なぞってスクロールの「Exlider」が新しい!NTTドコモの“割れない”がコンセプトのタフネススマホ「arrows NX F-01K」を写真と動画で紹介【レポート】



富士通の割れないスマホ「docomo arrows NX F-01K」を写真と動画でチェック!

既報通り、NTTドコモが10月18日に今冬および来春に発売する「2017-2018年冬春モデル」を発表し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)TFT液晶を搭載したスマートフォン(スマホ)「arrows NX F-01K」(富士通コネクテッドテクノロジーズ製)を2017年12月8日(金)に発売します。

arrows NX F-01KはOSにAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)を採用し、チップセット(SoC)にQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 660」、内蔵メモリー(RAM)に4GBなどを搭載したミッドハイクラススマホです。

新たに画面のスクロールや拡大などに利用できる物理センサーボタン「Exlider(エクスライダー)」を採用し、米国国防総省の調達基準であるMIL規格の23項目に準拠するタフネスボディーが特長になっており、割れないスマホとしてプロモーションされています。

すでにドコモショップなどの店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」にて事前予約受付を実施しており、ドコモオンラインショップでも発売に先立って購入手続きが開始されていて、価格(税込)は紹介しているように本体代が88,128円で、実質負担金が他社から乗り換え(MNP)の場合に26,568円、新規契約および機種変更の場合に38,232円となっています。

今回は少し遅くなりましたが、10月18日に実施された発表会会場にてarrows NX F-01Kの実機に触れることができましたので、写真や動画を交えてファーストインプレッションをお送りいたします。


arrows NX F-01Kのカラーバリエーションは3色で、Moss GreenおよびIvory White、Blue Blackが用意されています。各色とも塗装はマットな質感になっており、タフネスボディーが売りのモデルだけに質実剛健な落ち着いたカラーリング、質感にまとめている印象です。


ディスプレイは約5.2インチフルHDで、先代の「arrows NX F-01J」では約5.5インチフルHD、先々代の「arrows NX F-02H」では約5.4インチフルHDとより大きなディスプレイを採用していましたが、ユーザーから「大きすぎる」や「持ちづらい」といった声が上がってきたということで、今回は持ちやすく、かつ、見やすさも確保できるサイズとしてサイズダウンしたとのこと。

ディスプレイ上部には約500万画素フロントカメラのほか、arrowsシリーズの特長とも言える生体認証機能として虹彩を用いる「IrisPassport」に対応した赤外線カメラも配置されています。

またディスプレイ上の受話用スピーカーと合わせ、本体下部のスピーカーと上下に配置されたステレオスピーカーになっており、Dolby Audioに対応しているため、臨場感あるサウンドを楽しめるようにもなっています。


背面は樹脂製で、マットな質感に加え、斜めにストライプ状のパターンが入っているため手に持った際のホールド感は優秀です。また約2300万画素リアカメラやLEDフラッシュ、おサイフケータイ(FeliCa)およびNFCのアンテナは背面上部に配置されています。


正面向かって左サイド。各種操作キーはこちら側に集約されています。arrows NX F-01Kの目玉機能とも言えるExsliderは、スクロール操作で上下にスライドするため、ボタン周囲が広く凹んだ形状になっています。

Exliderの操作方法ですが、キーをなぞるように上下に指を動かすことでスクロール。この際、指の移動量に応じスクロールの速さを調整できるため、使い慣れてくることで画面をスワイプするよりも快適に操作が可能です。

また拡大表示はキー表面を素早くタップすることで拡大されるのですが、拡大・縮小の操作のためにピンチイン・ピンチアウトを行うには両手でスマホを持つしかなく、片手しか使えない場面ですぐに拡大→縮小(元に戻す)の操作はかなり便利です。

また、Exliderは指紋認証センサーも兼ねています。虹彩認証や顔認証の弱点は、ロック解除のために一度スマホを持ち上げ、顔の前にかざす必要があること。そのため、机の上にスマホを置いてあり、新着通知について確認をしたい場面で都度持ち上げるのは何かと不便で、その度にパスワードなどでロック解除を行うのは煩わしく感じます。

その際、arrows NX F-01Kであれば虹彩認証だけでなく、指紋認証にも対応しているため、指紋認証でロックを解除できるので非常にスムーズに確認することが可能です。

逆に手袋をしていたり、お風呂あがりで指先がふやけているなど、指紋認証が利用できない場面では虹彩認証を利用することができるため、arrows NX F-01Kは富士通らしい、非常にセキュリティーに配慮された1台と言えるでしょう。


一方、正面向かって右サイドは非常にシンプルで、nanoSIMカードおよびmicroSDカードスロットと、ストラップホールのみとなっています。



本体上下側面は、上部に3.5mmのイヤホンマイク端子のみ、下部に充電端子としてUSB Type-C端子が配置されています。



また展示ブースではarrows NX F-01Kの堅牢性をアピールする展示が行われていました。arrows NXシリーズが採用する「NES SOLID SHIELD構造」として従来機種の堅牢なボディーをさらに進化させ、サイドフレームと背面側を金属の一体構造としたモノコックボディーになりました。

モノコック構造になったことで、落下時の衝撃やポケット内などで強く圧がかかった際にボディーが歪みづらく壊れづらいといったメリットがあるということです。

他にもSIMフリースマホ「[[arrows M04]]」などの同社の既存機種同様にディスプレイ周囲のエッジ部分を僅かにディスプレイよりも高くしたことで、落下時にディスプレイへの直接的なダメージを防ぐ作りにもなっているなど、普段使いで起こりうるトラブルにおいて壊れる可能性を、使い勝手を損なわずに低くする工夫が随所に設けられています。

arrows NX F-01Kですが、落ち着いた見た目、堅牢性の高いボディー、虹彩&指紋認証におるセキュリティー面の強化といった“ビジネス寄り”の機種といった印象を強くいだく人が多いように感じます。

しかしながら、Dolby Audio対応ステレオスピーカー、オンキヨー監修のサウンドチューニング、もちろんハイレゾ音源の再生対応、Bluetoothヘッドホンもapt-X HDにも対応するなど、エンターテイメント機能についてもトレンドを押さえています。

Exliderの操作感、富士通ならではのユーザーに寄り添う使い勝手のいいソフトウェアなども非常に便利なため、実際には誰にでもオススメできるオールランダーな1台と言えそうです。最後に説明員にarrows NX F-01Kの特長を紹介してもらいましたので動画で紹介しておきます。


動画リンク:https://youtu.be/PDRILoAievI



記事執筆:黒ぽん(迎 悟)


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