Apple、iPhoneやiPadなど向け最新プラットフォーム「iOS 11.2.1」を提供開始!auでVisual Voicemailをアクティベーションできない問題やゼロデイ脆弱性のあったHomeKitなどの不具合を修正



AppleがiPhoneなど向けiOS 11.2.1をリリース!

Appleは13日(現地時間)、iPhoneやiPadなど向けプラットフォーム「iOS」の最新バージョン「iOS 11.2.1」を提供開始したとお知らせしています。

変更点はau(KDDI)で「Visual Voicemail」をアクティベーションできない問題や以前に紹介したホームサービス「HomeKit」におけるフレームワークにゼロデイ攻撃を受け得る脆弱性などを修正しています。

なお、手元のiPhone Xなどでは各仮想移動体通信事業者(MVNO)でも「mineo」のAプラン(VoLTE対応)などのau回線を用いたサービスも含めて引き続き利用できていますが、どうしても心配な人は公式の動作確認を待ってみてください。

iPhoneやiPadなど向けの最新プラットフォームであるiOS 11は、正式版が日本時間9月20日にリリースされ、その後、次世代モデル「iPhone X」の発売に合わせて「iOS 11.1」が提供、さらに12月2日に「iOS 11.2」が提供されてきましたが、今回、そのiOS 11.2の不具合を修正したiOS 11.2.1が配信開始されました。

今回配信開始されたiOS 11.2.1の対象機種は、iOS 11の対象機種であるiPhone 5s以降およびiPad 5・iPad Air・iPad mini 2・iPad Pro以降、iPod touch(第6世代)も含めた合計20機種となっており、それぞれ無料でダウンロードしてアップデートすることが可能です。

アップデートは、各機種本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。また、iTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。

なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone Xで68.7MB、iPhone 8で69.1MBとファイルサイズはそれほど大きくはありませんが、携帯電話ネットワークのデータ通信量(GB)を減らしたくない場合にはWi-Fiなどを利用しましょう。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 11.2.1には、以下のiPhoneまたはiPadのバグの修正が含まれます:

・KDDIをご利用のお客様がVisual Voicemailをアクティベーションすることができない問題を修正
・“ホーム” Appの共有ユーザがリモートアクセスできない問題に対応

このアップデートのセキュリティコンテンツについては、次のWebサイトをご覧ください:

https://support.apple.com/ja-jp/HT201222


記事執筆:memn0ck


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