日本最速のはずだった!?FREETELブランドのWindows 10 Mobileスマホ「KATANA 01」を購入したので開封してみた――同梱品や外観をチェック【レビュー】



国内最速発売のはずだったWindows 10 Mobileスマホ「FREETEL KATANA 01」を買った!

プラスワン・マーケティングから同社が展開するSIMフリー製品ブランド「FREETEL」として11月30日に発売されたOSにWindows 10 Mobileを採用した約4.5インチFWVGA(480×854ドット)IPS液晶搭載スマートフォン(スマホ)「KATANA 01」。

発売日を発表した地点ではWindows 10 Mobileスマホとしては世界でMicrosoft製「Lumia 950」シリーズに続く2番目、日本国内では最速だとしていましたが、その後、11月28日にはヤマダ電機から「EveryPhone」が発売され、さらにその前日の11月27日にはプリインストールではなく既存のWindows Phone 8.1からのOSバージョンアップという形ではありますが、マウスコンピューターが「MADOSMA Q501」を店頭持ち込みなら更新するといったことがあり、すっかり"日本最速"の称号と話題性は失ってしまった感があります。

とはいえ、KATANA 01も価格が12,800円(税抜)と非常に手に取りやすく、まだまだ発展途上なWindows 10 Mobileを手っ取り早く試してみたいという場合には購入しやすいので魅力はあるのかなと思われます。筆者もさっそく発売日の昨日11月30日に購入しましたのでまずは開封してパッケージや外観などを紹介したいと思います。

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箱は"刀"というよりもなんだかポップな印象で恐らくWindows 10のタイルをイメージしている模様。サイズ比較にiPhone 6sを置いてみた


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箱は横にスライドして出す形となっており、中がKATANA 01が入っている厚みのある小箱と説明書や背面カバーが入っている薄い小箱に分割


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箱の外枠と大箱と小箱を並べてみたところ。なかなかKATANA 01本体に出会えないもどかしさ!?


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小箱の中身を出して、大箱を開いてようやくKATANA 01の本体がお目見え


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KATANA 01のパッケージの中身。久しぶりに電池パックが別添え(本体に装着されていない)だった気がするもののそうでもないかも

箱は4.5インチサイズスマホとしては微妙に大きめかつ厚めで、外枠の箱に横にスライドして出す大箱と小箱に分かれており、大箱にKATANA 01やUSBケーブル、ACアダプター、電池パック、小箱に背面カバーや簡易取扱説明書、保証書が入っています。

本体および背面カバーはブラックのみですが、今後、背面カバーは複数の色が別売りされるとのこと。一方、なぜか本体が黒いのにUSBケーブルやACアダプターは白で統一されています。

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左から背面カバーおよびKATANA 01本体、電池パック。SIMカードスロットおよびmicroSDカードスロットも背面カバーの中にあります


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SIMカードとmicroSDカードを装着してから電池パックもはめ、背面カバーをして電源を入れます

電池パックなどは袋で個包装されているので、さらに出してから本体に装着します。その前にSIMカードも挿しておきましょう。

なお、SIMカードスロットはmicroSIMカードサイズ(3FF)が2つあり、右がスロット1(SIM1)で2G・3G・4G対応、左がスロット2(SIM2)で2Gのみ対応となっているため、注意書きにあるように日本ではSIM1のみが使えるのでSIM1に別途用意したSIMカードを挿しましょう。

また、背面カバーをするめにmicroSDカードを利用する場合にはこちらも挿しておきましょう。背面カバーをしたら電源を入れます。ちなみに、画面には保護フィルムが貼られているので、気になる人は取ったり、お気に入りの保護フィルムを貼りましょう。とりあえずなら貼ってある保護フィルムでもいいような感じのフィルムではありました。

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背面カバーをしたところ。マットな質感で「Windows」と「FREETEL」のロゴが目立ちます


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筆者は基本的に保護フィルムは貼らない派なので一気に剥がしちゃいます


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KATANA 01を持ってみたところ。電源を入れて初期設定を終えたいわゆるホーム画面(スタート画面)

すでに発表会時に外観の写真や動画でのレビューは掲載しているので以下の記事も参照してください。スペックとしては1.1GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdraton 210 MSM8909」)および1GB内蔵メモリー(RAM)、8GB内蔵ストレージ、約500万画素リアカメラ、約200万画素フロントカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0 LE、A-GPS、加速度センサー、近接センサー、光センサー、電子コンパス、1700mAhバッテリーなど。

プラスワン・マーケティング、FREETELブランドのSIMフリーなWindows 10 Mobileスマホ「KATANA 01」を11月30日に発売!販売受付は11月25日12時からで、価格は大幅値下げで1万2800円に - S-MAX
日本最速のWindows 10 Mobileスマホが1万2800円で販売開始!FREETEL発表会における「KATANA 01」を写真と動画で紹介――背面カバーも複数色発売へ【レポート】 - S-MAX

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フロントカメラ部分。通話用スピーカーや光センサー、近接センサーなどが配置


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ディスプレイの下部には静電式のナビゲーションキーがあり、左から戻るキーおよびホームキー(Windowsキー)、検索キー


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左側面(写真=上)にはなにもなく、右側面(写真=下)には左から電源キーおよび音量上下キー、その下には通話用マイクが配置


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上側面(写真=上)には左から3.5mmイヤホンマイク端子およびmicroUSB端子があり、下側面(写真=下)にはなにもなく


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サイズ比較のため左からiPhone 6sおよびKATANA 01、MADOSMA Q501を並べた正面(写真=上)と背面(写真=下)

サイズは約132.8×66.3×8.9mm、質量は約132gです。4.7インチサイズのiPhone 6sよりも小さいですし、Windows Phone 8.1を搭載し、Windows 10 MobileへのOSバージョンアップも行われている5インチサイズのMADOSMA Q501も当然小さいです。

ざっくりと新しいOSなので操作方法を紹介しておくと、Windows Phone 8.1とほぼ同じながらホームキーの長押しで画面上半分を下半分に表示して大画面な製品でも片手操作しやすくできるようになっています。

iPhoneでいうところのホームキーを2回触る(押すのではなく)のと同じですが、これはもう少し大きな機種で有効になる機能でしょう(もちろん、KATANA 01でも持った手の対角線にある上を押したりするには便利かもしれませんが)。

また、検索キーはWindows 10から導入されている音声入力にも対応した「Cortana」となり、普通に押すと検索ですが、長押しにすると音声入力による検索が行えます。

一方、これまで同様に戻るキーの長押しでタスク切り替え、音量上キーと電源キーの同時押しで画面キャプチャー(スクリーンショット撮影)ができます。さらに画面の上から下にスワイプする(なぞる)と通知が表示できたり、ホーム画面から右から左にスワイプするとアプリ一覧になるなどの操作も変わっていません。

ホーム画面のタイルも変わっていませんが、Windows Phone 7で導入されたときと比べるとフラット(のっぺり)感が減って、だいぶビジュアル的にはかっこ良くなっている感じはします。

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ざざっと画面紹介をしておきました。仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めたNTTドコモの回線を装着した場合にはプリセットされているアクセスポイント(APN)がかなりあるので、自分が使っているのがあれば選択すればOKです。なければ手動で設定しましょう。

価格的に考えれば仕方ないところではありますが、動作は少し緩慢で日常使うにはちょっと辛いという人も多そうです。

しかしながら、KATANA 01の魅了はとりあえず買ってみてWindows 10 Mobileを使ってみたいというのには低価格なのがありがたい点だと思いますので、その点は目を瞑るとして、新しいWebブラウザー「Microsoft Edge」やCortanaなどの機能を試しつつ、Windows 10 MobileだとこのアプリはないんだなーとMicrosoft ストアを眺めるのに使ってみたいと思います。

近いうちにMADOSMA Q501にもネットワーク経由でのWindows 10 MobileへのOSバージョンアップ(OTA)もあるのでそれまではWindows Phone 8.1と比較しつつ、OTAをしたら機種ごとの違いを見たりもしたいなとは思っています。

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記事執筆:memn0ck


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