CP+2017:写真も動画もまとめて面倒見ます!トランセンド、専用アプリで画像などをスマホやタブレットから簡単に転送できる超大容量NAS「StoreJet Cloud」を展示【レポート】


メモリーカードやHDDなどストレージを得意とする「トランセンド」の新作は超大容量のモバイル機器向けNAS

神奈川県のみなとみらい地区にあるパシフィコ横浜にて2017年2月23日(木)から26日(日)の間に国内最大級のカメラと写真、光学機器の総合展示会「CP+2017」(主催:日本写真映像用品工業会)が開催されています。

最近では、通常のカメラ関連だけではなく、スマートフォン(スマホ)をカメラとして役立てる周辺機器やカメラや写真に関係するモバイル関連サービスの展示も行われており、当ブログメディア
S-MAX(エスマックス)」でもさっそく取材へと赴いてまいりました。

最初となる本記事ではスマホに限らず、デジタルカメラやタブレットに一部ではドライブレコーダーといった、さまざまな機器で使われているメモリーカードやハードディスク、SSDなどで有名なメーカー、トランセンド(Transcend)のブースにて展示されていたモバイル機器向けの大容量NAS(Network Attached Storage)「StoreJet Cloud」を紹介します。

【パーソナルクラウドストレージ「StoreJet Cloud」】

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展示されていたモバイル対応NAS「StoreJet Cloud 210K」

StoreJet Cloudはトランセンドが発売を予定しているAndroidやiPhoneなどのiOSを搭載したスマホやタブレットとの連携が簡単にできるのが特長のネットワークNASです。

それぞれアプリ配信マーケット「Gogle Playストア」や「App Store」にて配布されている専用アプリを使うことで、スマホやタブレットとStoreJet Cloudの間で写真や動画、その他のファイルを簡単にやりとりすることができます。

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展示されていたStoreJet Cloud本体(写真=左)。展示ケースが擦り傷だらけだったため、少し見づらいが、AndroidおよびiOSに対応していることを示すマークがわかる(写真=右)


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本体容量の違いで2モデルある

StoreJet Cloudは「パーソナル・クラウド・ストレージ」の別名通り、ネットワークに接続して離れた場所からでも動画や写真などのファイル類を送ったり、受け取ったりすることが可能で、スマホやタブレットの内蔵ストレージが残り少なくなった場合に本機へアップロードすることで、データを退避させることができます。

ものすごくざっくりとした言い方をすると「自宅などに設置して、自宅外からでも利用できる拡張ストレージ」というものです。

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ブース内に展示されていたポップ

NASとしてのスペックはSoC(チップセット)にARM Cortex-A7 1.1GHz(デュアルコアCPU)にRAMが256MB DDR3、USB端子(タイプA)が1ポート、通信部分としては1ギガビットのLANポート(イーサーネット)と無線LAN(Wi-Fi)での接続に対応しています。

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端子類やスイッチなどは背面に全てまとめられている

ストレージにおいては4TBと8TBの2種類のモデルをラインアップ、4TBのHDD(ハードディスク)を1基搭載した110Kと4TBのHDDを2基搭載した(RAID1)210Kとなります。

対応OSはモバイル機器向けではiOS 9.0以降、Android 4.4(開発コード名:KitKat)以降、パソコン向けOSにも対応し、Windows 7・8・8.1・10、Mac OS(macOS) 10.7以降となります。

対応WebブラウザーはInternet Explorer 11(Windows)以降、Safari 9.0以降(Mac OS)、Firefox 29以降、Google Chrome 31以降の対応となります。ただし、Webブラウザーについては試していないだけで他のものでも動作する可能性があるということです。

さらにスマホやタブレットの利用者向けに便利な特長としてメディアストリーミング機能を備えており、StoreJet Cloud本体に格納されている動画や画像、音楽ファイルなどをサーバー内からダウンロードすることなく、ストリーミング再生が可能です。

iTunesサーバー機能に対応しているのでiPhoneやiPad、iPod touchなら無線環境さえあれば本体容量をまったく気にすることなく、これらのメディアを楽しむことができます。

加えて、DLNA/UPnPでのメディアストリーミング機能については汎用性の高い機能でもあるので、Androidをはじめとする他のOSのスマホやタブレットでも利用できる可能性はあります。スマホなどで音楽や動画をガッツリと楽しみたい人には非常に魅力的なアイテムだと思います。

気になる発売日ですが、説明員によると「今のところ、発売時期については確定できていないが、製品の準備できており、現在ネットワーク部分での調整を行っいます。調整が終われば、できるだけ早く発売したいと考えております」とのことでした。期待して待ちたいところです。

【トランセンドブースへ行ってみよう】

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実は良コスパなドライブレコーダーやウェアラブルカメラなどを多数発売

CP+2017のトランセンドのブース内では今回のStoreJet Cloudの他にも、Wi-Fi接続でスマホやタブレットと連携可能なドライブレコーダーやモバイル端末に便利なLightning端子での接続が可能な外部メモリ(USBメモリーならぬ、LightningメモリーともいうべきJetFlashやJetDrive)などのストレージ製品なども数多く展示されています。

その他、くじ引きやTwitterを使ったキャンペーンなどの企画が実施されています。あると便利なメモリ関連アイテムも展示されているので、CP+2017のトランセンドブースは要チェックですよ!




記事執筆:河童丸


■関連リンク
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Transcend
カメラと写真映像のワールドプレミアショー シーピープラス2017

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