スマホでコントロール可能な1万円台で買えるホビー向けミニドローン「Parrot Swing」と「Parrot Mambo」を発表【レポート】


レースゲームやボールが発射できる遊べるミニドローンを発表

パロットは29日、都内にて新製品発表会を開催し、固定翼型ミニドローン「Parrot Swing」とアクセサリーを装着することで様々な機能が追加できる「Parrot Mambo」を10月中に発売することを発表した。

発表会には同社JPAC 地域担当バイス・プレジデント兼マネージング・ディレクターのクリス・ロバーツ氏が登壇し「次世代の飛行ロボット」として遊び心満載のミニドローンについてプレゼンテーションを行った。

Parrot Mamboはスマートフォンで簡単に操作できるホビー向け、Parrot Swingは固定翼の飛行機のようにして2倍楽しめるミニドローンだ。今回は発表されたミニドローン2機種の特徴を写真で紹介していく。

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手のひらサイズのParrot Mamboは、Parrot Mambo本体のほかに、リモートコントロール可能なアーム「グラバー」と6mmサイズのボールが打ち出せる「キヤノン」、バッテリー、USBケーブルが付属する。

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Parrot MamboはLEDが目のようになっており、昆虫をイメージするようなデザインだ。顔に見える部分の下にはリモート操作で開閉するグラバーが取り付けられていた。

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コントロールはスマートフォン(スマホ)やタブレット用のミニドローン専用アプリ「FreeFlight Mini」(無料)で行う。対応OSはiOSおよびAndroidだ。Parrot Mamboのセンシング技術で安定した飛行・ホバリングが可能となっている。

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グラバーは最大4gのものなら持ちあげて飛行可能。ちょっとしたイタズラやゲームに使えるという。空中でのコントロールが難しく、単純なものだが持ちあげたり落としたりという操作は意外とゲーム性が高い。

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キャノンも同様にコントローラーからの指示でボールを2m先にめがけて最大6発まで覇者できる。多人数で遊ぶ対戦ゲームなど面白く遊べそうだ。Parrot Mamboの最長飛行時間は9分、最高速度は時速29Kmとのこと。

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Parrot Mamboの価格は15,000円(税別)で10月発売予定。屋内で楽しめる本格的なドローンだ。

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別売の高精度操縦リモコン「Parrot Flypad」(5,000円)で細かな操作も可能だ。このParrot FlypadはParrot Swingに付属するものと同じ。

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続いて、Parrot Swing。こちらのパッケージ内容はParrot Swing本体、Parrot Flypad、バッテリー、USBケーブル。

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垂直飛行はクアッドコプター・モードでいわゆるドローン的に楽しむことができる。ホバリングや細かい操作が可能だ。

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固定翼モードにすると前進のみとなりコントロールが難しくなる。さらに最高29kmの速度で飛行できるため雰囲気は飛行機、いや例のXウイング。こちらはレースやアクロバット飛行など操縦技術を楽しむためのドローンと言ったところだろうか。

かなりのスピードで飛行できるが、本体は73gの軽量であることと固定翼の素材に柔軟性があるため障害物に当たって落下しても無事だった。

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Parrot Swingもセンシング技術により固定翼モードでは、高度を維持しながら飛行できるため、二次元的な感覚でも操縦できる。微妙なバランス感覚で上昇下降も可能で、操縦になれると高度な飛行ができそうでなかなか奥が深いと感じた。飛行時間は最大8分。

どちらのモデルもBluetooth Low Energy対応で、スマートフォンでのコントロールでは最大20mまでの通信が可能だ。Parrot Flypad使用時には最大60mまで通信を可能としている。また、VGA(640×480ドット)サイズで撮影できる30万画素のカメラを搭載し、1GBの内蔵フラッシュメモリに静止画を記録することも可能だ。

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Parrot SwingはParrot Flypad込みで17,000円(税別)。こちらも10月発売予定だ。こちらはラジコンヘリや飛行機のようにある程度の飛行スペースが必要となるが、飛行技術を取得するための入門機としても良さそうだ。

記事執筆:mi2_303


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