パナソニック、LTE対応のAndroidデジカメ「LUMIX DMC-CM10」を2月25日に発売!DM1の量産版で、価格は10万円前後――上り最大50Mbpsの無制限な専用SIMカードも提供



Androidデジカメ「LUMIX DMC-CM10」が発売!

パナソニックは19日、日本では昨年3月に発売したコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)とAndroidスマートフォン(スマホ)のデュアル環境を実現したAndroidデジタルカメラ(デジカメ)「LUMIX CM1(型番:DMC-CM1)」の量産モデル「LUMIX CM10(型番:DMC-CM10)」を2016年2月25日(木)に発売すると発表しています。

価格はオープンながら市場予想価格が10万円前後とのこと。LUMIX CM1は日本では限定2000台でしたが、LUMIX CM10は継続的に生産され、月産500台を計画しています。

なお、LUMIX CM1との違いはハードウェアはほぼ同一ながらLUMIX CM10はSIMフリーでデータ通信とSMSは利用できるものの、通話機能に対応しないということです。その他、レンズ周辺部がシルバーからブラックに変更され、ストラップがつけやすくなっているなどの細かな改良が加えられています。

また、LUMIX CM10の発売に合わせてパナソニック コンシューマーマーケティングからNTTドコモの回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「Wonderlink LTE」のLUMIX CM1およびCM10向け専用プラン「Lシリーズ」も2016年2月下旬から提供されます。

Lシリーズは写真や動画のアップロードに特化したプランで、上りは最大50Mbpsがデータ通信量の制限なく無制限で利用でき、下りは最大150Mbpsの月当たりのデータ通信量が3GB(月額1,480円)および5GB(月額1,980円)が用意されています。下りはそれぞれの通信量を超えた場合は最大256Kbpsに制限されます。料金は税抜。

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LUMIX CM10はデジカメ「LUMIX」シリーズのプラットフォームとAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)がデュアル搭載されており、デジカメモードで撮影した写真や動画がAndroid側でも利用できるため、簡単にクラウドストレージサービスやソーシャルネットワークサービス(SNS)などに活用できます。

切り替えは本体天面にあるカメラ切換スイッチをスライドさせるだけで、撮りたい被写体を見つけたときにすぐにカメラを起動でき、撮影が済んだら使用していたアプリにすばやく戻せます。

主な仕様は約4.7インチフルHD(1080×1920ドット)液晶やQualcomm製2.3GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 801(MSM8974AB)」、2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、最大128GBまでのmicroSDXCカードスロット、SIMカードスロット、無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、NFC、GPS、Quick Charge 2.0、2600mAhバッテリーなど。

一方、コンデジとしては大きな1インチの総画素約2090万・有効画素約2010万の高感度MOSセンサーを採用し、レンズは5群6枚でF2.8〜11の広角28mmの「LEICA DC Elmarit」レンズ(非球面6面3枚)を搭載。また、画像処理エンジンとして「Venus Engine」を採用しています。ISO感度は100〜25600、RAW撮影、秒速10コマ高速連写、マニュアルフォーカス、ピーキング、電子水準器などに対応。

また、スマホのようにフロントに有効約107万画素CMOSカメラも搭載しており、画面を見ながら「自分撮り(セルフィー)」が行えるようになっています。サイズは約135.4×68.0×21.1mm(ボディー部約15.2mm)、質量は約204g。カラーバリエーションはSliver(シルバー)のみ。

通信は4G(FDD-LTE)のほか、3G(W-CDMA)や2G(GSM)に対応し、LTEはUE Category 4による下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsで利用可能。SIMカードスロットのサイズはmicroSIM(3FF)。対応周波数帯はFDD-LTEがBand 1、3、4、5、7、8、20、W-CDMAがBand I、IV、V、VIII、GSMが850、900、1800、1900MHz。なお、Wonderlink LTEのLシリーズはLUMIX CM1およびCM10以外では利用できないようになっているということです。






記事執筆:memn0ck


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