ASUSの自撮りが強化されたスーパーミドルレンジスマホ「ZenFone Selfie ZD551KL」を購入!開封して外観をチェック【レビュー】



ASUSの新スマホ「ZenFone Selfie」を購入!

ASUS JAPAN(以下、ASUS)から9月18日に発売された自撮り(セルフィー)機能をさらに強化したAndroidスマートフォン(スマホ)「ZenFone Selfie(型番:ZD551KL)」(ASUSTeK Computer製)。価格はオープンながら公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」では40,824円(税込)。

ASUSでは今年に入ってから日本でもスマホをすでに5月にフラッグシップモデル「ZenFone 2(型番:ZE551ML)」、8月にミドルレンジモデル「ZenFone 2 Laser(型番:ZE500KL)」、そして今回のZenFone Selfieと立て続けにSIMフリースマホを発売している。

ZenFone Selfieはセルフィー以外にもちょうどZenFone 2とZenFone 2 Laserの中間のスペックで、約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶や64bit対応最大2.0GHzオクタコアCPU、2GB内蔵メモリー(RAM)など、一昔前ならハイエンド、今ならスーパーミドルといったカテゴリーの製品だ。

今回、そんなZenFone Selfieを購入したので開封してざっくりと外観を紹介するほか、ZenFone 2 Laserのとの比較も紹介していく。

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ZenFone Selfieの箱

ZenFone Selfieの箱は従来のASUSの製品と同様で、シンプルでいたって普通。また、ZenFone 2ZenFone 2 Laserと同じように箱に描かれた製品の写真には中身と同じカラーバリエーションが描かれています。つまり、購入したのはホワイトです。

なお、日本で販売されているZenFone Selfieは内蔵ストレージが16GBモデルのみで、カラーバリエーションもホワイト(型番:ZD551KL-WH16)およびピンク(型番:ZD551KL-PK16)、アクアブルー(型番:ZD551KL-BL16)の3色。

海外では32GBモデルやグレーおよびゴールド、レッドも販売されていますが、ZenFone 2やZenFone 2 Laserとの価格やターゲット層などのバランスを見たのか、上記のラインナップとなっています。

自撮りが強化されているということで、少し女性よりといったところなんでしょう。リアカメラだけでなく、フロントカメラも画素数が高いため、内蔵ストレージがやや心もとないですが、外部ストレージとしてmicroSDカードスロット(最大128GBまで)があるので、心配な人は別途microSDカードを購入したほうがいいでしょう。

箱の中身はZenFone Selfie本体のほか、ACアダプター、microUSBケーブル、イヤホンマイク、ユーザーマニュアル、製品保証書となっています。液晶保護シートなどが必要な人も別途購入しましょう。

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持った印象はさすがに5.5インチサイズなので男性の手でも大きく感じるものの、持ちやすさは悪くないほう。画面はCorning製強化ガラス「Gorilla Glass 4」を採用し、各色ともに前面の画面の周りと側面フレームの画面側約半分は黒となっています。サイズは約156.5×77.2×3.9〜10.8mm、質量は約170g。5.5インチフルHDなので画素密度は約403ppiで、ZenFone 2やiPhone 6 Plusなどと同じです。

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ZenFone Selfieを持った感じ


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ZenFone Selfieもホームなどのナビゲーションキーはソフトボタン

製品の特長は前面と背面ともにカメラは約1300万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載している点。そして、どちらのカメラでもデュアルLEDライト「LED Real Tone Flash」機能によって光量だけでなく、フラッシュライトを使った場合でもより自然な色合いで撮影可能なほか、リアカメラはレーザーオートフォーカス対応で、より高速なオートフォーカスできます。

また、カメラ機能もASUS独自の「PixelMaster」によって合計17の多彩な撮影モードを搭載しており、フロントカメラは約88度の広角レンズでグループセルフィーもしやすくなっているほか、「自分撮りパノラマ」を使えば、最大約140度の広範囲の撮影が可能です。

さらに、人気の撮影モード「美人エフェクト」では、エフェクトの効果を確認しながら撮影することができ、肌色を柔らかく、明るく見せたり、目力をアップさせたり、まるでデジタルメイクアップしているように撮影を楽しめます。

背面はマットな質感で価格の割には安っぽくないかなという印象。カメラの両側にLEDライトがあり、下に音量上下キーが配置。また、"ASUS"と"ZenFone"のロゴも記載されています。

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ZenFone Selfieの背面

その他のスペックとしてはOSにAndroid 5.0.2(開発コード名:Lollipop)を採用し、CPUは64bit対応Qualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 615」(2.0GHzクアッドコアCPU+1.5GHzクアッドコアCPU)、内蔵メモリー(RAM)は2GB(LPDDR3)、内蔵ストレージ(eMCP)は16GB、外部ストレージはmicroSDカードスロット(最大64GBまで)、Googleドライブ(100GB、2年間無料版)、ASUS WebStorageサービス(5GB、永久無料版)、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、位置情報(A-GPS+GLONASS)、加速度センサー、電子コンパス、ジャイロセンサー、近接センサー、光センサー、磁気センサーなど。

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左右側面にはなにもなく、上側面に電源キーと3.5mmイヤホンマイク端子、マイク穴、下側面にmicroUSB端子とマイク穴が配置

背面カバーを外すと、microSDカードとSIMカードのスロット、そして、バッテリーがあります。電池パックは取り外しが可能で、バッテリー容量は3000mAhとなっており、連続通信時間はWi-Fi接続で約11.8時間、携帯電話ネットワークで約10.4時間、連続待受時間は3Gで約405時間、4Gで約255時間、連続通話時間(3G)は約1386分、充電時間は約2.8時間。

SIMカードスロットはmicroSIMカード(3FF)が2つで、1つはmicroSDカードスロットの下、もう1つは背面カバーを外して上部右側にあります。両方とも4Gに対応していますが、同時利用では片方が2Gのみになります。

対応通信方式は4G(FDD-LTEおよびTD-LTE)および3G(W-CDMA/UMTSおよびTD-SCDMA)、2G(GSM/GPRS/EDGE)で、LTE UE Category 4対応によって最大下り150Mbpsおよび上り最大50Mbpsまで。対応周波数帯は4G(FDD-LTE方式)が2100MHz(Band 1)および1900MHz(Band 2)、1800MHz(Band 3)、850MHz(Band 5)、850MHz(Band 6)、900MHz(Band 8)、1700MHz(Band 9)、800MHz(Band 18)、880MHz(Band 19)、700MHz(Band 28)、3G(W-CDMA方式)が800MHz(Band 6、19)および850MHz(Band 5)、900MHz(Band 8)、1900MHz(Band 2)、2100MHz(Band 1)、2G(GSM方式)が850および900、1800、1900MHz。

例えば、NTTドコモ回線を用いた仮想移動体通信事業者(MVNO)の格安SIMサービスで用いる場合には800および1700、2100MHz(将来は700MHzも)の4G LTE、800および2100MHzの3Gで利用できます(一部MVNOでは3G非対応のサービスもあります)。

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ZenFone Selfieの背面カバーを外したところ

最後に簡単に5インチサイズのZenFone 2 Laserと比較しておきます。ZenFone SelfieはZenFone 2の2GB・32GBモデルと価格的には近いものの、よりカメラ機能が強化されているので、カメラ機能を重視する人にはオススメできる機種となっています。

・主な仕様比較
機種ZenFone SelfieZenFone 2 LaserZenFone 2
画面5.5インチ
フルHD
5インチ
HD
5.5インチ
フルHD
サイズ156.5×77.2×10.8mm143.7×71.5×10.5mm152.5×77.2×10.9mm
質量170g145g170g
CPUQualcomm
S615
Qualcomm
S410
Intel Atom
Z3560・Z3580
メモリー2GB2GB2・4GB
ストレージ16GB16GB32・64・128GB
リアカメラ1300万画素1300万画素1300万画素
フロントカメラ1300万画素500万画素500万画素

・価格比較
機種RAMeMCP/eMMC価格(税込)
ZenFone Selfie ZD551KL2GB16GB40,824円
ZenFone 2 Laser ZE500KL2GB16GB30,024円
ZenFone 2 ZE551ML4GB128GB61,344円
4GB64GB54,864円
4GB32GB49,464円
2GB32GB38,664円


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記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:庄司 恒雄


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