来年の次期スマホ「iPhone 8」シリーズでは3Dマッピングに対応したデュアルカメラを搭載か？モジュールを開発するLG Innotekと提携で開発中と報道
| iPhone 8シリーズでは3D撮影対応！？写真はデュアルカメラ搭載のiPhone 7 Plus |
Appleが来年秋にも投入すると見られている次期スマートフォン（スマホ）「iPhone 8」（仮）シリーズでは3D撮影が可能なデュアルカメラを搭載し、カメラモジュールをLG Innotekと共同開発しているとThe Korea Economic Dailyが報じています。
LG Innotekは「iPhone 7 Plus」のデュアルカメラのモジュールも独占的に供給しており、独自の3D撮影関連技術を持っているため、この技術をスマホカメラに応用できる方法をAppleと提携して検討しているとのこと。
Appleはこれまでにも3D撮影カメラ技術を持った2015年4月にイスラエルのベンチャー企業のLinX Computational Imaging（以下、LinX）を買収しており、デジタル画像を3段階で分割して写真に奥行き情報を追加でき、3D撮影を実現するためにはデュアルカメラ技術を補完する必要があるということです。
スマホのカメラ機能も一定水準にまで達し、各社ともにさまざまな技術を導入してきており、中でもAppleやHuawei Technologiesなどが2つのカメラを搭載するデュアルカメラを導入しています。
iPhone 7 Plusで搭載されたデュアルカメラは、片方が広角、もう片方が望遠のレンズを採用し、擬似的に光学2倍ズームに対応するなどの効果をもたらしていますが、Appleでは今後の製品でさらに3D撮影に対応させようとしているようです。
複数のカメラを使うことで奥行き情報を得る3D撮影を行なう試みもGoogleが「Project Tango」として進めており、スマホでも「Lenovo PHAB2 Pro」が一般販売されました。
また、Microsoftもデュアルカメラではありませんが、Windows 10 Mobileを搭載したスマホで3D撮影ができるようにする「Creators Update」を2017年初頭に提供予定となっており、VRブームに乗って3Dデータの活用が一気に進みそうです。
そういった中でAppleでもこれまではVRに対する取り組みは特に明らかにしていませんが、3Dカメラとともに力を入れてくるかもしれませんね。期待したいところです。
なお、LG Innotekとの提携では、iPhone 7 Plusでは対応しなかった光学手ぶれ補正に対応したポートレートモードになるという可能性もあるとされています。
記事執筆：memn0ck
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