Visual Studio 2017をインストールしてAndroid SDKをWindows 10にインストールする方法を紹介!Windows・iOSアプリも並行して開発するのにオススメ【ハウツー】



Visual Studio 2017でAndroid SDKを利用できるようにする方法!

以前はAndroid向けアプリを開発するには「Eclipse」や「Android Studio」などの統合開発環境を利用して、Javaを使うのがセオリーでした。しかしながら、今ではJava以外にも「Kotlin」や、「Xamarin(C#.Net)」と「Visual Studio」などを使って開発できるようになりました。

特にXamarinについては非常に画期的でAndroidアプリだけでなく、WindowsアプリやiOSアプリも含めたマルチプラットフォームに対応できるようになっています。そこで前回はAndroid StudioをWindows 10に導入する方法を紹介しましたが、今回はVisual Studioを使ってAndroid SDKをインストールする方法をご紹介します。

【Visual Studio Community 2017のダウンロード】


Visual Studio 2017はMicrosoftが開発・提供している統合開発環境で、無料版から有料版までいくつかのエディションに分かれています。今回は無料版である「Visual Studio Community 2017」を導入します。

まずはVisual Studio Community 2017が配布されている「Microsoft Visual Studio ホームページ - Visual Studio」にアクセスして、ページ中程にある「ダウンロード」をクリックします。


すると、Visual Studio 2017の各エディションをダウンロードできる画面が表示されますので、その中の「Visual Studio Community 2017」の「無償ダウンロード」ボタンをクリックします。

【Visual Studio Community 2017のインストール】


続いて、Visual Studio Community 2017をインストールします。ダウンロードしてきたインストーラーをダブルクリックします。


プライバシーに関する声明と、ライセンス条項に同意するかどうか、確認を求める画面が表示されますので、それぞれ確認して問題無ければ「続行」をクリックします。


Visual Studioにインストールする機能一覧が表示されますので、画面をスクロールしていき、「.NETによるモバイル開発」をクリックして、チェックを入れます。


右欄の概要に「.NETによるモバイル開発」が登録されていることを確認し、「インストール」ボタンをクリックします。


すると、インストールの進捗画面が表示されます。インストールには少し時間がかかりますので、そのまま放置しておきます。


インストールが完了すると、画面に今すぐVisual Studioを開始する、というメッセージが表示されますので「開始」ボタンをクリックします。


Visual Studioを起動すると、初期設定画面が表示されます。Microsoftアカウントを持っているのであれば、ここでサインインすることでAzureを絡めた開発も出来るようになります。

今回は、特にログインせずに使用しますので、「後で行う」をクリックします。


次にVisual Studioのスタイルを選択できる画面が表示されますが、今回はデフォルト設定のまま使用するため、「Visual Studioの開始」をクリックします。

【Android SDKのアップデート】

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Visual Studioが起動しますので、「ツール」→「Android」→「Android SDK Manager」の順でクリックします。


すると、Android SDKを管理する画面、「Android SDK Manager」が表示されます。必要なものはすでにインストールされているのですが、アップデートを行うために「Install 10 packages...」をクリックします。


各ツールのライセンス条項に同意する画面が表示されますので、「Android SDK License」をまずクリックし、ライセンス条項を読み、問題無ければ、「Accept License」をクリックしてチェックを入れます。


次に、「Android SDK Preview License」をクリックし、同じくライセンス条項を読み、問題なければ「Accept License」をクリックしてチェックを入れ、「Install」ボタンをクリックします。


インストールが完了すると、画面左下に「Done loading packages」と表示されますので、右上の×ボタンをクリックします。

また、Visual Studioについても右上の×ボタンをクリックして終了させます。

【platform-toolsにパスを通す】


最後にVisual Studioを利用して、Android SDKをインストールすると、32ビットOSの場合は「C:\Program Files\Android\android-sdk」に、64ビットOSの場合は「C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk」にそれぞれインストールされます。

今回は64ビットOSにインストールしたので、platform-toolsの場所は、「C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools」となります。このパスをコピーしておきます。


エクスプローラーを立ち上げ、「PC」を右クリックして、「プロパティ」をクリックします。


「システム」画面が表示されますので、左欄の「システムの詳細設定」をクリックします。


すると、「システムのプロパティ」画面が表示されますので、「環境変数」ボタンをクリックします。


さらに「環境変数」画面が表示されますので、ユーザー環境変数欄の「Path」をクリックし、上側の「編集」をクリックします。


そして「環境変数名の編集」画面が表示されますので、「新規」ボタンをクリックします。


テキストエリアにカーソルが移りますので、先ほどコピーしておいたplatform-toolsのパスを貼り付けます。

[32bit]
C:\Program Files\Android\android-sdk\platform-tools

[64bit]
C:\Program Files (x86)\Android\android-sdk\platform-tools

パスの入力もしくは貼り付けが完了したら、「OK」ボタンをクリックします。先ほど表示された「環境変数」画面が表示されるので、右上の×ボタンをクリックし、「システムのプロパティ」画面についてもすべて閉じます。


パスが通ったか確認するために、スタートボタンを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」をクリックします。


Windows PowerShellが表示されますので、「adb」と入力して、Enterキーを押します。結果、adbが動作すれば導入は完了です。次は
Visual StudioでAndroid 8.x(開発コード名:Oreo)のエミュレーターを動かす方法を紹介したいと思います。

記事執筆:YUKITO KATO


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