ソニーの最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ」の実力をベンチマークでチェック!操作性にも不満のないうまく調整したモデルに【レポート】



ソニーの新スマホ「Xperia XZ」でベンチマークを実施!

ソニーブランドの最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)が日本では11月2日にNTTドコモやau、SoftBankから発売されました。昨年までのフラッグシップモデル「Xperia Z5」と同じ5.2インチサイズになり、チップセットなどは今夏モデル「Xperia X Performance」と同じSnapdragon 820ですが、カメラ機能などが強化されています。

すでにNTTドコモ向け「Xperia XZ SO-01J」の開封レポートXperia Z5と比較しながらの全体的なレビューを紹介しましたが、今回は各種ベンチマークアプリを用いてその性能を確かめていきたいと思います。

【まずはスペックをおさらい】

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Xperia XZは前述通りにチップセットにXperia X Performanceと同じ64bit対応Qualcomm製クアッドコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」(2.2GHz×2コア+1.6GHz×2コア)を搭載しています。また、画面サイズこそ5.0インチと5.2インチという違いがありますが、解像度は同じフルHD(1080×1920ドット)、内蔵メモリー(RAM)も
3GB、内蔵ストレージも32GBと同じです。違う部分としては本体サイズが大きくなっているので多少は排熱処理などがしやすくなっていそうなところでしょうか。

Xperia X Performanceも夏モデルながら発熱問題に苦しんだ昨夏モデル「Xperia Z4」と比べるとそれほど熱が発生せず、うまく調整していましたが、Xperia XZはさらに安定した動作になっているように思われます。そういったこともあり、前回紹介したレビューでも動作がXperia Z4やXperia Z5よりもかなり安定したことにつながっているのかと思われます。

なお、同じSnapdragon 820を搭載した機種として「HTC 10 HTC32」や「AXON 7」あたり、その他、ライバルの「iPhone 7 Plus」のベンチマーク結果も合わせてご覧ください。

【ベンチマーク1:AnTuTu】

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まずはじめに定番のベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」(v6.2.1)で計測を行った結果は127426、134583、133773となりました。OSが違いますが、iPhone 7 Plusが18万程度だったことに比べるとだいぶ劣る印象、また同じSnapdragon 820のHTC 10やAXON 7がともに14万前後なのと比べると若干低くなっています。

【ベンチマーク2:Geeksbench】

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続いて、シングルコアとマルチコアをそれぞれ計測できる「Geekbench 4」ではシングルコアが1587、1596、1584、マルチコアが3912、3875、3864となり、iPhone 7 Plusではシングルコアが3468、マルチコアが5628となっていたのでこれまただいぶ離された印象で、同様にHTC 10やAXON 7からも少し低い数値となりました。

【ベンチマーク3:3D Mark】

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3D MarkのIce Storm Unlimitedの結果は29743、29771、29807に。

【ベンチマーク4:Quadrant】

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最後に昔からあるものの、すでに過去のツールになってはいるQuadrant Standard Edtionを試すと、42627、43171、42214に。

【Xperia XZのベンチマークまとめ】

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アプリ1回目2回目3回目平均
AnTuTu127426134583133773131927
Geeksbench 4シングルコア1587159615841589
マルチコア3912387538643884
3D Mark29743297712980729774
Quadrant42627431714221442671

ざっくりと見てきましたが、Xperia XZでは3D Markのモニタリングデータを見てもCPUの最高クロックである2.15GHzまでは到達しておらず、発熱の具合などを見ながら無理をしない運転をしているという感じです。ただし、実際に操作してみれば特に不満なく動作しているので、こういった処理が現状のハイエンドチップセットでは無難なのかもしれません。

記事執筆:memn0ck


[Image] QRコードアプリ名:CPU-Z
価格:無料
カテゴリ: ツール

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