ソフトバンク、SoftBank向けスマホ「AQUOS Xx3」にLTE-Advancedの256QAMに対応するソフトウェア更新を提供開始!同社初で、下り最大350Mbpsに



SoftBank向けスマホ「AQUOS Xx3」が256QAMに対応して下り最大350Mbpsに!

ソフトバンクは28日、SoftBank向けAndroidスマートフォン(スマホ)「AQUOS Xx3(型番:506SH)」(シャープ製)について4G LTEの次世代高速通信規格「LTE-Advanced」の技術である「256QAM」に対応したソフトウェア更新を提供開始したとお知らせしています。

これにより、従来の64QAMの通信速度が約1.3倍になって下り最大262.5Mbpsから下り最大350Mbpsになります。なお、SoftBankのスマホでは256QAM対応は初で、今冬モデルでは「Xperia XZ(型番:601SO)」も発売時から対応します。

AQUOS Xx3は今夏に発売されたSoftBank向けハイエンドスマホで、2.5D強化ガラスを採用した120Hz駆動の約5.3インチFHD(1080×1920ドット)ハイスピードIGZO液晶を搭載しています。また、防水(IPX5およびIPX8準拠)、防塵(IP5X準拠)などに対応したラウンドデザインを採用しています。

主な仕様はQualcomm製クアッドコアCPU「Snapdragon 820 MSM8996」(2.2GHzデュアル+1.6GHzデュアル)、3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大200GBまで)、3000mAhバッテリー、最大通信速度下り262.5Mbpsおよび上り37.5Mbps、Wi-Fi対応規格IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHzおよび5GHz)、Bluetooth 4.2など。

カラーバリエーションはホワイトおよびアクアブルー、アンバーブラックの3色展開。その他の製品情報については以下の記事をご参照ください。

ソフトバンク、SoftBank向け指紋センサー搭載スマホ「AQUOS Xx3 506SH」を発表!5.3インチフルHDハイスピードIGZO液晶やSnapdragon 820、3GB RAM、下り最大262.5Mbpsなど - S-MAX
デザイン一新したSoftBank向けハイエンドスマホ「AQUOS Xx3」を写真と動画でチェック!NTTドコモやau向けとの外観の違いは?「レポート」 - S-MAX

今回導入される256QAMは変調方式のひとつで、直行振幅変調にて従来の64QAMが6bitだったのに対し、256QAMでは8bitになって通信速度が約1.3倍になります。

ソフトバンクでは、SoftBank 4G LTE(FDD-LTE方式)およびSoftBank 4G(AXGP方式)をそれぞれ256QAMに対応させ、各通信速度が以下のようになります。なお、SoftBank 4Gの175Mbps(256QAM化後は234Mbps)はAQUOS Xx3は非対応。

64QAM256QAM
4G LTE75Mbps100Mbps
112.5Mbps150Mbps
150Mbps200Mbps
187.5Mbps250Mbps
262.5Mbps350Mbps
4G110Mbps142Mbps
165Mbps214Mbps
175Mbps234Mbps

対応エリアはSoftBank 4G LTEでは東名阪の一部より、SoftBank 4Gでは全国主要都市の一部より256QAM対応機種の発売に合わせて順次提供を開始していくとのこと。また、AQUOS Xx3をベースにした今冬に発売予定のスマホ「STAR WARS mobile」も256QAMに対応しています。

ソフトウェア更新は本体のみでネットワーク経由(OTA)にて行い、メインメニューから行う場合はホーム画面から「設定」→「端末情報」→「ソフトウェア更新」→「ソフトウェア更新」→「はい」→「今すぐダウンロード」を選択し、更新されたソフトウェアのダウンロード後「今すぐ更新」を選んでソフトウェア更新画面から「はい」で実施されます。

また、ステータスバーのアイコンから行う場合はステータスバーにマークが表示されていたらステータスバーを下にドラッグし、「ソフトウェア更新」をタップ後、「今すぐ更新」を選択してソフトウェア更新画面から「はい」にて実施されます。更新によって変更される点は以下の通り。

・新技術「256QAM」に対応
・稀に画面に縦筋が発生する場合がある事象の改善
・​eメール専用アプリで返信する際に、稀に返信文に意図しない文が引用される事象の改善


更新後のビルド番号は「ビルド番号:S0022」。ソフトウェア更新にかかる通信料は無料。更新に歳する注意点は以下のように案内されています。

・ソフトウェア更新中は、発着信を含むスマートフォンの各機能をご利用できません。また、緊急通報(110番、118番、119番)をご利用することもできません。
・ソフトウェア更新の完了までに最大60分程度かかる場合があります。
・ソフトウェア更新を行う際は通信が切断されないよう、電波状態のよい場所で移動せずに実施してください。
・ソフトウェア更新中は、絶対に本機の電源を切らないでください。故障の原因となります。
・ソフトウェア更新は電池を十分に充電した状態で実施してください。ソフトウェア更新中に電池切れになると、故障の原因となる可能性があります。
・本機の状況(故障・破損・水濡れ等)によっては、保存されているデータが破損・消失されることがあります。 必要なデータは、ソフトウェア更新前にバックアップしておくことをおすすめします。なお、データが破損・消失した場合の損害につきましては、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
・その他のご注意点はソフトバンク公式サイト<<ソフトウェアアップデート>>をご確認ください。




記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
AQUOS Xx3をご利用中のお客さまへ | 個人のお客さまへのお知らせ | お知らせ | モバイル | ソフトバンク
256QAM(256カム) | ソフトバンクのネットワークサービス | 通信・エリア | モバイル | ソフトバンク

共有する

関連記事

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…

【ケータイラボ】際立つ薄さ約11.9mm!3Gハイスピード対応スリムケータイ「707SCII」

「707SCII」は、薄さ約11.9mmを実現したスリムケータイ。発売時期は今春を予定し、価格はオープンプライス。「707SCII」は、薄さ11.9mmのスリムボディーを採用したので、バッグやポケットに入れてもかさばらずに、スマートに持ち運べる…

【ケータイラボ】福岡ソフトバンクホークス公認!プロ野球ケータイ「ホークスケータイ」

「ホークスケータイ」は、本体表面に福岡ソフトバンクホークスオフィシャルロゴを配置した、シャープ製のケータイ。発売時期は、3月上旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「ホークスケータイ」は、待受け画面やメニュー画面、着…