CEATEC JAPAN 2017:AIやARをキャラクター化して楽しむのがトレンド?!ガンダムの「ガンシェルジュ ハロ」や「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」などを紹介【レポート】



CEATEC JAPAN 2017に出展されたホビー系を紹介!

千葉県・幕張メッセにて2017年10月3日から6日までの4日間に渡ってエレクトロニクスとITテクノロジーの展示会「CEATEC JAPAN 2017」が開催された。

今年は「社会・街エリア」および「家・ライフスタイルエリア」、「デバイス・ソフトウェアエリア」、「特別テーマエリア」の4つのカテゴリー別で展示が行われたが、今回はその中からホビー系のAI(人工知能)やロボット、そしてレノボが10月より販売している「Star Wars/ジェダイ・チャレンジ」などを紹介していく。


まずはじめに紹介するバンダイナムコグループは「機動戦士ガンダム」に登場するロボット「ハロ」をモチーフにしたコミュニケーションロボット「ガンシェルジュ ハロ」などを出展していた。


ガンシェルジュ ハロは、AIの開発や会話データの監修をIBMとバンダイで行い、デザインおよび製造をVAIOが行う。

ゆらゆら揺れるハロらしい動きの再現ももちろんだが、なんと言ってもその豊富な語彙や独特の会話口調が凄い。マイペースで話し続けるのは、劇中のハロのような雰囲気を見事に再現しているように感じた。


サイズは原作の設定よりも小さく、家に置いても圧迫感がなくて良いのではないだろうか。


続いて、こちらはプログラミングできるコントローラーといったところだろうか、玩具プログラミングタブレット「NABACOM」だ。

展示ではメガサイズモデル「機動戦士ガンダムUC ユニコーンガンダム」にコントロール可能なLEDを搭載し、NABACOMでコントロールするデモが行われていた。


NABACOMは、「○○なら○○する」といったプログラミングをGUI上で行うことができる。デモ展示では「ボタンが押されたらLEDが点灯する」というサンプル例となっていたが、LEDの色や光り方を細かく調整することが可能であるため、ユニコーンガンダムらしい光り方以外も可能となっていた。


デモンストレーションで行われたユニコーンガンダム以外のプラモデルやジオラマ、そのほか一般のおもちゃなどに組み込むことで、新たな価値体験ができる面白そうなコンセプト展示だ。


四足歩行型ロボットをBluetoothでコントロール「MEKAMON」は、想像以上に動きが激しくユニークなロボットだ。その激しい動きに関しては動画を参照して欲しい。

一本の足に3個のモーターを搭載し、合計12個のモーターによる複雑な動きを、スマートフォンやタブレットのタッチパネルから簡単に操作することができる。

歩行や回転だけではなく、転んだり起き上がったりと、対戦ゲーム的な動かし方も可能となっていた。MEKAMONに搭載するカメラからAR(拡張現実)によるシューティングゲームを楽しむことができる。


動画リンク:https://youtu.be/jdEsRhbujwE


レノボブースにはARヘッドマウントディスプレイとスターウォーズに登場するライトセーバーをセットにしたStar Wars/ジェダイ・チャレンジの体験コーナーを設置。体験コーナーには30〜60分待ちの列ができていた。


ライトセーバーにはゲーム開始に使用するボタンと、ゲーム中に使用する特殊な効果を出せる黒いボタンが先端の方にあり、劇中のように両手持ちで使用するイメージだ。




底部には充電用のmicroUSB端子と電源スイッチがある。


こちらはヘッドマウントディスプレイにスマートフォン(スマホ)を固定するためのカートリッジ。ヘッドマウントディスプレイにはLightning端子もしくはAndroid向けのUSB端子(USB Type-CおよびmicroUSB)で接続を行う。


映像は上部に取り付けたスマートフォンから前方のハーフミラーに映し出され、現実世界と融合する。会場では黒い壁面に向かってデモ体験が行われていたが、ある程度暗い方が観やすいこともあり明るい会場内ではあえてこうした配慮を行っていたようだ。

なお、ライトセーバー・バトルの体験版は、現実世界が見えるARと言うこともあり、ライトセーバーを持つ自分の手がそのまま見えるので、雰囲気をより楽しむのであれば自分もコスプレするのも面白そうだ。直販価格は30,800円(税別)、11月中旬以降の出荷を予定しているとのこと。


タカラトミーブースにはAnkiのAIロボット「COZMO」を展示。子どものように無邪気にキューブと遊ぶCOZMOは、スマホやタブレットで動作をプログラミングすることも可能で、一連の動きを設定して自由に呼び出すことができる。


移動だけではなく入力した文字を読み上げることも可能だ。子ども向けの、ロボットを動かすためのプログラミング体験用途としても利用できる。


キューブを持ちあげる、転がす、運ぶなどのアクションは、プログラムのほかにCOZMOに搭載したカメラからインタラクティブにコントロール可能だ。タッチしたキューブをCOZMOは認識し、そのキューブを目指して移動しアクションを行う。




COZMOにはディスプレイが搭載されており、様々な表情の変化でCOZMOの状態を知ることができる。とにかくやんちゃでワガママと言った印象だが、時折失敗をするなど子犬のような面白さがあった。



記事執筆:mi2_303


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