ZTE、低価格なデュアルカメラ搭載ミドルレンジスマホ「Blade V8 Pro」やユーザーの要望を取り入れた「Hawkeye」を発表!ベースモデル「Blade V8」もCES 2017で展示し、日本投入予定



ZTEが新スマホ「Blade V8」シリーズや「Hawkeye」を発表!

ZTEは4日(現地時間)、アメリカ・ラスベガスにて2017年1月5日(木)から8日(日)まで開催される世界最大級のIT・家電関連イベント「2017 International CES(CES 2017)」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、新しいスマートフォン(スマホ)「Hawkeye」および「Blade V8 Pro」を発表しています。

Hawkeyeはユーザーコミュニティー「Z-Community」で「Project CSX」として仕様などを募って開発した製品で、現在クラウドファウンディングサイト「Kickstarter」にて出資を募っており、価格は199ドル(約23,000円)で、2017年9月に集荷予定。目の動きを感知して操作を補助してくれる機能などが搭載されるということです。

一方、Blade V8 Proは現行のミドルレンジ「Blade V7」シリーズの後継になる「Blade V8」シリーズとして発表され、発表会が行われたアメリカでは229.98ドル(約27,000円)と低価格ながら背面に約1300万画素のデュアルカメラを搭載。

また、Blade V8 Proのベースモデルで中心製品となる「Blade V8」もCES 2017で展示され、日本に投入する方針であることが明らかにされたということです。なお、Blade V8 Proはアメリカでは1月18日に発売されます。

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ZTEのアメリカでの状況をアメリカ支社のZTE USAでCEOを務めるLixin Cheng氏が説明。端末シェアは携帯電話全体で4位、Androidスマホで3位、プリペイドやSIMフリーなどの回線契約なしで2位となっており、アメリカだけで毎日3300万のアクティブユーザーがいるとのこと。さらに基地局などのインフラも手掛けており、5Gへの取り組みも紹介していました。

その中でコミュニティーサイトのZ-Communityにて「Project CSX」として企画されたものを新たにHawkeyeとして製品化することを発表。クラウドベースの"Unlocked Phone"として開発されます。

スマホとしては約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)ディスプレイやSIMフリーでデュアルSIM対応、マルチバンド対応(北米の一般的な2G・3G・4G対応)、光学ズームに対応したデュアルリアカメラ、Hi-Fiオーディオ、指紋センサー、大容量バッテリー、急速充電、大容量メモリー、Android 7.x(開発コード名:Nougat)とその後継への最新OSバージョンへのアップデートなど。

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今回のCES 2017ではプロトタイプのみが公開。目の動きを認識して、画面のスクロールなどをハンズフリーで行え、例えば、歯磨きをしているときにも鏡に立て掛けてHawkeyeを使いながら歯を磨けるということが紹介されています。

続いて紹介されたのがBlade V8 Proで、こちらもデュアルリアカメラを搭載。Blade V8も昨年末に一旦公開されましたが、現在は非公開となっており、ZTEのミドルレンジであるBladeシリーズの最新機種となっています。

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Blade V8 Proの主な仕様は約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶やQualcomm製2.0GHzオクタコアCPU「Snapdragon 625(MSM8953)」、3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、約1300万画素デュアルリアカメラ、約800万画素フロントカメラ、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、GPS、指紋センサー、光センサー、加速度センサー、近接センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、3140mAhバッテリー、急速充電「Quick Charge 2.0」、Hi-Fiオーディオなど。

サイズは約156×77×9.1mm、質量は約185g、本体色はブラックダイアモンドの1色のみ。nanoSIMカード(4FF)サイズのSIMカードスロットが2つのデュアルSIMに対応し、片方はmicroSDXCカードと共用。2G(GSM方式)および3G(W-CDMA方式)、4G(LTE方式)に対応し、LTE UE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応。対応周波数帯は販売国・地域などによって異なるとのこと。

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Blade V8 ProとBlade V8の特長としては、指紋センサーが従来の背面ではなく、iPhoneやGalaxyなどのようなディスプレイの下中央に搭載された点でしょう。またBlade V8もデュアルリアカメラを搭載するようで、昨年のiPhone 7 Plusの発売によってデュアルリアカメラがかなり普及しそうです。

一時的に公開されていたBlade V8の主な仕様は約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)液晶やSnapdragon 435(MSM8940)、3GB RAM、32GB内蔵ストレージ、約1300万画素と奥行きのための約200万画素というデュアルリアカメラ、Android 7.0 Nougat with MiFavor 4.0など。

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Blade V8


記事執筆:memn0ck


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