指紋や眼、声の3つの生体認証に対応!5.2インチのSIMフリースマホ「ZTE AXON mini」を購入――開封して外観を紹介【レビュー】



SIMフリースマホ「ZTE AXON mini」を購入したのでレビュー!

ZTEジャパンから昨年12月25日に発売された約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)AMOLEDスーパーディスプレイを搭載したSIMフリースマートフォン(スマホ)「AXON mini」。

Snapdragon 615や3GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載するミドルハイレンジクラスであることに加え、指紋や声紋、眼といった3つの生体認証に対応しているなかなか魅力的なスペックの製品です。

そんなAXON miniが4月8日より値下げされ、従来はメーカー希望小売価格は39,800円(税別)でしたが、34,800円(税別)になり、実売ではAmazon.co.jpでは31,820円(税込)とかなりお買い得になってきていることもあり、今回、購入したので外観や同梱品などを写真を交えて紹介していきたいと思います。

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AXON miniの箱(パッケージ)


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箱を開けるとAXON mini本体が登場


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AXON miniの同梱品

AXON miniはすでに紹介しているようにディスプレイ面の上下や背面のカメラ部位に特徴的な三角形のモチーフがデザインされた外見となっており、その三角形のモチーフが箱にも印刷されています。それ以外は非常にシンプルな箱といったところ。

パッケージにはAXON miniの本体のほか、USB ACアダプターやmicroUSBケーブル、SIMカードスロットピン、簡易取扱説明書、保証書が同梱されています。なお、SIMカードサイズはnanoSIMカード(4FF)が2つ入り、1つはmicroSDカードスロット(最大128GB)と共用となっています。

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AXON miniを持ったところ。AMOLEDなのでかなり発色は良い

SIMフリースマホでは珍しい5.2インチサイズということで、5.5インチよりも小さく、5インチよりも大きく、最近のXperia Zシリーズと同じ画面サイズなので馴染みのあるサイズ感と言えるでしょう。

サイズは約143.5×70×7.9mm、質量は約132g。カラーバリエーションは購入したイオンゴールドのほか、クロームシルバーの2色が用意されています。また、ホーム画面などは色に合わせた配色になっています。

ホームボタンなどのナビゲーションは、画面内に表示されるタイプで、購入時のデフォルトでは左からナビゲーションを隠すボタン、戻るボタン、ホームボタン、タスクボタン、メニューボタンの5つが並んでおり、ナビゲーションを隠すボタンは設定で消すことができますし、並び順も変更可能です。

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ナビゲーションボタンはカスタマイズ可能


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AXON miniの背面。一瞬「デュアルカメラ?」とも思える見た目

背面や側面のフレームなどは、航空機にも利用されるアルミニウム-マグネシウム合金を採用した上質感のある素材で、3万円程度で購入できる製品でもここまで質感が高いんだなといった印象を受けます。

カメラはリア(背面)が約1300万画素裏面照射型CMOS、フロント(前面)が約800万画素裏面照射型CMOSと高画素で、ともにF2.2の明るいレンズを搭載しています。また、背面にはカメラ用LEDライトも搭載されており、カメラやライトの下に指紋センサーがあります。

指紋センサーは別途紹介したいと思っていますが、画面が消えている状態でタッチするだけでロック解除できる仕様。最近はNexusシリーズをはじめとしてこの仕様ですが、背面にあってもこれなら便利ですし、認証速度もまずまずです。

バッテリー容量は2800mAhで、背面カバーを含めて一体型。連続待受時間(3G)は約450時間、連続通話時間(3G)は約20時間となっています。

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リアカメラや指紋センサーの部分

その他の仕様では、32GB内蔵ストレージ(eMMC)やIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、microUSB 2.0端子、3.5mmイヤホンマイク端子、A-GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、近接センサー、環境光センサー、Hi-Fi音源再生(192kHz・32bit)など。OSはAndroid 5.1(開発コード名;Lollipop)を採用。

携帯電話ネットワークはLTE UE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応し、周波数帯は4G(FDD-LTE方式)の800MHz(Band 19)および1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、3G(W-CDMA方式)の800MHz(Band 6・19)および2100MHz(Band 1)、2G(GSM方式)の850および900、1800、1900MHz。

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AXON miniの左側面には音量上下キーが配置


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AXON miniの右側面には電源キーやSIMカード・microSDカードスロットが配置


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AXON miniの上側面には3.5mmイヤホンマイク端子が配置


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AXON miniの下側面にはmicroUSB端子が配置


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SIMカード・microSDカードスロットの様子。奥がSIMカード専用、手前が共用


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各種スマホとの比較。5.2インチは最近の機種では中間的なサイズ

指紋センサーを搭載したSIMフリースマホでは同じZTE製でより安価な「Blade V580」、そして、同じ中国のHuawei Technologies製「HUAWEI GR5」も安いですが、AXON miniのほうがスペックは1段上、「Nexus 5X」は比較が難しいですが一長一短でスペックは同等だとしても値段が少し上で、その他、もう少し大きくても良いなら「FREETEL SAMURAI KIWAMI」もありますが、通常価格はやはり少し上ということで、実用性はAXON miniは高いように思います。

三角形のモチーフが気になるという人もいるようですが、気にならないのであればなかなかコストパフォーマンスの高い機種なのではないかと思われます。そろそろ新機種が出てきそうな気もしますが、逆に言えば新機種投入前で価格もこなれて買いやすくなっているのではないでしょうか。

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記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:庄司 恒雄


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