2000万画素超のカメラに自撮りがキレイに撮れるフラッシュも搭載!au向け小型スマホ「AQUOS SERIE mini SHV38」を写真でチェック【レポート】



au向け4.7インチスマホ「AQUOS SERIE mini SHV38」を紹介!

既報通り、KDDIは11日、都内にて「au発表会 2017 Spring」を開催し、OSにAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)を採用し、CPUにはオクタコアのQualcomm製「Snapdragon 617」、3GB内蔵メモリー(RAM)や約2000万画素超のリアカメラ、消費電力に優れる4.7インチフルHD(1080×1920ドット)IGZO液晶を搭載したスマートフォン(スマホ)「AQUOS SERIE mini SHV38」(シャープ製)を発表しました。

発売は2月上旬以降を予定。すでにauショップなどのau携帯電話取扱店や公式Webストア「au Online Shop」にて事前予約受付を実施中。価格(税込)は本体価格48,600円(分割2,025円/月×24回)で実質負担額16,200円(分割675円/月×24回)から。

今回、発表会の会場に併設されたタッチ&トライコーナーにて一足早くAQUOS SERIE miniをチェックすることができましたので、写真でレポートをお送りいたします。なお、au向けのシャープ製小型モデル「AQUOS SERIE mini」シリーズを冠する製品は「2016年春モデル」の「AQUOS SERIE mini SHV33」以来、およそ1年ぶりの登場です。

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AQUOS SERIE mini SHV38は前機種のSHV33と同様に約4.7インチフルHD IGZO液晶を搭載した小型モデルです。カラーバリエーションは3色。ネイビーおよびホワイト、シャンパンピンクが用意されています。

歴代のAQUOS SERIE miniシリーズはカラーバリエーションが4色展開となっていましたが、今回3色展開となっているのは、デザインがほぼ同一となる2016夏モデルの「AQUOS SERIE SHV34」を意識してとのこと。

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ディスプレイ面は傷が付きづらく割れづらい強化ガラス「Gorilla Glass 4」(Corning)を採用していますが、背面は光沢感のある樹脂製になっています。これは落下時、背面もガラス素材を採用していると割れやすくなってしまうこと、またコンパクトモデルとして重量を軽くしたいといった狙いがあり、樹脂を採用したとのことです。

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前述通り、デザインはAQUOS SERIE SHV34とほぼ同一になっており、SHV33で採用していたシャープの特徴であった画面の3辺(上と左右)の縁(ベゼル)がほぼない「EDGEST」デザインではなくなっています。

EDGESTデザインを見送った理由ですが、面積が少なくなることで内部スペースに制限ができてしまい本体の薄型化が困難になるとのこと。特にコンパクトモデルの場合、より厚さでスペースを稼がなければならず、従来機種は他社よりも厚みが気になるとの声が寄せられたため、このデザインを採用したとのことでした。

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ディスプレイを覆うガラスは周囲に向かってゆるくアールを描く2.5Dガラスです。

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AQUOS SERIE mini SHV38の特徴として、フロントカメラ部にも搭載されたフラッシュが挙げられます。フラッシュはかなり明るく、暗所・夜景撮影のためのNightCatch ?とあわせ、アウトカメラにも負けない明るさ、美しさで撮影が可能になっています。

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また、フロントカメラの画角は35mm版換算で18mm相当とかなり広角になっています。フラッシュについてもフロントカメラでの撮影時に腕を伸ばして撮影することを想定し、その状態で被写体に対して広い画角で捉えた全体に光が当たるよう、アウトカメラとは違う拡散板を搭載しています。

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本体側面は、正面向かって右側に電源/スリープキーや音量上下キー、そしてカメラ/シャッターキーが搭載されています。カメラ/シャッターキーは画面オフの状態でも長押しでカメラを起動することが可能になっています。

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正面向かって左側はSIMカードとmicroSDカードのスロットのみ。対応するSIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズの「au nano ICカード(9)」となっており、その他のau VoLTE対応機種と同じSIMカードを利用するようになっています。

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充電・外部接続はmicroUSB端子。USB type-Cの採用も検討したとのことですが、コンパクトモデルからコンパクトモデルへ買い換えるユーザーも多いことから、既存のAQUOS SERIE miniユーザーを意識し、ケーブル・ACアダプターを使い回せるよう今回はmicroUSBとなったそうです。またストラップホールも用意されているため、使い勝手はかなりよくなっています。

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本体上部は3.5mmイヤホンマイクジャックとサブマイクのみとシンプルです。なお、本体周囲の素材も樹脂製となっており、ハイエンドモデルであったAQUOS SERIE SHV34とデザインは共通ですが差別化が図られています。

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シャープ製スマホの特徴とも言える鮮やかな通知ランプ「ヒカリエモーション」はAQUOS SERIE mini SHV38 でも引き続き搭載。すでに販売中のau向け2016冬モデルの「AQUOS U SHV37」と同様、通知ランプはディスプレイ下部に仕込まれており、浮かび上がるように点灯・点滅します。

AQUOS SERIE miniシリーズはこれまでどちらかというとハイエンドに近い性能となっていましたが、新しいAQUOS SERIE mini SHV38の位置付けしてはSnapdragon 617を搭載するなどとミドルレンジモデルとなりました。

しかしながら、今までのAQUOSシリーズにはなかったフロントカメラのフラッシュ搭載や約2000万画素超リアカメラなど、十分にハイエンドとも言えるだけの機能をコンパクトモデルに詰め込んでいます。

AQUOS SERIE miniシリーズを使い続けているユーザーはもちろん、コンパクト・軽量なモデルを求めていたという人には十分にオススメできる1台と言えるでしょう。なお、細かなスペック詳細は「KDDI、au向け4.7インチコンパクトスマホ「AQUOS SERIE mini SHV38」を発表!IGZO液晶やSnapdragon 617、3GB RAMなどを搭載したミドルハイレンジモデルに - S-MAX」も合わせて参照してください。



記事執筆:迎 悟(黒ぽん)


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KDDI、au向け4.7インチコンパクトスマホ「AQUOS SERIE mini SHV38」を発表!IGZO液晶やSnapdragon 617、3GB RAMなどを搭載したミドルハイレンジモデルに - S-MAX
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