民事再生手続中のプラスワン・マーケティングが残る「FREETEL」ブランドとスマホなどの端末製造販売事業をMAYA SYSTEMへ譲渡へ!今後のサポート体制は後日案内



FREETELブランドはMAYA SYSTEMへ譲渡へ!

プラスワン・マーケティング(以下、POM)は30日、スマートフォン(スマホ)など携帯電話機器の製造および販売(携帯端末製造販売事業および「FREETEL」ブランド)をMAYA SYSTEMに譲渡することで合意したと発表しています。

FREETELのユーザーへの影響を最小限に抑えるべく、民事再生手続開始を申立ててスポンサー候補のMAYA SYSTEMとの協議を重ねてきましたが、結果として携帯端末製造販売事業を譲渡することでサポート体制および販売の早期再建を行っていくことになったとしています。

事業譲渡予定日は2018年1月9日(火)となっており、POMが民事再生手続中であるため、東京地方裁判所によって事業譲渡の許可が出されることが条件となるとのこと。なお、今後のサポート体制については事業譲渡手続き完了後に案内するとしています。

同社は今年11月に同じくFREETELブランドで展開していた仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービス事業(一部サービス除く)を分社化して楽天に売却しました。

その後、残った携帯端末製造販売事業および一部の携帯電話サービス事業にてFREETELブランドを継続していましたが、12月4日に東京地方裁判所に再生手続開始の申立てを行い、事業の立て直しを図っていました。

民事再生手続きのスポンサーとしてMAYA SYSTEMが名乗りを挙げているとし、同社の支援・協力の下で事業の再生が図れるように具体的な協議を継続しているとしていましたが、最終的に事業譲渡をする方向となったということです。

今後、東京地方裁判所にて事業譲渡許可が出た場合にはMAYA SYSTEMがFREETELブランドの携帯端末製造販売事業などを継続していくことになると見られます。FREETELブランドとしては残りそうですが、POMとしては事実上終了ということになりそうです。

記事執筆:memn0ck


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