iPhoneやAndroid、固定電話の留守電が文字で読める!ソースネクストがスマホなど向け新サービス「スマート留守電」を提供開始ーー剛力彩芽さんも登場した発表会を紹介【レポート】


ソースネクストの新イメージキャラクター剛力彩芽さんも登場!留守電が文字で読める

ソースネクストは23日、都内にて「ソースネクスト 新製品発表会」を開催し、留守電が文字で"読める"スマートフォン(スマホ)など向けアプリ「スマート留守電」を発表した。

スマート留守電は、これまで固定電話機の時代から使われてきた留守番電話を進化させ、スマホやパソコンなどを利用して、文字と音声で留守番電話の内容を確認できる次世代のサービスだ。発表会が行われた2016年5月23日より提供開始しており、2017年末までにユーザー数100万人をめざすという。

対応プラットフォームはAndroid 4.1(開発コード名:JellyBaen)およびiOS 9.0以降で、価格(税込)はアプリ自体は無料なものの利用料としてAndroid向けが月額290円、iOS向けが月額360円。今回は、この新しい留守番電話サービス スマート留守電の内容を紹介していく。

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スマホなどの携帯電話向けの留守番電話サービスは、通信事業者が預かった音声データをユーザーが受け取りに行って初めて内容を確認できるという仕組みで、これはサービス開始当初から変わっていない。一方で、スマホをはじめとする製品はインターネットに繋がるようになり、動画や音楽も楽しめるまでに進化している。

ソースネクストはこの旧来の音声回線による留守番電話の仕組みを進化させることに着眼し、スマート留守電を開発したのだという。

スマート留守電は、留守番電話に記録された音声をソースネクストのクラウドに保存し、音声を自動でテキストに変換する。このクラウド上の音声とテキストをスマート留守電アプリで確認できるほか、メールに転送設定しておけばパソコンなどでもテキストと音声を確認することもできる。

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スマート留守電のアプリの特長は、これまで不在通知のみだったロック画面に留守電メッセージ(テキスト)を表示するようにした。電車の中など電話に出られない、または、留守電を確認できないケースでも留守電メッセージで内容をすぐに確認できるというものだ。

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テキストのほか、音声データ(MP3形式)も記録されているので後から音声を確認することも可能だ。音声データは1分まで記録可能で、再生は先頭からだけではなく、変換されたテキストをタップして途中から再生することも可能となっている。

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変換されたテキストに電話番号が含まれる場合は、その番号をタップして折り返し電話をすることもできる。

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これまで、アドレス帳に未登録の電話番号からの不在着信は番号のみの表示だったが、スマート留守電では590万件のデータベースを利用して、不在着信時の相手を電話番号ではなく名前で表示する。

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スマート留守電用の転送電話番号へ固定電話や他のケータイ電話の着信を転送することで、留守電メッセージを一元管理することも可能としている。

スマート留守電の月額利用料は290円でAndroid版はGoogle Playストアでの課金方式。iOS版ではアップルの価格設定の都合上、Android版よりも少し高い月額360円でApp Storeからの課金となる。さらに今後、仮想移動体通信事業者(MVNO)などのSIMカード販売事業者でも販売していくとのこと。

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他の留守番電話サービスとの比較においてスマート留守電の場合は、最大保存数や保存期間の制限がないほか、メールでの通知機能などの違いがある。

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その他、発表会にはソースネクストの新しいイメージキャラクターを務める剛力彩芽さんが登壇した。剛力さんは「留守番電は当たり前のように使っていたんですが、電話に出られない状況や留守番電話が貯まってしまっても、テキストでチェックして”これは急いで返さなきゃ”と、こんな便利な機能はいままでなかった」とコメントし、「家族に知らせてみんなでスマート留守電を使いたい」とアピールしていた。

記事執筆:mi2_303


[Image] QRコードアプリ名:スマート留守電
価格:
カテゴリ: ビジネス

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