NTTドコモ向けファーウェイ製モバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION HW-01H」がFCC通過!3.5GHz帯TD-LTEに対応ーー夏モデルとして5月11日に発表か



NTTドコモ向けファーウェイ製モバイルWi-Fiルーター「HW-01H」がFCC通過!写真は「Wi-Fi STATION HW-02G」

米連邦通信委員会(FCC)は9日(現地時間)、Huawei Technologies(以下、ファーウェイ)製モバイルWi-Fiルーター「HW-01H」が通過したことを公開しています。NTTドコモの型番ルールに沿っており、公開された資料内にあるラベルにも「NTTドコモ」と記載されています。

恐らく明日5月11日11時より開催される「2016年夏 新サービス・新商品発表会」として正式発表されると見られ、これまでのNTTドコモのモバイルWi-Fiルーターから考えると「Wi-Fi STATION HW-01H」となると予想されます。

NTTドコモ向けのファーウェイ製モバイルWi-Fiルーターとしては2014-2015年冬春モデルとして2015年2月に発売された「Wi-Fi STATION HW-02G」の後継機種になり、新たにTD-LTE方式の3.5GHz帯に対応し、PREMIUM 4Gで高速通信が可能になるものと思われます。

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FCC IDは「QISHW-01H」で、すでに通過していた「DC04」(FCC IDは「QISDC04」)の製品名を新たに追加した形となっています。工事設計認証の番号は「018-150213」。

対応周波数帯は今夏モデルで初投入されるTD-LTE方式の3.5GHz帯(Band 42)に対応しており、FDD-LTE方式の800MHz(Band 19)および1500MHz(Band 21)、1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、3GのW-CDMA方式では800MHz(Band 6・19)および850MHz(Band 5)、2100MHz(Band 1)、2GのGSM方式では850および900、1800、1900MHz。

ただし、FCCではGSM方式の850MHzおよび1900MHz、W-CDMA方式の850MHz(Band V)でのみ認証を受けています。SIMカードサイズはmicroSIMカード(3FF)。電池パックはリチウムイオンバッテリー(電池パック「HW08」)で、バッテリー容量は4750mAhと大きめなのでスリム形状ではなく、かなりずっしりしたものになりそうです。

一方、無線LAN(Wi-Fi)ではIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠とのことですが、FCCではIEEE802.11b/g/nでのみ認証されており、2.4および5.xGHzデュアルバンドとなっています。



記事執筆:memn0ck


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