日本エイサーの2.4万円で買える快適動作とドコモネットワークに最適化されたSIMフリースマホ「Acer Liquid Z530」を購入!開封してパッケージや外観を写真でチェック【レビュー】



SIMフリースマホ「Acer Liquid Z530」を写真で紹介!

日本エイサーが11月13日に発売したSIMフリーのAndroidスマートフォン(スマホ)「Liquid Z530」(Acer製)は、これまでにも日本国内にて「Liquid Z200」をBOOKOFFで販売していたりしていましたが、Windows 10 Mobileを前に日本のSIMフリースマホ市場に本格参入するということで投入されたモデルです。

その後、さらに「楽天モバイル」向けにより安価な「Liquid Z330」も発売され、現在、2015年12月28日(月)09:59まで「歳末大感謝祭セール」にて半額の6,000円(税抜)で販売されています。

Acerのスマホは長らく手にしていなかったので思わずその安さに引かれて手を出しかけましたが、どうせ買うならLiquid Z530が良いなと思い、勢いで購入してみました。そこで、今回はまずはLiquid Z530を開封してパッケージや外観を紹介したいと思います。

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Liquid Z530のパッケージ


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パッケージを大きさ比較のためにiPhone 6sと並べてみた

Liquid Z530はLiquid Z330ほどではないですが、Amazon.co.jpでは24,100円(税込)で販売されており、いわゆる格安スマホの激戦区である2万円台モデルです。

そのため、スペックとしても約5.0インチHD(720×1280ドット)IPS液晶や1.3GHzクアッドコアCPU、2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、microSDHCカードスロット(最大32GBまで)、約800万画素CMOSリアカメラ、約800万画素CMOSフロントカメラ、2.4GHzシングルバンドでIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、2420mAhバッテリーなどと普通。

ですが、購入に至った特長としてはNTTドコモのネットワークにより適しており、対応周波数帯は4Gが700MHz(Band 28)および800MHz(Band 19)、1500MHz(Band 21)、1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、3Gが800MHz(Band 6および19)および1700MHz(Band 9)、2100MHz(Band 1)、2Gが850および900、1800、1900MHzとなっています。

特にBand 21は海外モデルがベースのSIMフリースマホとしてはかなり珍しく、最近ではNTTドコモの機種でも対応しない機種が出てきており、販売台数が多いiPhoneシリーズも対応していないため、電波さえ拾えれば比較的空いているだろう貴重な周波数帯だと言えます。

もう1点、クアッドコアCPUはそれほど珍しくないですが、日本では珍しいMediaTek製チップセット(64bit対応「MT6735」)を用いており、特にメーカーが塞いでいない場合には周波数帯の固定などができるEngineering modeが利用できるのも各周波数帯によるエリアをチェックしたりするのに便利だったりします。

惜しいのはできればこれでキャリアアグリゲーション(CA)やVoLTEにも対応していればさらに面白かったんですが、今回はメインとして使うわけではないですし、そこまでは望まないということで購入しました。

箱は普通というよりちょっと昔の感じもするデザインで、横からフルオープンするタイプです。箱のサイズは面積はそれほどではないですが、意外と高さがあります。箱を開けると、Liquid Z530が現れ、その下に付属品が置かれています。

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箱を開けるとLiquid Z530が配置


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パッケージ一覧。同梱品はLiquid Z530本体のほか、電池パックやUSBケーブル(黒)、ACアダプター(黒)、簡易取扱説明書


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写真だとわかりづらいですが、acerロゴの部分やリアカメラのレンズ部分にだけ透明な保護フィルムが貼られていました


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電池パックを装着する前。SIMカードスロットはmicroSIMカード(3FF)サイズで、その上にmicroSDHCカードスロットが配置


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SIMカードや電池パックを装着して背面カバーをはめちゃいます


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ディスプレイは非常に珍しい不透明な黒い保護フィルムで覆われていました。これは剥がすしかないです

最近では電池パックが取り外せる機種が少なくなってきたので、少し前に紹介した「KATANA 01」では久々に電池パックが別でしたが、それに続いてLiquid Z530も電池パックがはめられておらず、別になっていました。

また、付属のUSBケーブルとACアダプターは本体の色がホワイトでも黒。なお、Liquid Z530のカラーバリエーションは購入したホワイトのほかにブラックがあります。

背面カバーを外して、SIMカードや電池パックを装着して、ディスプレイに貼られている黒い保護フィルムを剥がし、電源キーを長押しして起動します。ひとまず、外観を紹介するために初期セットアップは飛ばしますが、要望があれば次回以降に紹介したいと思います。

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Liquid Z530の表面。ディスプレイの上にはフロントカメラや照度センサー、近接センサーなどが並び、ホームボタンなどのナビゲーションは画面内に表示するタイプ


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Liquid Z530の背面。リアカメラや外部スピーカーなどが配置


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Liquid Z530の右側面には音量上下キーが配置。スクリーンショット撮影は通常のAndroidと同様に電源キーと音量下キーの同時押し


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Liquid Z530の左側面。デザインはヘアライン加工で持ちやすくなっています


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Liquid Z530の上側面には電源キーと3.5mmイヤホンマイク端子が配置。重低音を表現する技術「DTS Studio Sound」が採用され、音の良いスピーカーを搭載しているとのこと


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Liquid Z530の下側面にはmicroUSB端子が配置。USBホスト(OTG)には非対応。USB DACを接続してハイレゾ音源には対応

外観は台湾にあるデザインスタジオでデザインされ、メタルっぽい質感の背面ということなのですが、完全にプラスチックですし、デザインもなんだかスマホの初期を思い出させるような野暮ったい印象を受けます。ちょっとタイムスリップしたかと思ったくらい……ただし、背面側のエッジがないヘアライン処理されているので持ちやすいです。

動作も非常に快適で、アイコンが大きく表示される「イージーモード」や子供が使うことを想定したアプリ「キッズセンター」に対応しており、キッズセンターではデータの削除などが制限できるようになっているとのこと。OSはAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)を採用。

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Liquid Z530を持ってみたところ


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5インチスマホを並べてみた。左からHTC Desire 626およびHUAWEI P8lite、Liquid Z530、Nexus 5、MADOSMA Q501


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HUAWEI P8liteおよびLiquid Z530、Nexus 5の3機種に寄ってみたところ。Liquid Z530は5インチサイズとしては標準〜小さめという感じ

USB OTGに対応していなかったり、カメラは標準的な感じだったり、なにより外観の見た目がどうも良くないということで、あまり万人には進められませんが、動作はかなりサクサクと動くのでカメラは撮れればいいやという感じで他の機能での実用性重視なら良い機種なのかなと思いました。

約2.4万円ですし、それを考えれば外観以外は満足行くんじゃないかと思います。外観も気にしなければ問題ないですけど。ひとまず、ざっくりとパッケージと外観を写真で紹介しましたが、そのうちに機能紹介とかもできればと思っています。

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Liquid Z530ではバンド固定も可能





記事執筆:memn0ck


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