ドワンゴ、日本棋院と最強コンピュータ囲碁ソフトを開発へ


ドワンゴは、公益財団法人日本棋院の協力のもと、日本最強のコンピュータ囲碁ソフト「Zen」の開発者である尾島陽児氏・加藤英樹氏を中心としたプロジェクト「DeepZenGo(ディープゼンゴ)プロジェクト」を発足し、世界トップレベルの囲碁ソフトを開発していくことを決定した。

本プロジェクトでは、新生囲碁ソフトのベースとなるZenの開発者に加え、最強将棋ソフト「PONANZA」の開発者である山本一成氏と、人工知能の研究者で東京大学准教授の松尾豊氏を迎え、開発体制を強化。ドワンゴは、ハードウェアや開発スペースなどの開発環境を全面的に提供するほか、同社の人工知能研究所が開発を支援する。なお、新たな囲碁ソフトの完成時期は、半年〜1年後を予定しているとのことだ。

■日本棋院理事長 和田紀夫氏からのコメント
今回のプロジェクトの目的が単にAlphaGoの囲碁AI開発に対抗するためだけでなく、AI(人工知能)能力向上と同時に囲碁の持つ効用を高め、成長させる場としてのプロジェクトということで日本棋院としても賛同したい。
さらにAIの発達と人間の能力向上が豊かな経済社会、人間生活の豊かさを実現することに貢献することを期待しています。また、この機会に囲碁の存在が高まり、囲碁の継承発展により人工知能と人間の知能の両方が成長し、コラボレーションできることを期待しています。

■「DeepZenGoプロジェクト」メンバー
<開発> 
尾島陽児氏、加藤英樹氏(囲碁ソフト『ZEN』開発者)
松尾豊豊氏(東京大学大学院工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授)
      ※同大学の学生も開発支援
山本一成氏(将棋ソフト『PONANZA』開発者)

<開発環境の提供・開発支援>
株式会社ドワンゴ
<協 力> 
公益財団法人日本棋院

■囲碁に関する記者発表会

■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook

niconicoに関連した記事を読む
・目指せ! 競馬予想プログラムで的中率100%!ドワンゴが「電脳賞(春)」を開催
・「今月のいきもの」は6つ子のパンダマウス
・「今月のいきもの」はスローロリス!
・NTTが超特別協賛!プロ野球公式戦も!「ニコニコ超会議2016」発表会を開催
・「第1期電王戦」の詳細を発表。Pepperの振り駒で先手番はPONANZAに
・「亜人」主題歌リリース記念!flumpoolメンバー全員がニコ生に出演!

共有する

関連記事

【ケータイラボ】福岡ソフトバンクホークス公認!プロ野球ケータイ「ホークスケータイ」

「ホークスケータイ」は、本体表面に福岡ソフトバンクホークスオフィシャルロゴを配置した、シャープ製のケータイ。発売時期は、3月上旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「ホークスケータイ」は、待受け画面やメニュー画面、着…

【気になるPC】外出先のPCがMyパソコンになる!携帯電話よりも小さいLinuxパソコン「wizpy」プロジェクトリーダーインタビュー

ターボリナックスは、手のひらサイズのLinuxパソコン「wizpy」を2月23日より発売する。wizpyは、OSにLinuxを採用した携帯電話よりも小さなパソコンで、パソコンのUSBポートに「wizpy」を接続して起動すると、そのパソコンを自分専用の…

【ケータイの疑問】ソフトバンクのホワイトプランは本当に安いのか? 店頭お持ち帰り価格″0円″の秘密とは?

はじめまして、memn0ckといいます。今回から、日本のケータイ市場について、あれやこれと探っていくことになりました。よろしくお願いします。さて、今週は月曜日にNTTドコモが同社のフラッグシップモデルとなる「FOMA 904i」シリーズを…

【ケータイラボ】超!!薄いケータイ、ソフトバンクの708SCを買ってみた

春モデルの怒濤のリリースラッシュが終わり、次期モデルがドコモから発表になり、それに続き、au、ソフトバンクともに夏モデルを発表になった。めぼしい機種のレビューも一段落し、どうせレビューを書くなら、「これはっ!」というよう…

【アキバ物欲】懐かしのゲーム機&ソフト大集合!レトロ館で想い出のゲームを手に入れろ

スーパーポテトは、昔懐かしい家庭向けゲーム機やゲームソフトを販売している専門店チェーン。ファミコン、スーパーファミコン、プレイステーション、プレステ2、ゲームボーイアドバンス、PSP、ニンテンドーDS、Xbox 360など、昔懐かし…