技術が変わっても根本は同じ 『アングリーバード』のプロデューサーと監督 が語る最新の映画製作




東京・銀座 ソニービル 8 階 コミュニケーションゾーンOPUS(オーパス)では、映画『アングリーバード』展を 2016 年 9 月 17 日(土)より開催している。 その特別イベントとして開催されたのが、クリエイティブトークイベントだ。アメリカより来日中の、映画『アングリーバード』製作、原案のJohn Cohen(ジョン・コーエン)氏と監督の Clay Kaytis(ク レイ・ケイティス)氏がゲストとして登場。モデレーターを務めた日本の若手クリエイター上田 広太郎氏や、日本の中高生31名も参加し会場は大いに賑わった。そのイベントの模様を紹介しよう。

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前半と後半に分かれていたイベントはまず「クリエイターズトークセッション」からスタート。ここでは、コーエン氏と ケイティス氏によるトークディスカッションが行われた。クリエイターを目指したきっかけや映画製作についてコーエン氏は、「子供の頃からアニメや映画が大好きで、この職業に就きたいという思いを持ち続けた」と自身の経験を話した。子供時代から描くことを欠かさなかったコーエン氏。ニュー ヨーク大学で学んだことや、いままでのこの道に携わってきたことすべてが今の自分を作っていると話していた。

ケイティス 氏は、映画『アングリーバード』の製作で苦労した点について話した。「鳥の羽の質感を表現したり、似たキャラクターでも一つ一つ個性を出すのに苦労した」ということだ。

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後半の「フューチャーセッション」では、ゲストとより近い形で意見交換のできる場が設けられた。二人が共通して話したのは「映画作りの現場はスキルの高い人たちが若い人たちにどんどん教えシェアしていく文化が備わっている」ということ。

コーエン氏は『スターウォーズ』シリーズほか、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、『メアリー・ポピンズ』に影響を受けたといい、ケイティス氏は「『アラジン』に感銘を受け、アニメーションの可能性を感じた」と話したことからもそれぞれ脈々と受け継がれる影響力の大きさを実感しているということだろう。

来場していた中学生から「CGと2Dの違い」について質問が出たが、おもしろいのは二人ともある意味では違いをあまり感じていないという点を挙げたということだ。

「CGでも、2Dでも求められているものは、アーティスティックな感性です。作品自体が大切なので、紙であれ、コンピューターであれ、まずはその世界観を表現することを考えなければいけません」とコーエン氏は話す。これはキャラクターデザインにも言えることで「そのキャラクターに個性があり、そのキャラクターに共感したり、感情移入できる作品を心がける必要がある」と語った。

コーエン氏の話にケイティス氏も「全てのデザインはまず2Dから作られ、そこから3DやCGといった技術を用いて制作していく」と相槌を打った。

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つまり、技術が発展していくことで、可能性は広がるが映画作りの根本は変わらないということだろう。いままでの映画作りを継承しながらも、新しい技術を取り入れていく二人の熱い話に、将来は映画を作りたいと話す来場者も「(コーエン氏のように)毎日絵を描こうと思います!」と目を輝かせていた。

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