約4万円で洗練された外観のZTE製SIMフリースマホ「gooのスマホ g05」の実力をチェック!ベンチマークテストでASUS製「ZenFone 2 Laser ZE601KL」と比較してみた【レポート】


gooのスマホ第5弾「g05」の性能は?!

NTTレゾナントが12月15日に出荷を開始した「gooのスマホ」の第5弾となるZTE製のAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)を搭載する「g05(グーマルゴ)」(「Blade S7」ベース)。

約5.0インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶やQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 615(MSM8939)」、3GB内蔵メモリー(RAM)、32GB内蔵ストレージを搭載したミドルレンジスマホだ。

また、ボディーは前面・背面それぞれエッジを丸くカットして持ちやすくしたガラスを採用し、さらに側面のアルミフレームによって質感・剛性感が高いという特徴を持つ。

価格は同社の公式Webストア「gooSimseller」において「OCN モバイル ONE」の音声通話対応SIMとの同時契約で39,800円(税抜)で購入可能だ。さらに数量限定で手帳型の専用ケースが付属するお得なキャンペーンも実施されている。

今回はそんなミドルレンジのg05の性能を「AnTuTu Benchmark V6.0」や「3DMark Ice Strom Unlimited」、「Geekbench 3」といったベンチマークアプリを用いて数値で見て行きたいと思う。

ベンチマークテストの前に、g05の特徴として2つの生体認証機能を紹介しておく。ひとつはホームキー部分の「指紋認証」、そしてインカメラによる「眼セキュリティ認証」だ。指紋認証は、登録した指でホームキーに触れば認証が完了する。

一方の眼セキュリティ認証は、登録した眼をインカメラからの映像で解析するため、認証にやや時間が掛かる。また、明るさが不足していると認証に失敗してしまこともあった。現段階では指紋認証の方が実用性は高いと感じた。
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さらに指紋認証はスリープからのロック解除だけではなく、特定のアプリを指紋認証なしでは起動できないようにすることができる。メールやSNSなどのアプリにロックを掛けることができるが、残念ながら「ギャラリー」にはロックを掛けることはできない。

それでは、本題のベンチマークテストに入ろう。g05の「CPU X」によるスペックは以下の通り。
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新しくなったAnTuTu Benchmarkにおいてg05のスコアは36004。今回、比較対象としてg05のSnapdragon 615より若干クロックが高いSnapdragon 616を搭載するASUS製「ZenFone 2 Laser(型番:ZE601KL)」(以下、ZenFone 2 Laser)でも新しいAnTuTu Benchmarkでテストを行ってみた。ZenFone 2 Laserのスコアは33259となり、結果としてはg05のスコアが上回った。
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3DMarkの結果は7933で、ZenFone 2 Laserの7462というスコアをこちらも上回る結果となった。

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続いてGeekbench 3はシングルコア707、マルチコア3109で、こちらもZenFone 2 Laserのシングルコア574、マルチコア2394を上回った。

以上を踏まえてg05は比較的素に近いAndroid OSであることから、独自UI(ユーザーインターフェイス)採用するZenFone 2 Laserよりも若干動作が軽いと言えそうだ。

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記事執筆:mi2_303


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