ソフトバンク、SoftBank向け冬モデルとして最新エクスペリアスマホ「Xperia Z5 501SO」を発表!カメラスマホが進化し、日本用にFelicaやワンセグ、フルセグなどに対応――外観は海外向けと同じ
SoftBank向け新エクスペリアスマホ「Xperia Z5 501SO」が発表! |
ソフトバンクは8日、今冬および来春に投入する新製品・新サービスを披露する「2015-2016冬春 新商品・新サービス発表会」を開催し、約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶や64bit対応オクタコアCPU、3GBメモリーなどを搭載したAndroid採用のハイスペックスマートフォン(スマホ)「Xperia Z5(型番:501SO)」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。
発売時期は2015年10月下旬を予定し、明日10月9日からソフトバンクショップや量販店などのソフトバンク携帯電話取扱店および公式Webストア「ソフトバンクオンラインショップ」にて事前予約受付が開始されます。
Xperia Z5 501SOは今年9月に発表されたグローバル市場向け「Xperia Z5」のSoftBank版で、今夏モデル「Xperia Z4 402SO」の後継機種です。Xperia Z5は日本ではすでにau向け「Xperia Z5 SOV32」およびNTTドコモ向け「Xperia Z5 SO-01H」がともに同じ10月下旬発売として発表されています。
なお、海外向けにはXperia Z5シリーズとして大型で4Kディスプレイ搭載の「Xperia Z5 Premium」や小型の「Xperia Z5 Compact」も発表されましたが、auと同様にSoftBank向けには発売されません。
Xperia Z4 402SOと同様に約5.2インチフルHDトリルミナスディスプレイ for mobileや64bit対応オクタコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 810 MSM8994」)、3GB LPDDR4 RAMなどの高い基本性能をベースに、新たに右側面の電源キー部分に指紋センサーを搭載したほか、リアカメラではF2.0で広角24mmレンズの1/2.3型約2300万画素裏面照射積層型イメージセンサー「Exmor RS for mobile」(F2.0レンズ)を搭載し、位相差とコントラストによるオートフォーカスでより高速な0.03秒で正確にピントが合うハイブリッドオートフォーカスに対応しています。
海外版とSoftBank版はこれまでのSoftBank向けXperiaシリーズと同じく外観の違いがなく、SoftBankロゴが記載されておらず、プリインストールされているアプリがSoftBank向けのものがあるほか、日本市場向けのおサイフケータイ(Felica)やワンセグ、フルセグに対応しています。また、ソフトバンクではGoogle Play Musicやharman/kardonのスピーカーを先着でプレゼントするAndroid向けのキャンペーンも実施されます。
Xperia Z5 501SOはXperia Z4 402SOの後継機種で、高い基本機能はそのままに指紋センサー搭載やよりカメラスマホとしての性能を向上させたモデルです。
デザインは従来からの「オムニバランスデザイン」を踏襲し、液晶や背面のガラスとフレームがより一体感を増し、背面のガラスはこれまでのXperia Zシリーズの光沢感あるいわゆる"ガラス"の質感と異なり、つや消し処理をした「フロストガラス」(磨りガラス)を採用し、より日常の生活に溶け込むような印象を与えることをめざしているということです。
カラーバリエーションは海外版と同じくホワイトおよびグラファイト・ブラック、ゴールド、グリーンの4色が用意されており、例えば、ホワイトも若干シルバーにも見えるおもむきのある色合いで、各色ともにフロストガラスによるマットな手触りの良い質感となっています。
外観の違いではXperia Z4のときと同様に海外版と外観の違いはなく、NTTドコモ版とau版との違いは以下の通り。サイズは約146×72×7.3mm、質量は約154g。
Xperia Z5 | NTTドコモ版 | au版 | SoftBank版 |
型番 | SO-01H | SOV32 | 501SO |
正面上部 | SONY | SONY | SONY |
背面中央 | docomo | Xperia | SONY |
背面下部 | Xperia | au SOV31 | Xperia |
背面右上 | SO-01H | ― | ― |
機種 | Xperia Z5 | Xperia Z4 | Xperia Z3 | iPhone 6s | iPhone 6s Plus |
サイズ mm | 146×72×7.3 | 146×72×6.9 | 146×72.4×7.3 | 138.3×67.1×7.1 | 158.2×77.9×7.3 |
質量 g | 154 | 144 | 152 | 143 | 192 |
その他の仕様はオクタコアCPU(2.0GHzクアッドコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU)や3GB内蔵メモリー、32GB内蔵ストレージ、microSDXCカード(最大200GBまで)、防水(IPX5およびIPX8準拠)、防塵(IP5X準拠)、2900mAhバッテリー、広角24mmレンズを搭載した約510万画素裏面照射イメージセンサー「Exmor R for mobile」フロントカメラ、最大867Mbpsの2.4および5.xGHzデュアルバンドおよび2×2 MIMOに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、aGPS、NFC Type A/B、FMラジオ、3.5mmイヤホンマイク端子、microUSB 2.0端子、MHL、DLNA・DTCP・DTCP+、テザリング(Wi-FiおよびUSB)、スタミナモード、急速充電など。
カメラ機能は高速AF以外にもプレミアムおまかせオートがオート後に自分好みに調整できるようになっていたり、電子式手ブレ補正によって走りながらでもブレずに動画撮影できたりと機能が向上しています。オーディオではハイレゾ再生とデジタルノイズキャンセリングを両立したほか、デジタルノイズキャンセリング機能付きヘッドセットを使えば、耳で聴こえるのと同じように周囲の音を立体的に録音できる「バイノーラル録音」にも対応しました。
また、バッテリー容量はXperia Z3の3100mAhやXperia Z4の2930mAhより減っていますが、省電力化などによって動作時間は長くなっており、通常使用では2日以上持つとしています。OSはAndroid 5.1(開発コード名:Lollipop)を採用。ソフトウェアではプリインストールされている日本語文字入力アプリ「POBox」がシステムフォントを変更すると、ソフトウェアキーボードのキートップの文字も同じフォントになるようになっています。
携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応しており、SoftBank 4G LTE(FDD-LTE方式)およびSoftBank 4G(TD-LTE互換AXGP方式)でのデータ通信、VoLTEでの音声通話で利用します。
対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式で900MHz(Band 8)および1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、AXGP方式で2600MHz(Band 41)、3Gで900MHz(Band 8)および2100MHz(Band 1)、2Gで850および900、1800、1900MHzとなっています。
また、LTE UE Category 6に対応したキャリアアグリゲーション(CA)によって下り最大187.5Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)スロットで、Xperia Z4 402SOと同じくmicroSDカードスロットと1つのカバーとなり、側面がすっきりしています。合わせて、3.5mmイヤホンマイク端子に加えて、microUSB端子もキャップレス防水に。
さらに、カメラレンズ部分もXperia Z4 401SOから採用されているよりフラットなデザインで、Xperia Z3 SOL26まではレンズの部分に穴が開いており、レンズがむき出しになっていましたが、カメラの薄型化によってカメラモジュール・レンズは背面のガラスパネルの中になり、よりフラットになっています。
ただし、これにより、カメラの下にあるLEDフラッシュの部分に穴が開いています。これはどちらかに穴を開けないと、今回の構造では撮影した写真のバランスが悪くなってしまうためとのこと。
Xperia Z5 501SOと同時に公式アクセサリーブランド「SoftBank SELECTION」にて専用の周辺機器も発表され、ノイズキャンセリングやハイレゾオーディオに対応したヘッドセット「MDR-NC750」やウィンドウ付き専用カバー「SCR42」が販売されています。
全般的にはXperia Z4 402SOをベースにカメラ機能を強化し、指紋センサーを搭載、そして、外観をフロストガラスの採用でガラッと印象を変えてきたというところです。また、Xperia Z4 402SOで気になっていたSnapdragon 810による発熱問題ですが、ソニーモバイルコミュニケーションズではXperia Z4で1本だった熱を分散させるヒートパイプをXperia Z5では2本にしているほか、ソフトウェアでもさらに調整をしていることから改善しており、問題ないとしています。
◯主な仕様
サイズ | 約 幅72×高さ146×厚さ7.3mm(突起部を除く) | |
---|---|---|
重さ | 約154g | |
連続通話時間(静止時) | 4G LTE:約 840分/3G:約 1440分/GSM:約 720分 | |
連続待受時間(静止時) | 4G LTE:約 550時間/4G:約 510時間/3G:約 590時間/GSM:約 520時間 | |
充電時間 | 約 155分 | |
外部メモリー/推奨する最大容量 | microSDXCメモリーカード/最大200GB | |
プラットフォーム | Android™ 5.1搭載 | |
CPU | 2.0GHz/1.5GHz(オクタコア) | |
メモリー | ROM:32GB RAM:3GB | |
通信方式 | 国内 | 4G LTE(FDD-LTE):900MHz/1.7GHz/2.1GHz 4G(AXGP):2.5GHz 3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz |
海外 | 4G LTE(FDD-LTE):900MHz/1.7GHz/2.1GHz 3G(W-CDMA):900MHz/2.1GHz GSM:850MHz/900MHz/1800MHz/1900MHz | |
通信速度 | SoftBank 4G:下り最大165Mbps/上り最大10Mbps SoftBank 4G LTE:下り最大187.5Mbps/上り最大37.5Mbps | |
ディスプレイ | サイズ | 約 5.2インチ |
ディスプレイ表示方式と表示色数 | TFT液晶(トリルミナスディスプレイ for mobile)・1677万色 | |
ディスプレイ解像度 | フルHD(1920×1080ドット) | |
カメラ有効画素数/撮像素子 | メインカメラ:約 2300万画素/CMOS サブカメラ:約 510万画素/CMOS | |
ライト(内蔵) | ○(対応) | |
オートフォーカス | ○(対応) | |
手ブレ補正 | ○(対応)静止画のみ | |
静止画機能 | 最大保存容量 | メモリーの空き容量により異なります。 |
最大撮影サイズ | 5520×4140ドット | |
ズーム | ○(対応) | |
接写撮影 | 測定中 | |
連続撮影 | 測定中 | |
動画機能 | 最大保存容量 | メモリーの空き容量により異なります。 |
最大動画撮影サイズ | 3840×2160ドット(4K2K) | |
動画最大録画時間 | 外部メモリーの空き容量により異なります。 | |
動画添付メール | ○(対応) | |
ムービー写メール対応・動画録画時間 | ○(対応) | |
テレビ | フルセグ | ○(対応) |
ワンセグ | ○(対応) | |
連続視聴時間 | 明るさ最大で約 3.5時間、明るさ最小で約 7.2時間 | |
メール | 対応 | ○ |
メールの種類 | S!メール[ムービー写メール、写メール] | |
受信保存件数/送信保存件数 | 共有メモリーの空き容量により異なります。 | |
防水 | IPX5/IPX8 | |
FLASH | ×(非対応) | |
Bluetooth | Ver.4.1 | |
赤外線通信 | ×(非対応) | |
DLNAサーバー | 測定中 | |
QRコード認識 | 測定中 | |
メモリーダイヤル登録可能件数 | 共有メモリーの空き容量により異なります。 | |
顔認証機能 | ○(対応) | |
テレビ出力 | ○(対応) | |
アドレス帳登録可能件数 | 共有メモリーの空き容量により異なります。 | |
簡易留守録 | 測定中 | |
データフォルダ容量 | 約 21GB | |
TVコール | 測定中 | |
世界対応ケータイ | ○(対応) | |
メディアプレイヤー | ○(対応) | |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | |
シンプルモード | ×(非対応) |
記事執筆:memn0ck
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