NTTドコモ、Android 7.0 Nougat搭載のハイエンドスマホ「V20 PRO L-01J」を発表!5.5インチWQHD液晶や4GB RAM、デュアルカメラ、サブディスプレイ、ハイレゾ対応クアッドDACなど



NTTドコモが新スマホ「V20 PRO L-01J」を発表!

NTTドコモは19日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2016-2017冬春モデル新商品発表会」を開催し、約5.5インチWQHD(1440×2560ドット)IPS-NEO液晶や4GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージなどを搭載したハイスペックなAndroid 7.0(開発コード名:Nougat)採用のスマートフォン(スマホ)「V20 PRO L-01J」(LG Electronics製)を発表しています。

発売時期は2017年2月を予定し、事前予約などは後日別途開始される予定。価格は詳細はまだ決定されていませんが、毎月の利用料を割り引く「月々サポート」を適用した後の実質負担額が新規契約および機種変更、契約変更で3万円台後半、他社から乗り換え(MNP)で2万円台半ばを予定。

海外でAndroid 7.0 Nougatを初プリインストールして発売された「LG V20」の上位モデルで、スマホでは世界初の「Quad-DAC」搭載やデンマークの音響機器メーカー「B&O(バング&オルフセン)」のカジュアルブランド「B&O PLAY」が音質をチューニングするなど、音のクオリティーに注力されています。

また、リアカメラも約1620万画素裏面照射型CMOS(F1.8)に加え、超広角135°の約820万画素裏面照射型CMOS(F2.4)の「デュアルカメラ」を搭載し、“匠”の写真表現を実現。さらに日本向けにワンセグやフルセグ、防水(IPX5・IPX7)、防塵(IP6X)、おサイフケータイ(FeliCa)にも対応しており、充実のハイエンドモデルとなっています。

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V20 PROは、テーマは「“動画”、”写真”、”音”、全てが匠クオリティー」と銘打たれ、NTTドコモの「2016-2017冬春モデル」のうちでは最も高性能かつ多機能なハイエンドスマホです。

同時に発表された「Xperia XZ SO-01J」と同様に3波のキャリアアグリゲーション(CA)と変調方式「256QAM」によって下り最大500Mbpsおよび上り最大50Mbpsの高速通信サービス「PREMIUM 4G」に対応しました。

また「iPhone 7 Plus」でも搭載されて話題となっている背面に2つのカメラを搭載したデュアルカメラも搭載し、Huawei Technologies製スマホ「HUAWEI P9」や「honor 8」のカラーとモノクロではなく、iPhone 7 Plusと同じ通常レンズと広角レンズといった仕様になっています。

これにより、iPhone 7 Plusのように光学ズームには対応してませんが、さまざまなアングルでの撮影が可能に。光学手ぶれ補正(OIS)やレーザーオートフォーカスにも対応し、動画も快適に撮影できます。フロントカメラには約510万画素裏面照射型CMOSで120°の広角レンズを搭載し、グループショットも簡単。

ハイレゾ対応のQuad-DACはESS Technology製チップ「ES9218」で、通常のSingle-DACと比較してノイズを半分程度低減でき、よりクリアで高音質な音質を楽しめます。なお、外部スピーカーはモノラル。

ホームボタンなどのナビゲーションボタンは画面内に表示するオンスクリーンボタンで、背面に指紋センサーを搭載。右側面には音量上下キー、左側面にはSIMカードおよびmicroSDカードのスロット、下側面にはスピーカーやUSB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子が配置されています。背面の指紋センサーは押せるボタンにもなっており、電源キーも兼ねています。

さらにメインディスプレイの上に横に細長い有機ELのサブディスプレイを搭載し、日時などと表示させてもバッテリー消費を抑えられるようになっており、常時表示にも対応しています。サイズは約149×72×7.9mm、質量は約140g台(ともに予定)、本体色はTitan(チタン)の1色のみ。バッテリー容量は2900mAhで、各種動作時間は未定。

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スペックとしてはQualcomm製64bit対応クアッドコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」(2.1GHz×2コア+1.5GHz×2コア)やmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B/F、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、赤外線(リモコン機能のみ)、VoLTE/VoLTE(HD+)、エリアメール、Miracast、Google Cast、DLNA、ハイレゾ音源対応、バッテリー節電などに対応。

最新OSの「Android 7.0(開発コード名:Nougat)」を搭載し、ひとつの画面に2つの起動中アプリを表示できる「マルチウィンドウ機能」を搭載するのに加えて、スリープ状態に自動的に移行して消費電力を抑える省電力機能「Doze」強化したことで、快適なスマホライフを実現。

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携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応し、LTE UE Category 12によって3波のキャリアアグリゲーション(CA)に加え、新たに変調方式「256QAM」に対応し、高速通信サービス「PREMIUM 4G」の下り最大500Mbpsおよび上り最大50Mbpsでデータ通信が利用可能。なお、SIMカードはnanoSIMカードスロット(4FF)を採用。

対応周波数帯もLTEが700MHz(Band 28)および800MHz(Band 19)、1.5GHz(Band 21)、1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のペンタバンド対応、3G(W-CDMA/HSPA+)はFOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsの800MHz(Band 6・19)および2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応です。海外ではGSM/GPRS/EDGE(850および900、1800、1900MHz)やTD-LTE(1.9および2.3、2.5、2.6GHz)も利用可能。

◯主な仕様
製品名V20 PRO L-01J
メーカーLG Electronics
本体色Titan
サイズ約149×72×7.9mm
質量約140g台(予定)
OSAndroid 7.0
ディスプレイ約5.2インチTFT液晶
WQHD(1440×2560ドット)
CPUクアッドコア(2.1GHz×2コア+1.5GHz×2コア)
内蔵メモリー(RAM)4GB
内蔵ストレージ32GB
外部ストレージ
(最大対応容量)
256GB
リアカメラ
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1620万画素/約1600万画素+裏面照射型CMOS
約820万画素/約810万画素
インカメラ
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約510万画素/約490万画素
フォトライト/フラッシュ○/○
手ブレ補正/手ブレ軽減○/―
オートフォーカス
バッテリー容量2900mAh
連続待受時間[静止時]
(LTE/3G/GSM)
未定
連続通話時間
(LTE/3G/GSM)
未定
電池持ち時間未定
充電時間
[ACアダプタ05/ACアダプタ06]
未定
PREMIUM 4G対応
通信速度
(受信時最大/送信時最大)
500Mbps/50Mbps
LTE国内対応周波数
(2GHz/1.7GHz/800MHz/1.5GHz/700MHz/3.5GHz)
○/○/○/○/―/―
LTE国際ローミング
(2GHz/1.7GHz/2.6GHz/700MHz/3.5GHz)
○/○/○/○/―
TD-LTE対応
VoLTE/VoLTE(HD+)対応○/○
海外対応
ビデオコール対応
連続ビデオコール時間未定
UIMカード形状nanoUIM
SIMロック解除対応
Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)
[対応通信規格]
○/○/○/○/○
テザリング
(同時接続可能数)
13台(Wi-Fi:8台+USB:1台+Bluetooth(PAN):4台を併用)
Bluetooth
(対応バージョン)
○(4.2)
赤外線通信―(リモコン機能のみ)
防水/防塵○/○
ワンセグ/フルセグ○/○
FeliCa/NFC(CE/P2P/RW)○/○(○/○/○)
生体認証
(ログイン・決済)
○(指紋)
シンプルメニュー
非常用節電
ハイレゾオーディオ対応
伝言メモ
FMトランスミッター
※「電池持ち時間」とは平均的なスマートフォン利用(インテージの社2015年6月調査データを基に算出)があった場合の各機種における電池の持ち時間です(自社調べ)。2016年夏モデル以降、より公平で、よりわかりやすい電池の持ち時間の訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、「電池持ち時間」についてKDDIと共同で設定した基準で測定してを採用することとしております。



記事執筆:memn0ck


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