88年の歴史を誇るも惜しまれつつ閉館した「マリンピア松島水族館」がVR動画で蘇る!オープン間もない旗艦店「au SENDAI」で体験イベントが開催【レポート】
オープン間も無いau SENDAIでマリンピア松島水族館が復活! |
昨年末の2016年12月28日に宮城県仙台市のアーケード商店街ぶらんど〜む一番町にオープンしたKDDI直営フラッグシップストア「au SENDAI」。オープン時のメディア向けお披露目会にて紹介していますが、カフェスペースや東北の物産・工芸品が置かれるなど、auユーザー以外にも楽しめる場として賑わいを見せています。
そんなau SENDAIにてさっそく1月14日(土)と15日(日)の12時〜18時に「復活!マリンピア水族館 VR体験イベント」が開催されています。既報通り、au SENDAIの2階には常設のVR体験コーナーがあり、そこで公開されているコンテンツの一つ「マリンピア松島水族館」。
日本で2番目に長い88年の歴史を誇る水族館で、東日本大震災も乗り越え営業を続けてきましたが、老朽化のため2015年5月10日に惜しまれつつ閉館しました。そのマリンピア松島水族館を360°VR動画で体験できるようになっています。
今回のイベントではVR体験コーナーにマリンピア松島水族館関係者から集められた当時の展示物やグッズなどを展示し、当時の思い出に浸ってもらいながら、VR動画を楽しんでもらおうという企画です。
今回のイベントは2016年12月28日にオープンしたばかりのau SENDAIの2階・VR体験スペースにて行われました。音で振動する回転椅子に座りながら、サムスン電子製「Gear VR」で迫力のVR動画を体感できます。
このVR体験スペースにマリンピア松島水族館関係者から集められたグッズや当時使っていた展示物などが展示されています。中には水族館のファンクラブ「マリンピアクラブ」の方々が所有していたものや、職員手作りの「ペンギンボード」など東京で保管されていたものを仙台まで運んできた物などがあり、非常に貴重な展示物が公開されています。手作り感があふれ、館長自らが売店でラーメンを作るなど、職員とお客の距離が非常に近い水族館でした。
VR動画は株式会社ejeのVR動画配信アプリ「VR Cruise」でも見ることができます。無料公開されていますので、興味のある方はぜひ「VR Cruise」をダウンロードしていただき、ご覧ください。動画は2014年8月に撮影されました。
App Store:https://itunes.apple.com/jp/app/vr-cruise/id1016408117?mt=8
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.eje_c.vrcruise&hl=ja
当時の水族館職員川村隆さんはVR動画を体験し、「不思議な感覚です。中心ばかりではなく、視線を変えると上下左右見ることができ、臨場感がありました。普通に歩き回った園内なので懐かしいですね。お客さんが楽しんでいる姿が見られて、そういうものを提供していたのだと改めて思いました」と感慨に浸っていました。「思い出として見る人も初めて見る人もいると思いますが、宮城県の人にこういうものがあったことをぜひ知って欲しい」と語りました。
マリンピア松島水族館のファンクラブ「マリンピアクラブ」の植松純子さんは閉館後マリンピアロスになり、マリンピア松島水族館に似た水族館を巡っていたとのこと。今回の企画については「夢のようなお話でした。宮城県の財産としてマリンピア松島水族館があったことを伝え続けていきたいです」ととても感激していました。
マリンピア松島水族館のVR動画は常時VR体験コーナーで見ることはできますが、1月14〜15日の12時〜18時はさまざまな展示物を見ることができ、マリンピア松島水族館関係者の方々も来訪され、さまざまなお話も伺えますので、思い出をお持ちの方も、行ったことがないという方もぜひau SENDAIに足を運ばれてはいかがでしょうか。
記事執筆:こば
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