NTTドコモ向けと見られるZTE製スマホ「MO-01J」がBluetooth認証を通過!独自ブランドのマルチメディア特化製品か
NTTドコモ向けZTE製「MO-01J」がBluetooth.org通過!写真はイベント時のZTEブース |
Bluetooth認証機関のBluetooth SIGは25日(現地時間)、同社の公式Webサイト「Bluetooth Qualification Program」( http://bluetooth.org )にてNTTドコモ向けと見られる未発表のZTE製スマートフォン(スマホ)「MO-01J」を認証したとしています。
すでに他の認証機関などから今年9月以降のNTTドコモの製品型番は現在の末尾「H」の次の「I」ではなく、富士通製「F-02J」などのように「J」になることが明らかになっています。
さらに公開された情報ではソフトウェアバージョンが「DCM_JP_AnakinV0.0.1B08」となっており、MO-01JがNTTドコモ向けであることが予想されます。
なお、スマートフォンとは明記されていませんが、タッチスクリーンであり、2Gおよび3G、4Gに対応した携帯電話であると記載されていることから恐らくスマホに類する製品となり、型番や説明文からマルチメディアに注力または特化した製品になるのではないかと思われます。
MO-01J is a LTE/WCDMA/GSM Multi-Mode Digital Mobile Phone. It operates in 2G 3G and 4G networks and achieves seamless handover between these various networks. Empowered by 4G technology, this mobile phone helps you realize high speed connectivity on the go. In addition, the touch screen design makes the phone easy to maneuver and ideal for enjoying multimedia entertainment.
MO-01Jは、NTTドコモ向けの未発表のスマホと見られる製品で、未発表なため、実際に発表・発売されるかは不明です。公開されている情報では、少なくともBluetooth 4.1に対応し、恐らくタッチパネルで操作できるスマホだと予想されます。
またこれまでZTEではSIMフリーのほか、ソフトバンクなど向けには日本国内でも製品を供給してきましたが、NTTドコモでは発売されるとなれば初となります。どういった製品になるのかわかりませんが、ざっくりと「P852D01HW1.0」などを元に検索してみても該当しそうなZTE製品は見当たりませんでした。
ただし、型番もZTE製ながら「MO」となっており、ディズニー・モバイル・オン・ドコモの「DM」やdtabシリーズの「d」のようにメーカーを表さないNTTドコモのオリジナルブランドとなる可能性が高く、説明文でもマルチメディアに触れていることからマルチメディアの「M」に関係しそうです。
一方、認証技術支援センターにて「工事設計認証」やWi-Fi AllianceにてWi-Fi認証を取得しているZTE製「Anakin」と同一製品と見られます。
AnakinはAndroid 6.0.1(開発コード名:Marshmallow)を採用したスマホで、800MHz(Band 19)および1500MHz(Band 21)、1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)のFDD-LTE方式、800MHz(Band 6・19)および2100MHz(Band 1)のW-CDMA方式に対応。
さらにIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)となっていることからミドルレンジ以下の低価格なモデルと見られています。恐らく今年もNTTドコモでは9月末から10月中旬あたりまでに2016-2017冬春モデルの発表会を行なうと思われますので、そこで発表される見込みです。楽しみにしたいところですね!
記事執筆:memn0ck
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