くまモバイルが「くまモン」をモチーフにしたオリジナルSIMフリースマホ「くまモンのすまフォン」を発表、12月以降発売予定!Wiko Tommyベースで外装プリントやVRゴーグルになる化粧箱など



Wiko TommyベースのSIMフリースマホ「くまモンのすまフォン」が発表!

コムテクノ傘下のくまモバイルは22日、熊本県PRマスコットキャラクター「くまモン」をモチーフにしたSIMフリースマートフォン(スマホ)「くまモンのすまフォン」(Wiko製)を発表しています。2017年12月以降に発売予定で、価格はベースモデル「Wiko Tommy(型番:P4903JP)」と同程度の15,000円程度になる見込み。

外装にくまモンをあしらったほか、組み立てると簡易型のVRゴーグルとしても使えるくまモンがデザインされた特別の化粧箱に入っており、VRコンテンツとして熊本城を観光できるアプリがプリインストールされています。また売上の数%が熊本地震の復興支援活動に寄付されるということです。


くまモバイルはコムテクノの営業会社としてくまモンを全面に押し出した仮想移動体通信事業者(MVNO)で、今年9月にスタートし、これまでにプリペイドSIMやデータ通信SIMカードを提供しています。

一方、Wikoはフランスに本拠を置くベンチャー企業で、くまモンは2017年のフランス観光親善大使に就任しており、くまモバイルから「熊本のためになることができないか」と持ちかけたことによってコラボスマホが誕生したということです。


基本仕様はWiko Tommyと同様で約5.0インチHD(720×1280ドット)IPS液晶や1.3GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 210 MSM 8909+」)、2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大64GBまで)、約800万画素リアカメラ、約500万画素フロントカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、A-GPS、2500mAhバッテリー(取外可)、3.5mmイヤホンマイク端子、microUSB端子(USB 2.0、OTG対応)など。

ディスプレイはオンセル技術対応、リアカメラのセンサーはソニー製。センサー類は、加速度センサーおよび光センサー、近接センサー、磁気センサー、ジャイロスコープ、デュアルマイクを搭載。OSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を搭載し、独自ユーザーインターフェース「Wiko UI」を採用。

SIMカードはmicroSIMカード(3FF)が2つで両スロットとも4Gや3Gにも対応しているものの、4Gと3GなどのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)には非対応。通信速度はLTE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbps。また低価格ながら高音質通話サービス「VoLTE」にも対応。

対応通信方式は4GのFDD-LTE方式でBand 1および3、8、18、19、3GのW-CDMA/HSPA+方式でBand 1および19、GSM/GPRS/EDGE方式で850および900、1800、1900MHz。連続待受時間は最大約270時間、連続通話時間は3Gで最大約900分、2Gで最大約1560分。サイズは約145.9×71.5×8.9mm、質量は約165g。

なお、ウイコウ・ジャパンでは数百台規模で納入しているとのことで、VRゴーグルになる化粧箱は凸版印刷と協力して制作しているとのこと。さらに売上の一部を1%でも熊本県に寄付するというMVNOがあれば独占的にくまモンのすまフォンを納入するとのこと。


また第2弾として同日に日本発売が発表された「Wiko View」をベースにしたモデルを企画しており、こちらは外装プリントだけでなく、壁紙などのコンテンツもくまモン仕様にしたいとしており、その場合は1万台規模にする必要があるということで、くまモバイル以外のMVNOや量販店などの販売拠点を募集中としています。



記事執筆:memn0ck


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