HMD Global、ノキアブランドの新ハイエンドスマホ「Nokia 8」を発表!ZEISSレンズのデュアルカメラや5.3インチWQHD液晶、Snapdragon 835、4GB RAMなど



新スマホ「Nokia 8」が発表!ZEISSレンズのダブルレンズカメラ搭載

HMD Globalは16日(現地時間)、新たに「ZEISS(ツァイス)」レンズを採用したカメラなどを搭載する「Nokia(ノキア)」ブランドのAndroid 7.1.1(開発コード名:Nougat)採用ハイエンドスマートフォン(スマホ)「Nokia 8」を発表しています。発売時期は2017年9月よりグローバル市場で順次となっており、価格は欧州では599ユーロ(約78,000円)。

ZEISSレンズのほか、Androidスマホにおいて3つの世界初をもたらし、約5.3インチWQHD(1440×2560ドット)IPS液晶やQualcomm製クアッドコアCPU「Snapdragon 835(MSM8998)」、4GB LPPDDR4X内蔵メモリー(RAM)などを搭載し、外観も2.5Dガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)とアルミニウム素材によるユニボディーデザインで高級感のある製品に仕上がっています。


HMD Globalは鴻海科技集団(Foxconn Group)の子会社であるFIH Mobileと共同でMicrosoftから携帯電話端末事業のうちのフィーチャーフォン(従来型携帯電話)部門を買収し、新たにNokiaブランドの使用権を得て、Nokiaブランドのフィーチャーフォンに加え、新たにNokiaブランドのスマートフォン(スマホ)を独自に開発・製造しています。

今回、これまでのHMD Globalが開発するNokiaブランドのスマホの中でも最もハイスペックなNokia 8が発表されました。他社のハイエンドモデルと同等のSnapdragon 835や4GB RAMなどの高性能を備え、かつ、Nokia時代にも搭載していたZEISSレンズを再び採用しています。



また背面のリアカメラは2つのレンズとセンサーによるデュアルレンズカメラとなっており、レンズは両方ともF2.0および広角76.9°、センサーは1つが約1300万画素カラーでもう1つが約1300万画素モノクロ(ともに1画素のサイズは約1.12μm)で、カラーセンサーのほうは光学手ブレ補正(OIS)にも対応し、像面位相差オートフォーカス(PDAF)や赤外線(IR)によるレーザーオートフォーカス、デュアルトーンFLASHライトにも対応。

前面のフロントカメラも同じ約1300万画素カラーセンサー(1画素のサイズは約1.12μm)でPDAFに対応し、F2.0および広角78.4°のレンズを搭載。ライトはディスプレイを光らせたフラッシュに対応。ディスプレイは最大700nits。さらにリアカメラとフロントカメラを同時に撮影できる「Dual-Sight」モードを搭載し、写真と動画の両方を分割した同時に撮影でき、ライブストリーミングにも対応しています。

音響面でもハリウッドでも採用されているスマホでは世界初の独自技術「Nokia OZO Audio」を導入し、空間を360°で音を録音することで4Kムービーなどではより没入感のある思い出を残すことができるようになっているとのこと。


サイズは約151.5×73.7×7.9mm、質量は約160g、本体色はPolished BlueおよびTempered Blue、Steel、Polished Copperの4色展開。側面が先端に向かって薄くなっており、最薄部は4.6mmとなるラウンドフォルムを採用し、側面や背面などは6000シリーズのアルミニウムを40段階のプロセスで加工や研磨しているとのこと。

さらに一部の色では20時間以上かけて高光沢の鏡面仕上げが施されています。また生活防水および防塵(IP54準拠)にも対応。ディスプレイの下中央には指紋センサーを兼ねたホームキーがあり、その左右には静電式の戻るキーおよび履歴キーといったナビゲーションボタンが搭載されています。



内蔵ストレージはUFS 2.1を採用し、Polished Blueのみが128GB、その他の色では64GBを搭載。その他の仕様はmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)や3090mAhバッテリー(取外不可)、急速充電「Quick Charge 3.0」、USB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)、3.5mmイヤホンマイク端子、MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0、NFC Type A/B、ANT+、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BDS)、環境光センサー、近接センサー、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、磁気センサー、気圧センサーなど。

モバイルネットワークでは3波のキャリアアグリゲーション(3CC CA)に対応したLTE UE Category 9による下り最大450Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応。周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および2、3、4、5、7、8、20、28、TD-LTE方式でBand 38および39、40、41、3GのW-CDMA方式でBand 1および2、4、5、8、TDS-CDMA方式でBand 34および39、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。


動画リンク:https://youtu.be/ojh0BP_baxI

記事執筆:memn0ck


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