラー電話は9日、都内にて今春に発売する「2018年春モデル」の説明会を開催し、下り最大708Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W05(型番:HWD36)」(Huawei Technologies製)を発表しています。

auでは昨年9月よりスマートフォン(スマホ)で提供されている3波の「キャリアアグリゲーション」(3CA)およびマルチアンテナ「4x4 MIMO」、多値変調方式「256QAM」による下り最大708Mbpsに対応し、さらに上りもCAや64QAMによって最大75Mbpsに対応しています。発売時期は2018年1月下旬を予定。


Speed Wi-Fi NEXT W05は下り最大708Mbpsおよび上り最大75Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーターです。前機種「Speed Wi-Fi NEXT W04(型番:HWD35)」でもソフトウェア更新によって下り最大708Mbpsには対応していたため、進化点は上りのCAと64QAMに対応したことで、従来の37.5Mbpsから倍の最大75Mbpsになりました。

下り最大708Mbpsおよび上り最大75Mbpsは4G LTEとWiMAX 2+のCAの場合で東名阪の一部エリアでのみ提供されており、WiMAX 2+のみ場合は下り最大558Mbpsおよび上り最大30Mbpsとなっています。なお、558Mbpsも提供エリアは東名阪エリアのみ。各提供エリアは公式Webページ「エリア | スマートフォン・携帯電話 | au」をご確認ください。



また外観も薄型フォルムと極限まで削ぎ落した潔い造形にスポーティーなカラーと質感を実現し、スピード感に溢れたデザインを採用しています。サイズは約130×55×12.6mm、質量は約131gと小型かつ軽量でいつでもアクティブに持ち出せるとのこと。本体カラーはブラック×ライムおよびホワイト×シルバーの2色展開。

前面にはタッチ操作に対応した約2.4インチQVGA(320×240ドット)TFT液晶を搭載し、バッテリーは2750mAhで、連続通信時間は約540分、連続待受時間(日本国内使用時)は約850時間(ともに初期設定時)、充電時間はTypeC 共通AC アダプタ 01利用時で約130分、TypeC 共通AC アダプタ 02利用時で約120分。

またこれまで利用していたモバイルWi-FiルーターのWi-Fi接続情報(SSID・暗号化モード・暗号化キー)をSpeed Wi-Fi NEXT W05へそのままコピーができる「Wi-Fi設定お引越し」機能を搭載し、モバイルWi-Fiルーターに接続していた機器側の設定変更が不要で非常に便利となっています。




専用クレードル

無線LAN(Wi-Fi)はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz対応)。テザリングは同時接続最大10台まで、Bluetoothテザリング(Version 4.1)は最大3台。充電端子はUSB Type-C(USB 3.0)を搭載。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズの「au Nano IC Card 04 LE」。NFCも搭載しており、NFCやQRコード、WPSによる簡単接続も利用可能。

付属品はUSB2.0TypeC-A変換ケーブル(試供品)で、別売またはセット購入で有線LAN端子を搭載した専用クレードルが用意されています。なお、国際ローミング「au世界サービス対応」にも対応しており、LTEとUMTSが利用可能。対応OSはWindowsR 7/8.1/10およびMac OS X v10.6/v10.7/v10.8/v10.9/v10.10/v10.11/v10.12/v10.13。





記事執筆:memn0ck


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・au 2018春モデル7機種を取り扱い | 2018年 | KDDI株式会社
・【ファーウェイの報道発表】モバイルWi-Fiルーター『Speed Wi-Fi NEXT W05』を「KDDI株式会社様」と「沖縄セルラー電話株式会社様」から1月下旬より発売開始
・Speed Wi-Fi NEXT W05(スピードワイファイネクスト ダブルゼロゴ)|データ通信端末|au
・Speed Wi-Fi NEXT W05_au | モバイルブロードバンド | ファーウェイ・グローバル

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