Google、低速回線でも高画質なビデオ通話ができるサービス「Duo」を提供開始!Androidだけでなく、iPhoneなどのiOS向けアプリもリリース



GoogleがiPhoneやAndroidで使えるビデオ通話アプリ「Duo」を配信開始!

Googleは15日(現地時間)、今年5月に開催した開発者向けイベント「Google I/O 2016」にて発表した低速回線でも高画質なビデオ通話ができるスマートフォン(スマホ)など向けサービス「Duo」を順次提供開始するとお知らせしています。

対応プラットフォームは、Android 4.1(開発コード名:JellyBean)以降およびiOS 9.0以降で、すでにアプリ配信マーケット「Google Playストア」および「App Store」にてダウンロードが可能となっています。利用料は無料。

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ダウンロードしてインストールしたら起動して初期設定を行います。iPhoneではマイクおよびカメラ、連絡先へのアクセスの許可が求められ、通知をするかどうかが選択


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最後にSMSで確認コードが送られてくるので入力すれば使えます。なお、Androidでは確認コードが自動で入力されて便利


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画面の下にある「ビデオ通話」ボタンを押せば連絡先から相手を選べます。なお、Duoを利用していない人を「招待」も可能

Duoはビデオ通話(動画チャット)ができるスマホなど向けアプリです。特長はリアルタイムコミュニケーションAPI「WebRTC」と転送プロトコル「QUIC」を用いて低速回線でも高画質な映像で映像による通話が行える点。また映像はハイビジョン(720p)に対応しています。

ビデオ通話に特化しており、起動してビデオ通話ボタンを押し、相手を選ぶだけですぐに発信が可能。さらにビデオ通話がかかってきた着信時にすでに相手の状態が映像で表示される「ノック機能」に対応。ノック機能は設定からオフにもできます。

ネットワークは携帯電話ネットワークと無線LAN(Wi-Fi)をシームレスに利用し、すべての通話がエンドツーエンドで暗号化されているとのこと。

ただし、初回利用時のみに本人確認のためか、SMSでの確認コードの入力が必要なため、SMSに対応した回線が1つ必要となります。なお、確認コードが確認できれば、必ずしもDuoを利用するスマホにSIMカードが入っている必要はない模様。

ビデオ通話アプリは多数ありますし、SMSでの本人確認が若干面倒な感じがしますが、着信が電話番号で通知されてり、ノック機能が便利だったりする場合には他のサービスと差別化できそうです。

とはいえ、AndroidでもiPhoneでも使えるのは便利ですが、ハングアウトでいい気もしたりと、特に日本ではノックノック機能とかを含めて親しい人としか使いたくなさそうですし、あまり普及しなそうではありますが、どうでしょうか。



記事執筆:memn0ck


[Image] QRコードアプリ名:Google Duo
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カテゴリ: 通信

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