IFA 2017:最新フラッグシップスマホ「LG V30」が展示!縦長6インチほぼ全画面デザインやF1.9ガラスレンズのデュアルカメラ、クアッドDAC、防水・防塵・耐衝撃など【レポート】



IFA 2017で展示されていた新スマホ「LG V30」を紹介!

既報通り、LG Electronics(以下、LG)がドイツ・ベルリンにて2017年9月1日(金)から9月6日(水)まで開催されていた世界最大級の家電見本市「IFA 2017」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、同社のフラッグシッププレミアムスマートフォン(スマホ)「V」シリーズの最新モデル「LG V30」を発表した。

すでに韓国では2017年9月21日(金)に発売され、アメリカやアジア、ヨーロッパ、アフリカ、中東などの主要な国・地域で順次販売される予定。現時点では日本への投入については明らかにされていないが、昨年は前機種「LG V20」の派生モデルとしてNTTドコモ向け「V20 PRO L-01J」やau向け「isai Beat LGV34」が日本で発売されているだけに期待したいところだ。

今回は少し遅くなったが、IFA 2018でのLGブースで実際にLG V30の実機を試した模様を写真を交えて紹介したいと思う。なお、LG V30は内蔵ストレージ(UFS 2.0)が64GBモデルで、128GBモデルに増量した「LG V30+」も用意されている。


ほぼ全画面ディスプレイになったLG V30。画面専有面積は81.2%

LG V30はLG V20の後継機種ですが、新たに今春に海外で発表された「LG G6」と同様にアスペクト比が9:18の縦長画面による“ほぼ全画面デザイン”を採用し、約6.0インチQHD+(1440×2880ドット)有機EL(OLED)フルビジョン(FullVision)ディスプレイ(約538ppi)を搭載した。画面はHDR 10に対応し、色域はsRGBで148%、より低温な7500Kに調整されており、クールで鮮やかな印象を受ける。

なお、ほぼ全画面デザインとなったことで、V20などのVシリーズに搭載されていたセカンドディスプレイは廃止され、代わりに有機ELの特性を活かした常時点灯機能「Always on Display (AOD)」とフローティングバーへと進化している。




LG V30の背面には指紋センサーも搭載されており、生体認証は他に音声認識や顔認識に対応

本体色はAurora Black(オーロラブラック)およびCloud Silver(クラウドシルバー)、Moroccan Blue(モロッカンブルー)、Lavender Violet(ラベンダーバイオレット)の4色展開で、サイズは約151.7×75.4×7.3mm、質量は約158g。

同社では6インチオーバーでは最軽量だとしている。縦長になったので実際の画面面積は従来の9:16よりも狭いために判断は難しいのだが、少なくとも5.8インチの「Galaxy S8」や「iPhone X」と比べると数値的には軽く、Galaxy S8+と持ち比べたところ軽く感じた。

機種LG V30Galaxy S8Galaxy S8+iPhone X
画面6型QHD+5.8型QHD+6.2型QHD+5.8型QHD+
大きさ mm151.7×75.4×7.3148.9×68.1×8.0159.5×73.4×8.1143.6×70.9×7.7
重さ g158155173174

外装はディスプレイを覆う前面だけでなく、背面も強化ガラス「Corning Gorilla Glass 5」(カメラ部分のみ「Corning Gorilla Glass 4」)を採用し、本体側面のエッジも滑らかにカーブして手のフィット感も良く、背面は光沢がある質感になっている。

また防水・防塵(IP68準拠)だけでなく、米軍調達基準「MIL-STD 810G」のおける14項目の落下耐性試験をクリアした耐衝撃性能にも対応。この耐久性と引張強度を高める機構として新たにメタルフレームに建造物の端を結合する手法「H形鋼構造」を採用しているという。


背面にはLG V20に続いてデュアルレンズカメラを搭載し、同様に標準レンズと広角レンズという構成を継承しつつ、レンズの明るさなどを強化してメインのほうはスマホ初のF1.6のクリスタルクリアレンズを搭載した。

スペックとしては標準レンズのメインカメラが画角71°でF1.6レンズと約1600万画素センサー(1画素1.0μm)、ワイドアングル撮影に対応した広角レンズのサブカメラが画角120°でF1.9の約1300万画素センサー(1 /3.4型、1画素1.0μm)となる。

またメインの標準レンズのほうは光学式手ブレ補正(OIS+ 2.0)や電子動体ブレ補正(EIS)、レーザー検知オートフォーカスとフェーズ検知オートフォーカスを統合したハイブリッドオートフォーカスに対応。

さらにデュアルレンズカメラモジュールはLG V20と比べて小型になっており、背面のでっぱりは小さくなってより平面に近づいているのもポイントだ。なお、フロントカメラは画角90°でF2.2のレンズと約500万画素センサーを搭載。




カメラ機能では「CINE EFFECT」やポイントズーム機能による「CINE VIDEO MODE」機能で誰でもプロのような動画制作を行うことができ、多くの映画作品にある色調で強調された高品質動画を撮ることが可能となっている。

また通常のカメラではフレームの中央でのズームインのみだが、ポイントズーム機能によってズームスライダーによってフレーム内の被写体の位置に関わらず、任意の被写体上でスムーズにズームインすることができる。CINE EFFECTはロマンチックコメディ、夏の超大作、ミステリー、スリラー、クラシック映画などといったプリセットされた15のパレットから映画のような色彩効果を選択可能。

さらに「LG-Cine Log」ではより柔軟な動画撮影が可能で、幅広いダイナミックレンジと色域を残す機能によって画像の詳細な情報をより正確に保存でき、ポストプロダクションでユーザーが望むログガンマ曲線での動画録画にも柔軟に対応する。

その他、写真撮影においてもマニュアルモードで使える「Graphy」機能が追加され、プリセットされた画像を選択してシャッターを押すだけで、クオリティーの高い写真を撮影可能で、GraphyのWebサイトやアプリから画像を選択し、ホワイトバランスやシャッタースピード、ISO感度などの設定を適用することもできるようになっている。


LG V30の右側面



LG V30の左側面



LG V30の上側面



LG V30の下側面

主な仕様は64bit対応のQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835(MSM8998)」および4GB LPDDR4x内蔵メモリー(RAM)、microSDカードスロット(最大2TBまで)、USB Type-C 2.0(USB 3.1互換)、NFC、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0 BLE、Android 7.1.2(開発コード名:Nougat)、UX 6.0+、Daydream Readyなど。

電池容量は3300mAhバッテリー(取外不可)で、急速充電「Quick Charge 3.0」やワイヤレス充電にも対応。音声認識は「Google アシスタント」に対応し、Google Homeを使えば、洗濯機やドライヤー、冷蔵庫、空気清浄機、オーブン、エアコン、ロボット掃除機などの一部のLG家電とGoogle アシスタントで連動するとのこと。

また性能を最大限に引き出すためにヒートパイプと冷却パッドを内蔵することで、内部の熱を素早く放熱することができるようになっている。


音響面ではQuad DACが新たに「32bit Advanced Quad DAC」に進化し、DACのICにESS Technologies製ハイエンドチップ「Sabre ES9218P」を搭載した。またB&O PLAYによるサウンドチューニングに加え、新たにスマホで初めてMQA(Master Quality Authenticated)技術に対応し、ハイレゾオーディオのストリーミングが利用可能となった。

自分好みにするカスタマイズも充実しており、デジタルフィルター(ショート・シャープ・スロー)とHi-Fiサウンドプリセット(エンハンス・ディテール・ライブ・ベース)が用意。さらに録音能力も向上し、通話用受話器をオフにしてマイクとして利用することでより高品位な録音ができる「HDオーディオレコーダー」に対応している。


動画リンク:https://youtu.be/AHGIBaLuENM

記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:佐野 正弘


■関連リンク
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・IFA Berlin: LG’s Grand Opening at 2017 IFA - LG IFA 2017 | LG MAGAZINE

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