MIL規格14項目に準拠した手頃な価格のNTTドコモ向けタフネススマホ「arrows Fit F-01H」を写真と動画でチェック――長期利用者の機変ならシェア15特割適用で実質0円に【レポート】



手頃な価格のミドルレンジクラスのタフネススマホ「arrows Fit F-01H」を写真と動画で紹介!

既報通り、NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2015-2016冬春モデル新商品発表会」を開催し、約5.0インチHD(720×1280ドット)有機ELディスプレイやクアッドコアCPU、2GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したAndroid 5.0(開発コード名:Lollipop)採用のお手頃価格なミドルレンジスマートフォン(スマホ)「arrows Fit F-01H」(富士通製)を発表しています。

発売日は2015年10月7日(水)で、ドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されており、価格(税込)はすでに紹介したように本体価格が57,024円で、実質負担額が新規契約39,528円(分割1,647円/月×24回)、機種変更・契約変更(10年未満)で18,792円(分割783円/月×24回)、機種変更・契約変更(10年超)で8,424円(分割351円/月×24回)、他社から乗り換え(MNP)で28,728円(分割1,197円/月×24回)となっており、それぞれシェア15特割(最大割引額-12,960円)が利用できるため適用すると機種変更・契約変更(10年超)では実質負担額0円以下になります。

スペックをある程度落とすことで価格もお手軽な価格となっているほか、防水(IPX5、IPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)に加えてアメリカ(米国)の国防総省(いわゆる「米軍」)が定める耐久試験「MIL-STD-810G」(以下、MIL規格)の14項目に準拠した耐衝撃や高温保管などの耐環境性能に対応したタフネススマホになって安心して使えるようになっている新シリーズ「arrows Fit」の第1弾を発表会の展示会場にてタッチ&トライできましたので写真と動画で紹介したいと思います。

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arrows Fit F-01Hの前面。左からaka、shiro、kuro、midori

arrows Fitシリーズは富士通が長年培ってきた携帯電話開発における知見やノウハウを結集したミドルレンジモデルで、基本的な使いやすさにこだわり、機能・サイズなどのすべてが"Fit"するちょうど良い機種として開発されました。

5インチサイズでサイズは約141×69×8.9mm、質量は約149gと、幅を69mmに抑えた持ちやすいボディーに色彩鮮やかな外観で、デザインコンセプトは「日本の情景を表現したカラーに、心地よさとあんしん感のあるカタチ」。カラーバリエーションはシンプルかつ上質感があり、椿や雪など日本の情景を思わせる「aka」および「kuro」、「shiro」、「midori」の4色を用意。

ディスプレイ面にはハードキーはなく、ホームボタンなどのナビゲーションボタンは画面上に表示されるソフトウェアボタン。ディスプレイの上には約240万画素裏面照射CMOSフロントカメラや近接センサー、通話用スピーカーなどが配置。

また、画面は富士通独自機能「スーパークリアモード」にも対応しているため、周囲の環境に合わせて輝度とコントラスト(コントラスト比は100万:1)を自動調整し、屋内外問わず画面を明瞭に見ることができるとのこと。さらに画面を覆う強化ガラスはCorning製「Gorilla Glass 3」を採用し、手袋をしたままでも操作できる「手袋タッチ」にも対応。

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arrows Fit F-01Hの背面

背面には約810万画素裏面照射CMOSリアカメラを搭載し、リアカメラの右にカメラ用LEDフラッシュ、リアカメラの下に富士通ではおなじみの指紋センサーを搭載。新たに指紋センサーがshiroでは本体色と同系色の白になってより自然な配色となっています。なお、他のakaおよびkuro、midoriの指紋センサーはすべて黒。

他にも「おサイフケータイ」に対応するFelicaやNFC Type A/Bのアンテナ、2330mAhバッテリー(取外不可)、充電台用接点も配置。電池持ちは富士通独自技術「ヒューマンセントリックエンジン」によるきめ細かな省電力機能により、1回の充電で3日以上使用できる電池持ちを実現しているということです。

本体はタフネス仕様のほかにも傷に強い安心コーティング「ウルトラタフガード」やディスプレイ周囲にわずかなフチを立てることで、ディスプレイを割れにくくし、落下時の衝撃から故障や画面割れを守り、より長く美しく使えるように開発されています。

これにより、防水・防塵だけでなく、MIL規格の14項目に準拠しており、壊れにくいというだけでなく、キッチンやお風呂といった水を使う場面や真夏のビーチのような高温下などさまざまなシーンで安心して使えるようになっています。

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arrows Fit F-01Hの左右上下側面


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microSDカードスロットおよびSIMカードスロットはカバーの中に


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microUSB端子もキャップレスではなくカバー付き

本体上側面に3.5mmイヤホンマイク端子、下側面にキャップ付きのmicroUSB端子、右側面に音量上下キー、左側面に電源キーとキャップ付きのSIMカードスロットおよびmicroSDカードスロットが配置。SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズ。microSDカードはXC規格に対応して最大128GBまで。

その他のスペックとしては、Qualcomm製1.2GHzクアッドコアCPU「Snapdragon 410(MSM8916)」(32bit)や16GB内蔵ストレージ、約240万画素裏面照射CMOSフロントカメラ、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、「おサイフケータイ」(Felica)、NFC Type A/B、GPS、急速充電、非常用節電、3.5mmイヤホンマイク端子、microUSB 2.0端子、テザリングなど。一方、ワンセグやフルセグ、NOTTV、ハイレゾ音楽再生、赤外線通信には非対応。

また、高速通信サービス「PREMIUM 4G」には対応していませんが、高音質通話サービス「VoLTE」(海外対応)には対応。通信機能はLTEが800MHz(Band 19)および1.7GHz(Band 3)、2GHz(Bank 1)のトライバンドで、700MHz(Band 28)や1.5GHz(Band 21)には非対応。UE Category 4で1.7GHz帯における20MHz幅のエリアでは下り最大150Mbpsでデータ通信が利用できるようになっています。上りは最大50Mbps。

また、3G(W-CDMA/HSPA+)は、FOMAハイスピードで下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7Mbpsで、対応周波数帯は新800MHz(Band 19)および800MHz(Band 6)、2GHz(Band 1)に対応し、1.7GHz(Band 9)には非対応。この他、海外では2G(GSM/GPRS/EDGE)も利用可能です。海外ではFDD-LTEが2GHzおよび1.7GHz、W-CDMAが2GHzおよび800MHz、GSMが850MHzおよび900MHz、1.8GHz、1.9GHzに対応。

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ストレージ情報(左)と端末情報(右)

OSはAndroid 5.1.1(開発コード名:Lollipop)を採用。なお、NTTドコモでは2015-2016冬春モデルを早期に最新のAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)にOSバージョンアップすることを明言しており、恐らくarrows Fit F-01Hも遠くない時期にAndroid 6.0 Marshmallowになると思われます。

富士通独自機能の「スーパーはっきりボイス4」のほか、日本語文字入力アプリにはジャストシステムと共同開発した「Super ATOK ULTIAS」をプリインストール。最後に実際にarrows Fit F-01Hを操作しているところおよび説明員に特長を説明してもらった動画を紹介しておきます。

【arrows Fit F-01Hを動画で紹介】


◯主な仕様
機種名arrows Fit F-01H
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約141×69×8.9
質量(g)約149
OSAndroid 5.1
CPU
(チップ名、クロック)
MSM8916
1.2GHzクアッドコア
内蔵メモリー
(ROM/RAM)
16GB/2GB
外部メモリー
(最大対応容量)
microSDXC(128GB)
バッテリー容量2330mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(LTE/3G/GSM:時間)
約540/約630/約540
連続通話時間
(LTE/3G/GSM:分)
約700/約630/約540
実使用時間(時間)※1約77.7
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約5.0インチ
HD 720×1280
有機EL
1677万色
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大)150Mbps/50Mbps
VoLTE(◎は海外対応)
LTE対応周波数帯
(2GHz/1.7GHz/1.5GHz
/800MHz/700MHz)
○/○/ー/○/ー
対応方式
(FDD-LTE/TD-LTE)
○/ー
FOMAハイスピード
(HSDPA/HSUPA)
14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約810万/約800万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約240万/約210万
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
Bluetooth○(4.1)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
ー/ー
ハイレゾオーディオ対応
LTE/Wi-Fi同時接続による
高速ダウンロード
LTE/Wi-Fi同時接続による
スムーズな通信
UIMカードnanoUIM
aka
kuro
shiro
midori
製造メーカー富士通
※1 一般に想定されるスマートフォンの利用(Web閲覧、アプリの利用等、約80分間/日の利用)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によっては、それを下回る場合があります。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm


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NTTドコモ、ちょうど良いスペックと価格のミドルレンジスマホ「arrows Fit F-01H」を発表!5.0インチHD液晶や1.2GHzクアッドコアCPU、Android 5.1 Lollipopなど - S-MAX
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