ソフトバンク、SoftBank向けにソニーの最新フラッグシップスマホ「Xperia XZs 602SO」を発表!4GB RAMになり、Motion Eyeカメラ搭載でスーパースローモーションや先読み撮影が可能に



SoftBankから最新スマホ「Xperia XZs 602SO」が発表!

ソフトバンクは11日、同社の携帯電話サービス「SoftBank」向け「2017年夏モデル」を4機種発表し、ソニーブランドの最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZs(型番:602SO)」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。発売時期は2017年5月下旬以降を予定。

Xperia XZsはすでに今年2月にスペイン・バルセロナで開催された家電展示会「MWC 2017」にて発表されており、日本での販売については明らかされていませんでしたが、まずはSoftBank向けに投入することが正式に発表されました。

SoftBank向けでは従来通り、グローバルモデルと外観は同じでキャリアロゴはなく、正面上部に「SONY」ロゴ、背面中央に「XPERIA」ロゴが配置されており、おサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグにも対応するほか、本体色が海外で発表されていた色に加えて新たにシトラスを追加した4色展開になっています。さらに同時に発表された「AQUOS R(型番:604SH)」とともに「VoLTE(HD+)」に対応するとのこと。

また発売に先立って明日5月12日(金)よりソフトバンクショップなどのSoftBank携帯電話取扱店および公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」にて事前予約受付を開始し、発売日の前日までにを予約して6月25日(日)までに購入した方全員に「Xperia カバーストア」で利用できる5,000円分のショッピングポイントをプレゼントするということです。



Xperia XZsの表裏面。左からブラックおよびウォームシルバー、アイスブルー、シトラス

Xperia XZsは、ソニーブランドの最新フラッグシップスマホです。昨冬に発売された「Xperia XZ」をベースにリアカメラが同時に発表された最上位モデル「Xperia XZ Premium」と同様の自社開発の世界初メモリー積層センサーによる「Motion Eyeカメラシステム」を搭載したほか、内蔵メモリー(RAM)が4GB LPDDR4に増量されています。

機種Xperia XZsXperia XZ
型番602SO601SO
画面5.2型FHD5.2型FHD
大きさ146×72×8.1mm146×72×8.1mm
重さ161g161g
SoCS820S820
RAM4GB3GB
背面カメラ1900万画素
(1画素1.22μm)
2300万画素
(1画素1.12μm)
スロー960fps
先読み撮影
前面カメラ1300万画素1300万画素
電池容量2900mAh2900mAh
スマートSTAMINA

これにより、世界初の最大960fpsスーパースローモーション機能に対応し、新規開発された「Predictive Capture(先読み撮影)」機能では被写体の動きを検出すると、自動的に最大4フレーム分の画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の画像も記録することで決定的な瞬間を撮ることが可能となっています。

またリアカメラのセンサーは新たに1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1900万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載し、Xperia XZよりも画素数が少なくなったために1画素当たりのピクセルサイズが19%大きくなり、さらに多重AD処理によってADノイズを50%少なくできるようになったため、暗いところでもより明るくノイズの少ない綺麗な写真が撮れるようになっています。

さらにメインのイメージセンサーに加えてレーザーオートフォーカスセンサーやRGBC-IRセンサーと合わせてトリプルセンシング技術に加え、ISO12800、4Kムービー撮影、5軸スタビライザー、BIONZ for mobileなどにも従来通り対応。

レンズも新開発のF2.0で25mmのGレンズを採用し、高解像度でも細部まで歪まずにくっきり撮影可能で、メモリー積層センサーによるアンチディストーションでゆがんだ場合に補正を実現しています。



またバッテリー周りも改良が進み、劣化しにくい仕組みが利用者の行動パターンを学習して充電を最適化するいたわり充電がさらにアラーム設定とリンクして使いやすくなったほか、STAMINAモ ードが従来の3段階の節電レベルを選択できるのに加えて学習エンジンで使用状況を学習し、電池の減少傾向を予測して次の充電まで持たなそうなときに「スマートSTAMINA通知」でお知らせしてくれるようになっています。

それ以外はXperia XZの改良モデルとして約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」や64bit対応Qualcomm製クアッドコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」(2.2GHz×2コア+1.6GHz×2コア)や32GB内蔵ストレージ、広角22mm・F2.0レンズを採用した1/3.06型約1300万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobie」によるフロントカメラなどと同じ仕様です。


特に珍しくサイズやデザインといった外観も同じとなっており、サイズは約146×72×8.1mm、質量は約161gで、Xperia XZではじめて採用された神戸製鋼のアルミニウム純度・輝度が高い金属素材「アルカレイド」を外装に使っています。

デザインはXperia Xシリーズから採用しているつぎ目のない「Unified Design」を継承しつつ、持ったときのフィット感をより強くするために側面に丸みを持たせて断面が上下左右対称のループのように見える「Loop Surface」に。ただし、Xperia XZと同じく背面下部のアンテナラインが存在します。

本体色はXperia XZがフォレストブルーおよびミネラルブラック、プラチナ、ディープピンクの4色でしたが、Xperia XZsはアイスブルーおよびブラック、ウォームシルバー、シトラスの4色展開。なお、Xperia XZと同様にディスプレイを覆うのは端が湾曲した2.5Dガラス「Gorilla Glass」(Corning製)を採用。

サンドブラスト加工を施したマットな質感となっていますが、アイスブルーやシトラスは発色が良く夏を想起する海=ブルー、ひまわり=シトラスといったところ。引き続き、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応し、キー配置も同じで右側面に指紋センサーを内蔵した電源キーや音量上下キー、カメラ/シャッターキーを搭載。



本体下部にある充電・データ通信端子がUSB Type-C規格で、急速充電「Quick Charge 3.0(QC3.0)」に対応。バッテリーは容量が2900mAhで、Qnovo Adaptive Chargingやスタミナモード、急速充電に対応。上述通り、バッテリー機能では「Qnovo Adaptive Charging」や「Battery Care」も同じく対応。

連続通話時間および連続待受時間は、FDD-LTE網で約1710分および約700時間、AXGP網で非対応および約700時間、W-CDMA網で約1890分および830時間、GSM網で約760分および735時間。連続視聴時間はフルセグで約7.6時間、ワンセグで約8.9時間。LTE UE Category 11に対応し、下り最大350Mbpsおよび上り最大37.5Mbpsで利用可能。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)スロットを搭載。


その他の仕様は、microSDXCカードスロット(最大256GBまで)、2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B/F、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、VoLTE、緊急速報メール、Miracast、Google Cast、DLNA、ハイレゾ音源対応、DSEE HX、LDAC、Clear Audio+、S-Force Front Surround、ステレオ録音、デジタルノイズキャンセリング、PS4リモートプレイなどに対応。OSはAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)を採用。

その他、Xperia XZs専用ケース「Xperia XZs Style Cover Touch『SCTG20』」(ホワイトおよびブラック)や専用スタンド付きフリップカバー「Xperia XZs Style Cover Stand『SCSG20』」(ブラックおよびウォームホワイト、アイスブルー、シトラス)も5月下旬以降発売予定。価格はそれぞれオープンながら市場想定価格は5,500円および3,500円(ともに税別)。

◯主な仕様
通信方式こちらをご覧ください。
最大通信速度(下り/上り)※1350Mbps※2/37.5Mbps
サイズ(幅×高さ×厚さ)/重さ約72×146×8.1mm(最厚部 約8.7mm)/約161g
連続通話時間/
連続待受時間※3
W-CDMA網約1890分/約830時間(静止状態)
GSM網約760分/約735時間(静止状態)
FDD-LTE網約1710分/約700時間(静止状態)
AXGP網−/約700時間(静止状態)
連続視聴時間※3フルセグ約7.6時間
ワンセグ約8.9時間
ディスプレー約5.2インチフルHD(1920×1080ドット)
TFT液晶(最大1677万色)
モバイルカメラ
(画素数/タイプ)
メイン有効画素数約1920万画素/CMOS
サブ有効画素数約1320万画素/CMOS
防水/防塵IPX5、IPX8/IP6X
BluetoothVer.4.2
外部メモリー/推奨容量microSDXCカード(別売)/最大256GB
内蔵メモリーROM32GB
RAM4GB
CPU(クロック数/チップ)クアッドコア(2.2GHz×2 + 1.6GHz×2)/MSM8996
電池容量2900mAh
Wi-Fi(対応規格、周波数)IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz、5GHz)
OSAndroid 7.1 Nougat
カラーバリエーションブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラス
※1 ベストエフォート方式のため、回線の混雑状況や通信環境などにより、通信速度が低下、または通信できなくなる場合があります。
※2 東名阪の一部より順次提供中です。ご利用のエリアによって、最大通信速度は異なります。
※3 電波状況や使用環境により変動します。



記事執筆:memn0ck


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・界初、メモリー積層型イメージセンサーを搭載 スーパースローモーション映像撮影が可能なスマートフォン 『Xperia XZs』をソフトバンクより発売 | ソニーモバイルコミュニケーションズ
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