NTTドコモ、新フラッグシップスマホ「Galaxy S8 SC-02J」を発表!縦長5.8インチのInfinity DisplayやSnapdragon 835、4GB RAMなどを搭載し、6月上旬発売



docomoが5.8インチスマホ「Galaxy S8 SC-02J」を発表!

NTTドコモは24日、今夏以降に発売する新モデルや提供開始する新サービスを披露する「2017夏 新サービス・新商品発表会(docomo Collection 2017)」」を開催し、約5.8インチWQHD+(1440×2960ドット)Super AMOLED(有機EL)や64bit対応オクタコアCPU、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイスペックなAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)採用のスマートフォン(スマホ)「Galaxy S8 SC-02J」(サムスン電子製)を発表しています。

発売時期は2017年6月上旬を予定しとえり、本日5月24日(水)11時15分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。また5月24日から発売日までの期間に予約して購入し、キャンペーンサイトにて応募することで「Galaxy Gear VR with Controller」がプレゼントされるキャンペーンも実施。

今年2月にスペイン・バルセロナにて開催された「MWC 2017」に合わせて発表された「Galaxy S8」および「Galaxy S8+」ですが、ようやく日本でも昨日のau向け「Galaxy S8 SCV36」に続いてNTTドコモから発売することが発表されました。グローバル版でも防水・防塵に対応していますが、au版と同様にNTTドコモ版でもおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグにも対応。

またNTTドコモ版ではGalaxy S8 SC-02Jはオーキッド グレーおよびコーラル ブルー、ミッドナイト ブラックの3色が販売され、従来の日本向けと同様にSAMSUNGロゴはなく、背面上部にdocomoロゴとなっており、背面下部にGalaxyロゴが配置されています。

さらにNTTドコモ向けにはより大きなサイズの約6.2インチWQHD+ディスプレイを搭載した「Galaxy S8+ SC-03J」も同時に発売されますが、違いとしてはグローバル版などと違ってサイズや電池容量以外にも3.5GHz帯(Band 42)への対応・非対応もあり、Galaxy S8 SC-02Jは非対応で下り最大500Mbpsとなっています。



Galaxy S8およびGalaxy S8+はサムスン電子の最新フラッグシップスマホです。特長は縦長になったアスペクト比9:18.5のディスプレイで、従来のエッジスクリーンのように左右が大きく曲がり、正面から見るとほぼフレームレスのようになっています。

解像度は従来の「Galaxy S7 edge」などのQuad HD(1440×2560ドット)から縦に400ドット伸びたQuad HD+(1440×2960ドット)となり、Android 7.0(開発コード名:Nougat)の大きな特長であるマルチウィンドウでほぼ正方形で上下2つの機能を同時に表示できるようになっています。

また画面が縦に伸びた分、ディスプレイの下にあったホームキーなどのナビゲーションキーがソフトウェア表示となり、上下のディスプレイの枠(ベゼル)も狭くした“ほぼ全画面デザイン”となりました。

さらに画面上に表示されるホームボタン部分にはディスプレイの下に感圧センサーとフィードバック装置が内蔵され、iPhone 7シリーズなどのTapTicエンジンのように押したよう感じられるように。なお、画面内に表示されるホームボタンの左右の戻るボタンとアプリ履歴ボタンは設定で入れ替えが可能。

これまでホームキーに内蔵していた指紋センサーは背面のリアカメラの横に移動され、新たに虹彩認証「Iris Passport」(虹彩は黒目の瞳孔の外側にあるリング状の部分)や顔認証にも対応。Galaxy S7 edgeからの変更点ではmicroUSB端子がUSB Type-C端子(USB 3.0)になっています。

Galaxy S8およびGalaxy S8+の違いとしては主に画面サイズと電池容量、それに伴う大きさや重さで、画面サイズはGalaxy S8が約5.8インチ、Galaxy S8+が約6.2インチとなっており、その他の主な比較は以下の通り。

製品名Galaxy S8Galaxy S8+
型番SC-02JSC-03J
大きさ149×68×8.0mm
(最厚部 約8.2mm)
160×73×8.1mm
(最厚部 約8.3mm)
重さ150g173g
画面5.8型有機EL
1440×2960ドット
6.2型有機EL
1440×2960ドット
電池容量3000mAh3500mAh
本体色オーキッド グレー
コーラル ブルー
ミッドナイト ブラック
ミッドナイト ブラック
アークティック シルバー

なお、Galaxy S7 edgeなどのAndroid 7.0 Nougatでも導入されている表示解像度を下げる機能にも対応しており、標準ではフルHD+(1080×2220ドット)表示となっており、設定からQuad HD+に変更してより美しい写真や映像などが表示できるようになっているとのこと。また画面はより美しく表示できる「MOBILE HDR PREMIUMTM」技術にも対応。

大まかなデザインは、Galaxy S6 edgeやGalaxy S7 edge、Galaxy Note7などを継承しており、アルミ素材のメタルボディーと強度の高いガラスによる高い質感となっており、IP68準拠の防水に対応し、USB Type-C端子(USB 3.0)および3.5mmイヤホンマイク端子はともにキャップレス防水になっています。

またGalaxy S7 edgeやGalaxy Note7のように背面側も左右端が湾曲しており、さらに四隅の角も丸みのあるコーナーとなっているため、滑らかなカーブで手にフィットして持ちやすくなっています。さらにリアカメラ部分は同一平面上に見えるよう配置。

画面は強化ガラスを採用しており、Galaxy S7シリーズと同様にディスプレイをピクセル単位で光らせることで時計などを部分的に表示して常時点灯させてもバッテリー減りが非常に少ない「Always-On Display」(AOD)機能に対応しています。(Quick Charge 3.0)および無線ともに充電は急速充電に対応。なお、電池パックは取外不可。

チップセットは64bit対応で10nm FinFETプロセスで製造されたQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835(MSM8998)」(2.35GHz×4コア+1.9GHz×4コア)を搭載し、性能がGalaxy S7シリーズと比べてCPUで約26%、GPUで約21%向上し、一方で約20%の省電力削減も行われているとのこと。

内蔵メモリー(RAM)が4GB(LPDDR4)、内蔵ストレージ(UFS 2.1)が64GB、Galaxy S6シリーズでは省かれ、Galaxy S7シリーズで復活していたmicroSDカードスロットも復活し、XC規格に対応した最大256GBまで利用可能。

カメラは光学手ブレ補正(Smart OIS)対応でF1.7レンズの1/2.55型約1200万画素CMOSリアカメラ(4:3)およびF1.7レンズ(広角80°)の1/3.6型約800万画素CMOSフロントカメラを搭載。Galaxy S7シリーズと同様に1画素当たり約1.4μmと良い写真を撮る条件として面積を大きくしたほか、キヤノンに続いてデュアルピクセルを採用。

これにより、位相差オートフォーカス(AF)にも対応し、コントラストオートAFとともにハイブリッドAFとなり、暗い場所でのAFが高速化しています。またマルチフレームイメージプロセッサーを搭載して3枚の写真を合成してブレやコントラストを向上させて綺麗に撮影できるいわゆるHDRが可能に。フロントカメラはSmart AFにも対応し、1画素のサイズは約1.22μm。

その他の仕様は2.4および5.xGHzデュアルバンドやVHT80 MU-MIMO,1024QAMに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0 LE(最大2Mbps)、NFC Type A/B、MST(磁気テープ)、ANT+、Google Cast、Miracast、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・Bedou・Galileo)、加速度センサー、気圧センサー、環境光(RGB)センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、電子コンパス、指紋センサー、地磁気センサー、ホールセンサー、心拍センサー(HRM)、圧力センサーなど。Bluetoothは2つのオーディオ機器に同時に接続・通信できるDual Audioに対応。




◯主な仕様
機種名Galaxy S8 SC-02J
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約149×68×8.0
質量(g)約150
OSAndroid 7.0
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、方式、発色数)
約5.8インチ
QHD+ 1440×2960
有機EL Super AMOLED
1677万色
CPU
(チップ名、クロック)
Snapdragon 835 MSM8998
64bit対応オクタコア
(2.35GHz×4+1.9GHz×4)
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
64GB/4GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(256GB)
バッテリー容量3000mAh
接続端子USB Type-C
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約340/約310/約270
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約1250/約1070/約700
充電時間(ACアダプター 04/05:分)確認中
電池持ち時間(時間)※1約115
背面カメラ
(画素数、F値、動画最大撮影サイズ)
約1220万画素裏面照射型「デュアルピクセルカメラ」、F1.7、4K
手ブレ補正(動画/静止画)光学式+電子式/光学式
前面カメラ(画素数、F値)約800万画素裏面照射型、F1.7
防水/防塵○(IPX5、8)/○(IPX6)
ワンセグ/フルセグ○/○※2
HDR動画再生
生体認証○(指紋/虹彩/顔)
PREMIUM 4G
(LTE、受信時最大/送信時最大)
500Mbps/50Mbps
LTE対応周波数帯
(3.5GHz/2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz)
ー/○/○/○/○/○
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/○
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi-Fi
(対応規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac)
○/○/○/○/○
Bluetooth(対応バージョン)○(5.0)
赤外線
シンプルメニュー
非常用節電機能
UIMカードnanoUIM
Midnight Black
Orchid Gray
Coral Blue
メーカーサムスン電子
※1 電池持ち時間とは平均的なスマートフォン利用(インテージの2015年6月調査データを基に算出)した場合の各機種における電池の持ち時間です。2016年夏の新商品以降、より公平でよりわかりやすい電池の持ち時間訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、KDDIと共同で設定した基準で測定しています。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定です。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要です。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:memn0ck


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・報道発表資料 : 2017年夏 新商品8機種を開発・発売 | お知らせ | NTTドコモ
・「Galaxy S8」「Galaxy S8+」いよいよ発売!全国のドコモショップ、家電量販店等にて6月上旬販売開始!│Galaxy Mobile Japan | ニュース | Discover - Galaxy Mobile Japan 公式サイト
・docomo Galaxy S8 SC-02J | 製品 | NTTドコモ
・Galaxy S8/S8+ | スマートフォン - Galaxy Mobile Japan 公式サイト

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