NTTドコモの月額980円の基本料金プラン「シンプルプラン」の申込が開始!カケホーダイからの変更方法や変更時の注意事項をまとめて紹介、一部割引は対象外に



shimajiro@mobiler

NTTドコモが4月27日に発表したXi契約のスマートフォン(スマホ)およびケータイ向けの「カケホーダイ&パケあえる」における新しい基本プラン「シンプルプラン」の申込受付が本日5月24日より開始された。

受付開始日に行われた「2017夏 新サービス・新商品発表会」」でも家族などで複数契約している人で家族間の通話以外はあまり使わない人向けであることが紹介された。

そこで今回はシンプルプランへのプラン変更方法やプラン変更に伴って対象外となる割引などをまとめて紹介したい。

【シンプルプランへの変更手続】

シンプルプランへの料金プラン変更は、すでに提供されている他の料金プランと同様に「オンライン(ドコモオンライン手続)」または「電話(ドコモインフォメーションセンター)」、「ドコモショップ」にて手続きが可能だ。

契約種別の変更(FOMA↔Xi)などを伴わない料金プランの変更の場合は変更手数料は無料となる。以下にオンラインや電話での手続方法をざっくりと簡単に紹介しておく。

●ドコモオンライン手続から「料金プラン変更」

ドコモオンライン手続より変更可能

オンラインでは「ドコモオンライン手続( https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/apply/ )」より24時間受付可能だ。手順は以下の流れとなる。

1)dアカウントにログインする

2)dアカウントにログイン後、変更する料金プランにシンプルプランを選択して料金プラン変更を行う

3)料金プラン変更にて料金プラン「シンプルプラン」を選択する

なお、ドコモオンライン手続の料金プラン変更ページには、「カケホーダイプラン」(およびカケホーダイライト)からシンプルプランへ変更する場合、適用タイミングを「翌月から適用」にした上で手続をしてください。と記載されている。

【「カケホーダイライト」および「シンプルプラン」へプラン変更されるお客様へ】
■「カケホーダイ」から「カケホーダイライト」および「シンプルプラン」、「カケホーダイライト」から「シンプルプラン」へプラン変更される場合は、必ず「来月から適用」でお手続きしてください。

4)適用タイミングは「来月から適用」を選択する

●電話:NTTドコモ インフォメーションセンター
<ドコモインフォメーションセンター>
NTTドコモの携帯電話、スマートフォンから:151(無料)
その他一般電話などから:0120-800-000(無料)

ドコモインフォメーションセンターへの電話にて手続を行う場合、ガイダンスに従って4>各種サービスのご案内 → 1>料金プラン・割り微々サービスを選択する。


各種サービスのご案内>料金プラン・割引サービス

ドコモインフォメーションセンターでの変更の場合、本人確認のために氏名など個人情報のほか、ネットワーク暗証番号などが必要となる。

●店頭:ドコモショップ
料金プラン変更は、ドコモショップでの手続も可能。細かな点で不安のある人や家族の回線もまとめて料金プランを変更するなどの場合は、ドコモショップを訪問しての手続もあり。ただし、都内を中心にドコモショップは混雑していることも多い点は注意したい。

【Xi対応スマホ・ケータイが対応、タブレットやルーターは対象外】

シンプルプランに対応する機種はXi対応のスマホおよびケータイのみとなる。FOMA契約のままではシンプルプランの申込ができないほか、Xi対応機種でもタブレットやモバイルWi-Fiルーターで使っている回線ではシンプルプランへの申込ができない。

シンプルプランの月額料金は、2年契約時で月額980円となっており、データ通信端末やタブレット向けの「データプラン」よりも月額料金が割安だ。

シンプルプラン対象外となっているタブレットやモバイルWi-Fiルーターで、シンプルプラン契約のSIMカードを利用することも一応可能ではあるものの、シンプルプラン契約のSIMカードをタブレットやモバイルWi-Fiルーターで利用すると「指定外デバイス利用料」として利用するデバイスに応じて料金が加算される。

当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でもライターとして参加している元携帯電話販売店員で料金プランにも詳しい黒ぽん(迎悟)氏のブログ「kuropon.mobi」によると、シンプルプラン契約時の「指定外デバイス利用料」は、タブレット端末向けが月額720円、モバイルWi-Fiルーターなどのデータ通信端末向けが月額220円とのこと。

シンプルプラン月額料金と指定外デバイス利用料を合算すると、それぞれのデバイス向けのデータプランの料金と同額となるため、データプランで利用する機種で利用する回線をシンプルプランに変更することで月額料金を節約することはできない。

【「シェアパック」契約が必要、親回線でも子回線でもOK】

利用中の機種がXiスマホまたはケータイであること以外にシンプルプランが申込できる条件として指定されているのは、複数回線向けのパケットオプション「シェアパック」を契約していることがある。

NTTドコモのシェアパックは家族(複数回線)向けのパケットパックで、最も月額料金の安い「シェアパック5」(月当たり5GB)が月額6,500円(ずっとドコモ割適用なしの場合)にて提供されている。


シェアパック一覧

シェアパック(子回線の場合はシェアオプション)を契約している状態であれば、シェアグループ内のすべての回線(親+子)がシンプルプランに変更可能だ。なお、シンプルプランでも同一ファミリーグループ内の音声通話は使い放題になるので、ファミリー割引グループ内の通話が多い場合も安心となっている。

【「カケホーダイ」からの変更適用は翌月1日から】

既存の新料金プラン(「カケホーダイプラン」や「カケホーダイライトプラン」)からシンプルプランへの変更の場合、料金プランの適用タイミングは「翌月1日」となる。

このため、すでにカケホーダイなどの新料金プランを契約中の場合に2017年5月中に手続を行った場合、シンプルプランが適用されるタイミングは6月1日から。なお、新たに新規契約や他社から乗り換え(MNP)で契約してシンプルプランに申し込んだ場合は契約当日より料金プランが適用される。

同様の内容は、NTTドコモの料金プランを説明している公式Webページ「シンプルプラン(スマホ) | 料金・割引 | NTTドコモ」にも記載されている。

シンプルプランは2017年5月24日受付開始予定です。カケホーダイプランやカケホーダイライトプランからの変更の場合は、2017年6月1日適用開始となります。

【月々サポート、端末購入サポートは継続適用、学割などは対象外に】

カケホーダイやカケホーダイライトなどの料金プランからシンプルプランへ変更した場合でも月額料金の割引きである「月々サポート」や端末購入時に本体代を大幅割引する「端末購入サポート」の割引は継続適用される。カケホーダイからシンプルプランへのプラン変更だけでは、端末購入サポートの違約金も発生しない。

もちろん、シンプルプランへの変更後に機種変更を行った場合でも月々サポートや端末購入サポートの割引は適用されるので、NTTドコモの主要な割引に関して言えばシンプルプランでも心配は不要だ。こちらも先ほどの黒ぽん氏のブログでも紹介されている。

ただし「学割」や「はじめてスマホ割」など、年齢や特定の条件を満たした場合に適用される割引に関しては割引の対象外になる点には注意が必要だ。また、MNPによって適用されていた「NTTドコモにチェンジ割」も対象外となる。シンプルプランで適用対象外となる割引は以下の通り。

・NTTドコモの学割
・はじめてスマホ割
・U25応援割
・シニアはじめてスマホ割
・NTTドコモにチェンジ割

すでに月末に近くなっており、6月に入ってしまって申し込むと翌月から適用なので、7月からとなってしまうため、シンプルプランを申し込もうと思っている人は早めに申込を行うと良いと思われる。



記事執筆:shimajiro@mobiler


■shimajiro@mobiler
■カケホーダイ→シンプルプランへの変更方法・変更時の注意事項まとめ。一部割引は対象外に

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・シンプルプラン(スマホ) | 料金・割引 | NTTドコモ

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