美しい曲面ガラスボディーにダブルレンズカメラが魅力!ファーウェイのSIMフリースマホ「honor 9」のプリインアプリや内蔵機能を紹介【レビュー】



積層ガラスの曲面ボディが美しいSIMフリーハイクラススマホ「honor 9」のプリインアプリをチェック!

既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)から10月12日に発売された新しいSIMフリースマートフォン「honor 9」は背面が積層ガラスの美しい鏡面ボディーが魅力です。

また同社のフラッグシップスマホ「HUAWEI P10」シリーズなどのようにライカ(Leica)の画像処理技術こそ搭載していませんが、HUAWEI P10と同様にリアカメラにモノクロとカラーの2つのカメラを搭載し、鮮明でくっきりとした写真が撮れるようになっています。

そんなhonor 9について今回は、まずプリインストールアプリや主な内蔵機能などを紹介していこうと思います。

【ファーウェイスマホお馴染みのシンプルなホーム画面】

ホーム画面はファーウェイのスマホではお馴染みのドロワー(アプリ一覧)のないシンプルなもので、購入時の初期ホーム画面数は2枚となっています。


honor 9のホーム画面

GmailやGoogleマップなどのGoogleのアプリは「Google」のフォルダーに、コンパスや電卓、懐中電灯などのアプリは「ツール」のフォルダーにそれぞれまとめられています。なお、Webブラウザ「Chrome」とアプリ配信マーケット「Playストア」(Google Playストア)のアプリのみフォルダー外にあります。


「Google」フォルダー内のアプリ



「ツール」フォルダー内のアプリ

ホーム画面は全部で3タイプ用意されており、デフォルトで選択されているアプリ一覧のない「標準」のほか、ホーム画面とアプリ一覧のある「ドロワー」、大きなアイコンとシンプルな機能のみをまとめた「簡易モード」を選ぶことができます。

注意点としてはホーム画面の選択は本体設定一覧の「ホーム画面のスタイル」から設定できるのは「標準」と「ドロワー」のみとなっており、簡易モードを選ぶ際は「詳細設定」を選択してからから「簡易モード」を選ぶことで適用可能となっています。


「ホーム画面のスタイル」設定画面(画像=左)と「簡易モード」選択の画面(画像=右)


【サードパーティアプリ一切なし(例外あり)】

前述のホーム画面に配置されたアプリアイコンを見ての通り、honor 9にはファーウェイが提供するツール系アプリやGoogle検索などのGoogleのAndroid向けの標準的なアプリ以外はプリインストールされておらず、ユーザー自身で必要なアプリをダウンロードしていくことになります。まさに「まっさらな状態」なので、自分だけのスマホに染め上げていくのも楽しいでしょう。

一方で、楽天モバイルが販売しているhonor 9に限り、楽天市場などの楽天関連のアプリがプリインストールされた状態となっています。ただし、これらのアプリもアンインストールは可能となっているとのこと。

楽天ブックスやラクマなどのサービスを利用しているのであれば、インストールする手間が省けるので、楽天モバイル版を選択するのも悪くないでしょう。

またプリインストールアプリではありませんが、スワイプダウンのメニューから画面内にあらかじめ設定した特定機能を呼び出す常駐して表示できる「フローティングボタン」やゲーム画面の録画に利用できる「スクリーン録画」機能を実行することができます。


スワイプダウンメニューは通信のオンオフ設定などのほか、一部機能の呼び出しや直接の実行が可能


【写真をもっと撮りたくなるカメラ機能】

honor 9はファーウェイのプレミアムスマホ「Mate」シリーズやフラッグシップスマホ「P」シリーズと同じようにモノクロセンサーとRGB(カラー)センサーの2つのレンズからなるリアカメラを搭載しており、非常に美彩な写真を撮ることができます。



こちらの写真はhonor 9のオートモードで撮影し、縮小のみ行ったもの



モノクロ撮影のオートモードで撮影し、縮小だけ行った写真

honor 9はMateシリーズやPシリーズにも搭載されている「ワイドアパーチャ」機能も搭載しています。撮影した後の写真から焦点を変えることが可能で、人物ポートレートや静物の写真をさらに魅力的なものにできます。

モノクロ写真もモノクロに特化したセンサーのおかげで輪郭のクッキリした非常に見映えの良い写真が撮影できます。ファーウェイのダブルレンズスマホのカメラ機能が未体験の人ならモノクロ写真の見方が変わるかもしれません。

なお、ズーム機能においては光学ズームには非対応ですが、高画素モノクロセンサーを活用した「ハイブリッドズーム」機能を搭載しており、2倍までであれば、精細さを保ったままに被写体を拡大することができます(デジタルズームは10倍まで拡大可能)。


同じ場所からのズームなし撮影(画像=左)とx2ハイブリッドズーム(画像=右)

また、カメラアプリのUI(ユーザーインターフェイス)も使いやすく、MateシリーズやPシリーズに搭載されているライカ関連のエフェクト機能がないことやシャッター音が異なるなどの違いがありますが、それ以外の部分についてはほぼ同じものとなっています。


honor 9のカメラアプリ画面



カメラアプリの設定画面

ダブルレンズカメラはhonor 9の最大の魅力のひとつとも言える機能で、本機を持っているだけで何気ない風景でもついつい写真に収めたくなる魅力があります。

今回はちょっと駆け足気味でしたが、ホーム画面の紹介やプリインストールアプリやカメラ機能の解説などをお送りしました。

次回はベンチマークアプリをつかって本機の性能を計ってみたいと思いますので、お楽しみに。

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記事執筆:河童丸


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