スマートフォンでの音楽視聴に関する調査を実施 10代の約6割「毎日」聴取


MMDLaboは、同社が運営するMMD研究所とコロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、第14弾として「2017年3月スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」を実施した。

■ スマートフォンでの音楽聴取 10代の約6割が「毎日」聴取
スマートフォンを所有する1,671人を対象に普段よく利用する音楽再生機器について聞いた(複数回答)ところ、「スマートフォン」が76.8%で最多、次いで「パソコン」が37.2%、「デジタルオーディオプレーヤー」が26.5%となった。なお、スマートフォンのみを選択した人は26.8%だった。

スマートフォンで音楽を再生すると回答した人(n= 1,283)を対象に音楽を聴取する頻度を聞いたところ、「毎日・ほぼ毎日」と回答した人は10代では57.7%、20代前半が44.6%、20代後半29.5%、30代前半29.2%、30代後半14.6%だった。OS別でみると、「ほぼ毎日」と回答した人はiOSで41.2%、Androidで30.6%となった。「2015年10月スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」の結果と比較すると、iOSでは5.6ポイント、Androidでは0.9ポイント増加する結果となった。



■ 定額制音楽配信サービスの利用は9.1% 2015年から1.6ポイント増
スマートフォンで音楽を再生すると回答した人(n= 1,283)を対象に、どのような方法で音楽を聴くのかについて聞いた(複数回答)ところ、「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が60.9%、「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が34.5%、「無料音楽配信サービスまたはアプリから聴いている」が31.3%となった。

これを「2015年10月スマートフォンでの音楽視聴に関する調査」の結果と比較すると、増えているのは「YouTubeなどの動画サイト」が60.9%で4.5ポイント増加、「定額制音楽配信サービス」が9.1%で1.6ポイント増えていることがわかった。
年代別で見ると、「定額制音楽配信サービス」の利用で増加傾向にあるのが20代後半の12.4%で2015年より4.6ポイント増えている結果となった。



OS別で見ると、どちらも「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が最多で半数を超え、「定額制音楽配信サービスで音楽を聴いている」はiOSで7.4%、Androidで11.0%となった。


■ 定額制音楽配信サービスの利用状況の上位は「Amazon Prime Music、Apple Music、Google Play Music」、メインで利用している定額制音楽配信サービスの上位は「Amazon Prime Music、Apple Music、AWA Music」
定額制音楽配信サービスで音楽を聴くと回答した人(n=117)を対象に、利用しているサービス(複数回答)を聞いたところ「Amazon Prime Music」が33.3%、「Apple Music」が23.9%、「Google Play Music」が21.4%となった。


続いて、現在利用している音楽配信サービスのうち、メインで利用しているサービスを聞いたところ、「Amazon Prime Music」が26.6%、「Apple Music」が16.5%、「AWA Music」が11.9%となった。


■ 利用している定額制音楽配信サービスで満足している項目の上位は「価格、曲数、音質」
定額制音楽配信サービスで音楽を聴くと回答した人(n=117)を対象に、メインで利用しているサービスで満足している項目(複数回答)を聞いたところ、「価格」が45.9%と最も多く、次いで「曲数」が45.0%、「音質」が39.4%となった。

次に、メインのサービスを利用している理由(複数回答)を聞いたところ、「使いやすい」が44.0%と最も多く、次いで「曲数が多い」が38.5%、「好きなアーティストの曲がある」が35.8%となった。


続いて、オフライン再生機能の利用について聞いたところ、76.1%の人が利用経験があることがわかった。
年代別で見ると、利用すると回答したのは10代の48.0%、20代前半が32.0%、20代後半が26.9%、30代前半が38.9%、30代後半が40.0%となった。


調査結果

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・格安SIM利用率上位15サービスの満足度は76.9%、総合満足度1位はmineo。MMD研究所調べ
・スマホユーザーの59.2%が端末代金を「とても高いと思う」。MMD研究所調べ

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