約2万円で質感高い両面ガラスボディーを搭載したファーウェイの新しいSIMフリースマホ「HUAWEI nova lite」を購入したので開封!外観や同梱品などを紹介【レビュー】



ファーウェイのSIMフリースマホ「HUAWEI nova lite」を購入!

仮想移動体通信事業者(MVNO)の各社から2月24日より順次発売されている華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)の新しいSIMフリースマートフォン(スマホ)「HUAWEI nova lite」(以下、nova lite)。

日本では、Huawei Technologies(以下、ファーウェイ)の若者や女性などに向けた新しい「HUAWEI nova」シリーズの低価格モデルとして販売され、当面はMVNOからのみの販売となっています。

特長は約2万円ながら約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶やオクタコアCPU、3GB内蔵メモリー(RAM)、1画素1.25μmの約1200万画素リアカメラなどを搭載し、前面だけでなく背面もガラスを採用した質感の高い外観をまとったコストパフォーマンスが高い点でしょう。

今回は筆者もさっそく発売直後にnova liteを購入していましたので、開封して外観やサイズ感、同梱品などを写真を交えて紹介していきたいと思います。

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nova liteが届いたところ……購入はgooSimsellerのAmazon.co.jp店

nova liteは前述通り、現状は通常ならMVNOによる携帯電話サービスの契約とセットで販売されており、SIMフリースマホではありますが、スマホ単体だけで購入する手段はあまりありません。

しかしながら、今回筆者が購入した「goo SimSeller」は、NTTコミュニケーションズが提供するMVNOによる携帯電話サービス「OCN モバイル ONE」の契約申込が無料で行えるエントリーパッケージ付きであるものの、nova liteを購入後に必ずしも申し込まなければならないといったことはありません。

そのため、実質的にnova liteを単体購入可能です。とはいえ、今回のgooSimsellerでの販売は価格も現時点では発売記念キャンペーンで税込15,984円(クーポン適用時)と安くなっているためか、他ではMVNOの契約とセットだからか人気で在庫切れとなっています。

また、gooSimsellerでは本店のほか、楽天市場店やYahoo! ショッピング店、Amazon.co.jp店があり、これらの店舗でも本店より価格が税込18,144円と高くなっていますが、どこも在庫切れでnova liteだけ欲しいなら現時点で「3月中旬以降出荷予定」となっているので在庫が追加される可能性はありそうなのでそれまで待つというのも手でしょうか。

一方で回線契約もあって良いならすでに各MVNOによる販売価格や特典をまとめているようにニフティが実施している最大2万円キャッシュバックで実質0円ちかくで購入できるのでオススメできそうです。

というわけで、ようやく開封していきますが、まず外箱を開けると、中にnova liteの個装箱とOCN モバイル ONEのエントリーパッケージ(「SIMカード付き」と書かれていますが実際にはSIMカードは入ってはいません)、そして、gooSimsellerの端末アフターサポートなどのサービスが記載された紙が入っているのみ。

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外箱の中身はnova liteの箱とOCN モバイル ONEのエントリーパッケージ、gooSimsellerの紙が同梱

nova liteの個装箱は白を基調としたシンプルなもので、横にスライドさせて中身を出すタイプ。筆者が以前にファーウェイの製品を購入した「HUAWEI P8 lite」も同様でしたが、あの辺りからこの仕様が採用されていたかと思われます。

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箱の裏面に製品名やモデル名、本体色、シリアルナンバーなどが記載


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側面にあるシールを剥がして引き出します


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nova lite本体や周辺機器などが本棚のように収納


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nova lite本体を引き出しているところ

横にスライドさせると、本体がスロットインされており、他のメーカーなどで良くある本体がどかんと置かれているのとは違った様相となっています。

箱の中身を出すと、nova lite本体のほか、SIMピンやACアダプター、USBケーブル、イヤホン、背面カバー、保証書・簡易取扱説明書(クイックスタートガイド)などの紙類が入っています。

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箱の一部にSIMピンが付属


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nova liteの同梱品一覧

またnova lite本体は背面に保護シートが貼り付けてあるほか、全体が透明な袋に入っているという状態。本体色はホワイトを購入しましたが、ACアダプターとUSBケーブルは白なものの、イヤホンは黒が付属していました。

保護シートには電源/スリープキーや音量上下キー、microSDXCカード・SIMカードスロットの位置や説明などが記載されていますが、すべて英語となっています。他の国・地域での販売分と共通なんでしょうか。

ある程度スマホをわかっていれば、そもそも説明を見なくてもなんとなくわかると思いますが、スマホ初心者かつデジタル機器があまり得意でない人などは日本語のクイックスタートガイドがありますが、より親切なのかなとは思いました。

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nova liteの背面に貼り付けてある保護シートには部品位置の説明が記載


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保護シートを剥がしているところ。「CE0682」という銀色のFCC IDのシールも含めて剥がしやすいのは良い

ざっくりnova liteの製品情報をおさらいしておくと、5.2インチフルHD液晶やHiSillicon製オクタコアCPU「Kirin 655」(2.1GHz×4+1.7GHz×4)、3GB RAM、16GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、3000mAhバッテリー(取外不可)、IEEE802.11b/g/n準拠のWi-FiやBluetooth 4.1、位置情報取得(GPS・A-GPS・Glonass・Beidou)、加速度センサー、電子コンパスなど。

日本では、HUAWEI novaシリーズのライト(低価格)モデルとして発売されましたが、海外では「HUAWEI P8 lite (2017)」や「HUAWEI honor 8 Lite」としても展開されており、外観は「HUAWEI nova」(以下、nova)よりも「honor 8」に近い印象となっています。

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nova liteの背面には1画素1.25μmの約1200万画素裏面照射型CMOSリアカメラ(F2.2)やカメラ用LEDライト、指紋センサー、ファーウェイのロゴマークが配置


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リアカメラのでっぱりもなく指紋センサーやLEDライトの凹み以外はフラットな背面


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本体下部にはスピーカーやmicroUSB端子が配置。側面フレームはシルバーに


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本体上部には3.5mmイヤホンマイク端子が配置。2.5Dラウンドガラスと側面の丸みのあるデザインで持ちやすい


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本体左側面にはmicroSDXCカードおよびSIMカードスロットが配置。microSDXCカードスロットはnanoSIMカードスロットにもなるものの、3Gと4GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)には非対応

今回購入したホワイト以外では、ブラックとゴールドの3色がラインナップされており、サイズは約147.2×72.94×7.6mm、質量は約147g。連続待受時間はFDD-LTEで約531時間、W-CDMAで約670時間、GSMで約524時間、連続通話時間はW-CDMAで約21時間、GSMで約36時間。

novaと比べると、VoLTEやDSDS、キャリアアグリゲーション(CA)、ジャイロセンサーには対応せず、確かに削るところは削ってコストダウンしている製品となっています。

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nova liteの表面。表も裏もラウンドエッジ加工で滑らかなデザインに


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ディスプレイの上には約800万画素裏面照射型CMOSフロントカメラ(F2.0)や環境光センサー、近接センサー、通話用スピーカーが配置


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わかりづらいですが、2.5Dラウンドガラスに。また左右のベゼルはかなり狭額縁に


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ディスプレイの下にはHUAWEIロゴのみで、ホームボタンなどは画面内に表示するソフトウェアボタンを採用

写真ではわかりにくいですが、例えば、画面も最近のミドルレンジからハイエンドの製品では指紋が付きにくいラミネート処理が施されていますが、nova liteはそこそこ指紋が付くのでこれらがされてないから弱いと思われます。

画面の傷が心配な場合だけでなく、指紋が気になる人も指紋が付きにくい保護シートや保護ガラスを装着すると良いでしょう。また背面ガラスも傷などが心配の場合にはケースが付属するほどですし、ケースを付けたほうが良いのかもしれません。

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付属しているクリア背面ケースを装着してみたところ

とはいえ、全体的に質感はかなり良い、税込2万円以下で購入できる製品としてはかなりコストパフォーマンスは高いと思われます。近い価格帯で少し前に紹介した「ZenFone 3 Max(型番:ZC520TL)」と比べると外観や基本操作では圧倒的にnova liteのほうが好みです。

もちろん、ZenFone 3 Maxは大容量バッテリー搭載という魅力もあるので、一概にどちらがいいとは言えませんし、同じ価格帯でも「g07」は質感も高い上にさらにDSDSにも対応するなどもしており、今回のnova liteの単体購入も含めて「gooSimsellerやるな!」というのはあります。

なお、対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および3、5、7、8、19、28、TDD-LTE方式でBand 40、3GのW-CDMA方式でBand 1、5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHzなので、主にNTTドコモやソフトバンク、それらのMVNOで利用する形でしょう。

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nova liteを持ったところ。5.2インチサイズでちょうど良いサイズ感


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左から5.5インチのiPhone 7 Plus、5.2インチのnova lite、4.7インチのiPhone 6s


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背面がガラスということで左から5.5インチのGalaxy S7 edge、5.2インチのnova lite、4.6インチのXperia Z3 Compact


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nova liteのホワイトは色温度が中間のまさに白という感じ。比べると、Galaxy S7 edgeは低く温かみがあり、Xperia Z3 Compactは高く冷たさがある印象

最後に少しだけ画面の様子なども紹介しておきます。今後、もう少しじっくり使ってみて快適性や操作感、性能、機能的特長などを紹介できたらと思っています。

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初期設定画面。さすがに日本語が選択されており、比較的新しいMVNOのLINEモバイルのアクセスポイント(APN)もきちんとプリセット


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ホーム画面(画像=左)と設定画面(画像=右)。OSはAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)で、独自ユーザーインターフェース「Emotion UI 5.0」を搭載


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RAMと内蔵ストレージの初期状態。各々3GB RAMと16GBストレージですが、起動したばかりでRAMは約1.1GB使っていて空きが約1.7GB、ストレージは数枚スクリーンショットを撮ってはいますが、購入時で空きが約7.50GB


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端末状態画面。モデル名は「PRA-LX2」、セキュリティーパッチは「2016年12月1日」に。技適マークは「018-160303」と「AD160090007」




記事執筆:memn0ck


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