フラッグシップストア「au SENDAI」が12月28日に仙台にオープン!KDDI直営店史上最大規模で店内にはカフェも初併設――事前説明会に潜入してきた【レポート】
KDDI直営店史上最大規模となるau SENDAIの中身をいち早くチェック! |
既報通り、KDDIが同社の8店舗目となる直営店「au SENDAI」を2016年12月28日(水)12時より仙台市内にオープンします。
これに先立ち、12月26日にau SENDAIにて報道関係者など向けに実際に店舗を内覧・体験できる事前説明会が開催。当日はKDDIおよびau SENDAIとしての取り組みや構想、店内スペースについての説明を聞くことができました。
今回はこの説明会で実際に見聞きしたことを整理し、au SENTAIがどういった店舗なのかを紹介していきます。
au SENDAIがオープンする場所は仙台市一番町にある商店街「ぶらんどーむ一番町」内。2フロアに渡る店舗面積でKDDI史上最大規模となる直営店です。
説明会にて、まずこれまでのKDDI直営店での取り組みとau SENDAIについて説明してくれたのはKDDI執行役員 コンシューマ営業本部の高橋正明氏。
KDDIでは「感動体験の提供」を使命とし、2010年のau NAGOYAオープンを皮切りに、これまで全国に7店舗の直営店を開設。
店舗数を増やす中で、当初の「最新のau商品・サービスを発信」という目的から「ライフスタイル提案」、そして「通信領域以外も含めた接点の拡大」と、ライフデザイン企業としての活動に力を入れています。
特に2016年にオープンした3店舗(「au HAKATA」および「au SAPPORO」、「au みなとみらい」)はライフデザイン店舗として物販エリアと通信エリアを兼ね備えた、従来の直営店とは異なるコンセプトに。
au HAKATAとau SAPPOROではデジタルガジェットを、auみなとみらいではステーショナリーを展示・販売するなど、これまでのキャリアショップとは異なる取り組みを行なってきました。
またこれら3店舗を含めた各直営店では、VRデモ体験や通信販売されている衣類のバーチャル試着体験会、シニア向けスマホ教室なども実施。auユーザーであるかを問わず、多様な形でお客さまとのつながりを意識した取り組みを展開中。
そんな中、今回新たにオープンするのがau SENDAIです。8店舗目にして東北エリア初の直営店となるau SENDAIは、KDDI直営店史上最大規模となる店舗面積(約1145平方メートル)をほこり、またこの広さを活かして店内にはカフェ「BLUE LEAF CAFE」を初併設。
他にもイベント・ワークショップができるスペース、キッチン・ダイニング商品やステーショナリー、ガジェット、au WALLET Market取扱品の展示・販売スペースなどが設けられています。
店舗は2フロア設計となっており、1階にはカフェエリア(BLUE LEAF CAFE)とセレクトアイテムエリアを設置。
カフェエリアに併設されるBLUE LEAF CAFEは杜の都・仙台を象徴する「青々と茂る木々」をイメージして命名。カップを上から見たデザインのロゴマークは、東北6県をイメージし六角形が取り込まれています。
BLUE LEAF CAFEでは、こだわりのコーヒーや、東北の食材を使用した地産地消のメニューなどを用意。カフェエリアに用意された8タイプの座席でゆったりとくつろぐことが空間に。なおauスマートパス会員であれば、会計時にクーポンを提示することで、ドリンクが2017年3月31日まで100円引きで注文できます。
同フロアに併設されたセレクトアイテムエリアでは直近開設の3店舗同様にガジェットやステーショナリーが購入可能。
また、au SENDAIでは新たにキッチン・ダイニング商品の取扱い、あるいは伝統工芸品なども展示・飯場が行われます。
2階には契約手続きなどに対応する通信エリア。そしてほかにヒストリー展示、VR体験エリア、大型イベントエリアを設置。
通信エリアには携帯契約カウンター、ちょっとした契約変更を手軽に行えるクイックカウンターのほか、au +1 collectionをはじめとしたアクセサリー、au WALLET Marketの各種商品を展示しています。
また携帯契約カウンターを備えるこの2階フロアを見ていても、改めて感じられるのが、初期の直営店とは異なる印象の店内設計。
未来感でなく「日常感」を取り入れた設計はウェルカムが全体ディレクションを、窪田建築都市研究所が空間デザインを担当。
説明会当日は窪田建築都市研究所の窪田氏からも説明があり、空間デザインのコンセプトを「つながる」として、空間と素材、空間とコト、コトと人、人と人、それぞれがつながっていくことで、新しい価値や豊かな地域性を生みだす場としているとのこと。
フロアの足元もよく観察してみると単純な切り替え・境目でなく、多様な素材がつながる独特な設計に。また2階イベントエリアの天井の照明は格子状の光ルーバーとすることで、情報が無限に繋がっていくことを表現。店内デザインをじっくりと観察するというだけでも、楽しむことができます。
ヒストリー展示エリアでは2016年7月14日から7月18日にかけてau SHINJUKUで開催されていた「おもいでケータイタイムトラベル」のコンテンツを常設とし、auやIDO、セルラー、ツーカーの歴代端末の一部が展示されます。
またアーケードに面した窓際には常時体験可能とするVR体験エリアを設置。au SENDAIオープン時には、宮城の方にとってはとくに馴染み深い、2015年5月に閉館したマリンピア松島水族館のVRほか、3つのコンテンツを無料で体験することが可能です。
大型イベントエリアには55インチのモニター18面で構成されたマルチモニターが設置され、このモニターやスペースを利用した各種イベントを開催。東北各地の情報を発信するFMラジオ局「Date fm(デイト・エフエム)」とタイアップし、毎週金曜日11時30分から12時50分に放送中の番組「宮城ごちそうラジオ」「東北まんぷくラジオ」の公開生放送も実施されます。
なおオープン初日から2017年1月31日までの期間においては、ビームスとのタイアップにより実現されたau SENDAI限定イベント「au SENDAI おもいでタイムライン」を開催。携帯電話の歴史30年とファッションの歴史40年をかけ合わせ、携帯電話とファッションの遍歴を楽しむことができます。
またこちらのエリアでは、KDDIの東北復興支援への取り組みも展示されます。
また説明会の中では、KDDI コンシューマ営業本部の若槻肇氏より、KDDIの東北復興支援への取り組みについての話も。
稼働シェアが約3割となっている東北地区(東北6県)では、「東北のお客さまの生活を楽しく豊かに」というスローガンのもと、東北に根ざした取り組みを随時実施中。
当記事作成時点において仙台で開催中のSENDAI 光のページェント、あるいは仙台七夕まつりや青森ねぶた祭りといった地域イベントにてプロモーションを行うほか、エリア対策としてイベント開催地に車載基地局や可搬基地局を派遣。ほかにもau WALLET Marketでは東北の産品も取り扱っています。
また被災地自治体に出向や漁協へのIT支援、スマートブイでの漁業支援などを行なってくる中、現在では取り組みが「生活環境づくり」から「地域創生」へと移行しつつあるとのこと。
au SENDAIはお店が多く建ち並ぶアーケード内に位置しており、また近隣には企業が入ったオフィスビルも多く存在しています。買い物を楽しむ人から近隣の会社に勤める人まで、多くの人が行き交う環境にあることを活かし、新たなエンゲージメントを築く場、買い物だけでなくコミュニティ形成にも活用してもらえる場を目指していくとのこと。
今後の予定として仙台市・商店街と連携してのワークショップ&イベント、バレンタインシーズンのチョコレート作りイベント、伝統工芸品の展示販売イベントなども実施を予定。
こういった東北のお客さまとの接点になる、居心地のいい憩いの場を提供する中で、あたらしいケータイショップのかたち、そして感動水準の体験価値を創出していきたい、と力強く語られていました。
なおオープン初日(12月28日)は12時開店となり、以降、年末年始は一部、営業時間の短縮なども予定されています。詳細は以下のとおり。
- 12月28日(水):12〜21時
- 12月29日(木):10〜21時
- 12月30日(金):10〜21時
- 12月31日(土):
- 1月1日(日):休業
- 1月2日(月):8〜19時
- 1月3日(火):10〜21時
- 1月4日(水)以降:通常営業(10〜21時)
過去にau NAGOYA、au OSAKAといった初期開設のKDDI直営店を訪問したことがある筆者も、今回au SENDAIを訪れてみて、店舗の広さはもちろんのこと、より落ち着ける印象の強い、店内の雰囲気に魅力を感じました。
これからオープン、そして年末年始突入と直近ではしばらく混み合うことが予想されますが、東北初のKDDI直営店として、またKDDIが掲げるお客さまとの新たな接点として、ぜひとも足を運んでみてください。
記事執筆:そうすけ
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