Synology製NASで録画コンテンツを楽しめるsMedio製のDTCP-IP/DTCP+対応ツールが登場


Synologyおよび株式会社SMedioは、Synology製のNAS製品群をDTCP-IP/DTCP+対応のデジタルメディアサーバーに変えるアプリ「sMedio DTCP Move」をパッケージセンターより発売すると発表した。

sMedioの開発によるアプリ「sMedio DTCP Move」は、現在Synology DiskStationシリーズのうち DS215j、DS115、DS214play、DS216play、DS415playに対応しており、将来的には Synologyの全NAS製品に対応予定となっている。

■録画したTV番組をNASに保存し各端末で再生
NAS本体にインストールされる「sMedio DTCP Move」は、Synologyパッケージセンターから購入可能。インストールすると対応するレコーダーを検出し、録画したTV番組をSynology製NASに転送することができるようになる。録画したコンテンツはDTCP-IPクライアントアプリ「sMedio TV Suite」を使ってWindowsパソコンやAndroid端末にストリーミングすることができる。

さらに、LAN内での使用に制限されていた従来のDTCP-IP対応デバイスとは異なり、DTCP+をベースとする「sMedio Remote Access Solutions(sRAS)」のクライアントアプリを使用すると、好きなTV番組を自宅だけでなく、外出先からもタブレットやスマートフォンで楽しめるようになる。

DTCP-IPサーバー有効・無効切り替え画面

DTCP-IPサーバー有効・無効切り替え画面

ムーブ操作: レコーダー上のコンテンツを指定してNASにムーブ

ムーブ操作: レコーダー上のコンテンツを指定してNASにムーブ

ムーブ履歴: 操作の履歴を確認する画面

ムーブ履歴: 操作の履歴を確認する画面

コンテンツ管理画面 : 選択したコンテンツを削除

コンテンツ管理画面 : 選択したコンテンツを削除

Synology Inc.営業部長のMike Chenは、次のように語っている。

「日本のお客様が長く待ち望んでいた機能をようやく提供できることを非常に嬉しく思います。sMedioのDTCP-IPおよびDTCP+ソリューションは、弊社のNAS製品の柔軟性を高め、マルチメディア体験を向上させることを可能にします。」
「Synologyは、これからも開発者にやさしいプラットフォームを提供し、sMedioのようにプロフェッショナルなソフトウェア会社とのパートナーシップを締結することで、付加価値の高いパッケージをお届けしてまいります。」

またsMedioの代表取締役社長田中俊輔氏は、以下のように語っている。

「この度のパートナーシップにより、sMedioがデジタル家電への組み込み分野で培ったワイヤレス・コネクティビティとマルチメディア技術により、Synologyの高性能NASに大きな付加価値をもたらします。sMedioは海外パートナーとの事業展開を推進しています。NAS市場のリーダーであるSynologyとはグローバルなデジタルホームの市場において、今後もパートナーシップを拡大していきます。」

■各端末用のストアにて有償販売
現在DS215j、DS115、DS214play、DS216play、DS415playで利用できる「sMedio DTCP Move」は、Synologyパッケージセンターより1,000円で販売。再生アプリ「sMedio TV Suite for Windows」は、Windows Storeにて1,900 円で販売。また、Android版はGoogle Playにて900円で販売される。sRASベースのリモートアクセス機能も間もなくオンラインアプリアップデートから提供される(利用には月額120円が必要)。

■sMedioについて
株式会社sMedioはBlu-rayプレイヤー、デジタルTV、ホームネットワーク、リモートアクセス関連の技術開発に実績があり、現在は、PCやスマートフォンなどのスマート・デバイス向けマルチメディア・ソフトウエアとネットワークの分野に活動領域を広げ、先進の技術でワイヤレス・コネクティビティとIoT社会の実現に貢献している。

■sMedio DTCP Move
■Synology
■sMedio

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