NTTドコモ、新エクスペリアスマホ「Xperia XZs SO-03J」を発表!4GB RAMやMotion Eyeカメラ搭載でスーパースローモーションや先読み撮影が可能に、5月26日に発売



docomoが5.2インチスマホ「Xperia XZs SO-03J」を発表!

NTTドコモは24日、今夏以降に発売する新モデルや提供開始する新サービスを披露する「2017夏 新サービス・新商品発表会(docomo Collection 2017)」」を開催し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)トリルミナスディスプレイ for mobileや64bit対応クアッドコアCPU、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイスペックなAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)採用のスマートフォン(スマホ)「Xperia XZs SO-03J」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。

発売日は2017年5月26日(金)となっており、本日5月24日(水)11時15分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。

昨年よりスタートした「Xperia X」シリーズにおいてフラッグシップモデルとして昨年秋冬に登場した「Xperia XZ」の改良モデルで、今年2月にスペイン・バルセロナで開催された家電展示会「MWC 2017」にて同時に発表された「Xperia XZ Premium」と同じく新開発の「Motion Eyeカメラ」を搭載し、スーパースローモーションや先読み撮影に対応しています。

日本ではすでにSoftBank向け「Xperia XZs 602SO」およびau向け「Xperia XZs SOV35」が同じく5月26日に発売すると発表されていますが、NTTドコモからも同様となりました。日本向けのSoftBank版やau版と同様にNTTドコモ版でもおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグにも対応するほか、本体色が海外で発表されていた色に加えて新たにシトラスを追加した4色展開になっています。

その他、NTTドコモの各サービスのアプリがプリインストールされており、外観では背面の中央が「docomo」ロゴと型番「SO-03J」と記載されています。前機種の「Xperia XZ SO-01J」までは背面右上に型番が記載されていましたが、au版と同様に下部中央に移動しています。



Xperia XZs SO-03Jの表裏面。左からブラックおよびウォームシルバー、アイスブルー、シトラス

Xperia XZs SO-03Jは、ソニーブランドの新しいフラッグシップスマホであるXperia XZsのNTTドコモ版です。昨年夏は5インチサイズの「Xperia X Performance」でしたが、今年の夏は5.2インチのXperia XZの改良版となりました。

改良版とはいえ、他メーカーのハイエンドモデルと比べて弱点だった内蔵メモリー(RAM)も4GB LPDDR4に増量され、ソニーが独自に開発した世界初メモリー積層センサーによるMotion Eyeカメラを搭載しており、差別化はされています。Xperia XZsとXperia XZの主な比較は以下の通り。

機種Xperia XZsXperia XZ
型番SO-03JSO-01J
画面5.2型FHD5.2型FHD
大きさ146×72×8.1mm146×72×8.1mm
重さ161g161g
SoCS820S820
RAM4GB3GB
背面カメラ1900万画素
(1画素1.22μm)
2300万画素
(1画素1.12μm)
スロー960fps
先読み撮影
前面カメラ1300万画素1300万画素
電池容量2900mAh2900mAh
スマートSTAMINA

特に珍しくサイズやデザインといった外観も同じとなっており、サイズは約146×72×8.1mm、質量は約161gで、Xperia XZではじめて採用された神戸製鋼のアルミニウム純度・輝度が高い金属素材「アルカレイド」を外装に使っています。

デザインはXperia Xシリーズから採用しているつぎ目のない「Unified Design」を継承しつつ、持ったときのフィット感をより強くするために側面に丸みを持たせて断面が上下左右対称のループのように見える「Loop Surface」に。ただし、Xperia XZと同じく背面下部のアンテナラインが存在します。

本体色はXperia XZがフォレストブルーおよびミネラルブラック、プラチナ、ディープピンクの4色でしたが、Xperia XZsはアイスブルーおよびブラック、ウォームシルバー、シトラスの4色展開。なお、Xperia XZと同様にディスプレイを覆うのは端が湾曲した2.5Dガラス「Gorilla Glass」(Corning製)を採用。

サンドブラスト加工を施したマットな質感となっていますが、アイスブルーやシトラスは発色が良く夏を想起する海=ブルー、ひまわり=シトラスといったところ。引き続き、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応し、キー配置も同じで右側面に指紋センサーを内蔵した電源キーや音量上下キー、カメラ/シャッターキーを搭載。

本体下部にある充電・データ通信端子がUSB Type-C規格で、急速充電「Quick Charge 3.0(QC3.0)」に対応。バッテリーは容量が2900mAhで、Qnovo Adaptive Chargingやスタミナモード、急速充電に対応。上述通り、バッテリー機能では「Qnovo Adaptive Charging」や「Battery Care」も同じく対応。

Xperia XZsNTTドコモ版au版SoftBank版グローバル版
型番SO-03JSOV35602SO
正面上部SONYSONYSONYSONY
背面右上
背面中央docomoXperiaXperiaXperia
背面下部Xperia
SO-03J
au
SOV35
ICマークFeliCaFeliCaNFCNFC



Motion Eyeカメラにより、世界初の最大960fpsスーパースローモーション機能に対応し、新規開発された「Predictive Capture(先読み撮影)」機能では被写体の動きを検出すると、自動的に最大4フレーム分の画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の画像も記録することで決定的な瞬間を撮ることが可能となっています。

またリアカメラのセンサーは新たに1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1900万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載し、Xperia XZよりも画素数が少なくなったために1画素当たりのピクセルサイズが19%大きくなり、さらに多重AD処理によってADノイズを50%少なくできるようになったため、暗いところでもより明るくノイズの少ない綺麗な写真が撮れるようになっています。

さらにメインのイメージセンサーに加えてレーザーオートフォーカスセンサーやRGBC-IRセンサーと合わせてトリプルセンシング技術に加え、ISO12800、4Kムービー撮影、5軸スタビライザー、BIONZ for mobileなどにも従来通り対応。

レンズも新開発のF2.0で25mmのGレンズを採用し、高解像度でも細部まで歪まずにくっきり撮影可能で、メモリー積層センサーによるアンチディストーションでゆがんだ場合に補正を実現しています。


またバッテリー周りも改良が進み、劣化しにくい仕組みが利用者の行動パターンを学習して充電を最適化するいたわり充電がさらにアラーム設定とリンクして使いやすくなったほか、STAMINAモ ードが従来の3段階の節電レベルを選択できるのに加えて学習エンジンで使用状況を学習し、電池の減少傾向を予測して次の充電まで持たなそうなときに「スマートSTAMINA通知」でお知らせしてくれるようになっています。

それ以外はXperia XZの改良モデルとして約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」や64bit対応Qualcomm製クアッドコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」(2.2GHz×2コア+1.6GHz×2コア)や32GB内蔵ストレージ、広角22mm・F2.0レンズを採用した1/3.06型約1300万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobie」によるフロントカメラなどと同じ仕様です。

その他の仕様は、microSDXCカードスロット(最大256GBまで)、2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B/F、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、VoLTE、緊急速報メール、Miracast、Google Cast、DLNA、ハイレゾ音源対応、DSEE HX、LDAC、Clear Audio+、S-Force Front Surround、ステレオ録音、デジタルノイズキャンセリング、PS4リモートプレイなどに対応。OSはAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)を採用。



◯主な仕様
機種名Xperia Xzs SO-03J
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約146×72×8.1
質量(g)約161
OSAndroid 7.1
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、方式、発色数)
約5.2インチ
フルHD 1080×1920
TFT液晶 トリルミナス ディスプレイ for mobile
1677万色
CPU
(チップ名、クロック)
Snapdragon 820 MSM8996
64bit対応クアッドコア
(2.2GHz×2+1.6GHz×2)
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
32GB/4GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(256GB)
バッテリー容量2900mAh
接続端子USB Type-C
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約590/約650/約480
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約1220/約850/約740
充電時間(ACアダプター 04/05:分)確認中
電池持ち時間(時間)※1約95
背面カメラ
(画素数、F値、動画最大撮影サイズ)
約1920万画素メモリー積層型「Motion Eyeカメラ」、F2.0、4K
手ブレ補正(動画/静止画)電子式/電子式
前面カメラ(画素数、F値)約1320万画素裏面照射型、F2.0
防水/防塵○(IPX5、8)/○(IP6X)
ワンセグ/フルセグ○/○※2
HDR動画再生
生体認証○(指紋)
PREMIUM 4G
(LTE、受信時最大/送信時最大)
500Mbps/50Mbps
LTE対応周波数帯
(3.5GHz/2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz)
ー/○/○/○/○/○
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/○
VoLTE/VoLTE(HD+)○/○
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
Wi-Fi
(対応規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac)
○/○/○/○/○
Bluetooth(対応バージョン)○(4.2)
赤外線
シンプルメニュー
非常用節電機能
UIMカードnanoUIM
Ice Blue
Warm Silver
Black
Citrus
メーカーソニーモバイルコミュニケーションズ
※1 電池持ち時間とは平均的なスマートフォン利用(インテージの2015年6月調査データを基に算出)した場合の各機種における電池の持ち時間です。2016年夏の新商品以降、より公平でよりわかりやすい電池の持ち時間訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、KDDIと共同で設定した基準で測定しています。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定です。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要です。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:memn0ck


■関連リンク
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・報道発表資料 : 2017年夏 新商品8機種を開発・発売 | お知らせ | NTTドコモ
・世界初4K HDR対応ディスプレイを搭載し、スーパースローモーション映像撮影が可能なスマートフォン『Xperia XZ Premium』など2機種をNTTドコモより発売 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
・docomo Xperia XZs SO-03J | 製品 | NTTドコモ
・Xperia XZs SO-03J | ソニーモバイルコミュニケーションズ

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