NTTドコモがCAで4波を束ねた下り最大644Mbpsを10月末より提供開始!Sペン対応の最新6.3インチ外画面スマホ「Galaxy Note8 SC-01K」の対応周波数帯とCAの組み合わせも公開



NTTドコモが下り最大788Mbps対応スマホを4機種追加!Galaxy Note8の対応周波数帯なども明らかに

既報通り、今冬および来春に発売・開始する新製品や新サービスを披露する「2017-2018冬春 新サービス・新商品発表会」を開催し、LTE-Advancedの技術要素のひとつである「キャリアアグリゲーション(CA)」を利用した高速データ通信サービス「PREMIUM 4G」において新たに4つの周波数帯を束ねるキャリアアグリゲーション(4CA)を導入して下り最大644Mbpsを全国480都市(2017年11月末時点)で2017年10月末より提供開始すると発表しました。

これにより、すでに提供されている4x4 MIMOと3CA、256QAMによる下り最大788Mbpsのエリア以外でも通信速度が向上されるということです。対応機種は「Xperia XZ1 SO-01K」および「Xperia XZ1 Compact SO-02K」、「Galaxy Note8 SC-01K」、「V30+ L-01K」、「JOJO L-02K」のほか、今夏モデルの「Xperia XZ Premium SO-04J」および「AQUOS R SH-03J」はOSバージョンアップによって対応予定。

また同社では10月26日に発売されるGalaxy Note8 SC-01Kの詳細な仕様を公開し、携帯電話ネットワークにおける対応周波数帯やCAの組み合わせを明らかにしています。


788Mbpsの場合



732Mbpsの場合

NTTドコモでは今年9月より3波をCAで束ねた3CAとマルチアンテナ技術である4x4 MIMO、太刀変調方式の256QAMを利用し、下り最大788Mbpsの国内最速通信を提供しています。

これまではサービス開始当初に対応していたXperia XZ Premium SO-04JやAQUOS R SH-03J、「Galaxy S8+ SC-03J」に加え、後から対応したモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」の4機種でしたが、2017-2018冬春モデルにて新たにGalaxy Note8 SC-01KやXperia XZ1 SO-01K、V30+ L-01K、JOJO L-02Kの4機種が追加されました。

ただし、下り最大788Mbpsは2017年年9月末時点で東名阪の一部地域における全国約250都市において提供され、それ以外の地域では下り最大738Mbpsとなる上、4x4 MIMOに対応している必要があります。


そういった中で新たに4CAによる下り最大644Mbpsを導入し、より平均速度を上げ、安定して通信できるようにするということです。4CAは256QAMおよび2x2 MIMOで下り最大644Mbpsになるのが1.7GHz+2GHz+3.5GHz+3.5GHz(200Mbps+150Mbps+147Mbps+147Mbps)とのこと。

また他にも4CA+256QAM+2x2 MIMOは、下り最大594Mbpsが1.5GHz+2GHz+3.5GHz+3.5GHz(150Mbps+150Mbps+147Mbps+147Mbps)および800GHz+2GHz+3.5GHz+3.5GHz(1500Mbps+150Mbps+147Mbps+147Mbps)で提供されます。

中でも4x4 MIMOに対応していない小型機種のXperia XZ1 Compact SO-02Kは、下り最大788Mbpsや下り最大732Mbpsでは利用できないものの、4CA+256QAM+2x2 MIMOによる下り最大644Mbpsは利用できるため、恩恵を受けそうです。


4CAは全国480都市以上で提供(2017年11月末予定)

一方、これらの下り最大788Mbpsや下り最大644Mbpsにも対応したGalaxy Note8 SC-01Kの携帯電話ネットワークにおける対応周波数帯やCAの組み合わせも公開されています。

対応周波数帯では4G(FDD-LTE方式)のBand 1(2.0GHz帯)およびBand 3(1.7GHz帯)、Band 4(AWS)、Band 5(850MHz帯)、Band 7(2.6GHz帯)、Band 12(700MHz帯)、Band 13(700MHz帯)、Band 17(700MHz帯)、Band 19(800MHz帯)、Band 21(1.5GHz帯)、Band 28(700MHz帯)、4G(TD-LTE方式)のBand 38(2.6GHz帯)およびBand 39(1.9GHz帯)、Band 40(2.3GHz帯)、Band 41(2.5GHz帯)、Band 42(3.5GHz帯)、3G(W-CDMA方式)のBand 1(2.0GHz帯)およびBand 5(850MHz帯)、Band 6・19(800MHz帯)、2G(GSM方式)の850および900、1800、1900MHzとなっています。

またNTTドコモ網で利用する場合におけるCAの組み合わせは4CAがBand 1+19+42+42およびBand 1+21+42+42、Band 1+3+42+42、3CAがBand 1+19+21およびBand 1+3+19、Band 1+42+42、Band 3+42+42、Band 19+42+42、Band 21+42+42、2CAがBand 1+21およびBand 1+3、Band 19+3、Band 1+19、Band 19+21、Band 1+42、Band 3+42、Band 19+42、Band 21+42。

Galaxyシリーズでは下り最大788Mbpsに対応しているGalaxy S8+ SC-03Jが4CAに対応しないため、NTTドコモのフルネットワークを利用するにはGalaxy Note8 SC-01Kのみとなります。なお、Galaxy Note8 SC-01Kはすでに事前予約受付中で公式Webストア「ドコモオンラインショップ」での価格(税込)はすでに紹介しているように本体代金が126,360円で、月々サポートを引いた実質負担額が新規契約・機種変更なら76,464円、他社から乗り換え(MNP)なら26,568円とかなり高めですが、非常に満足度は高い製品なので是非店頭などでチェックしてみてください。



記事執筆:memn0ck


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