iPadでも2つのアプリを画面分割で起動可能に!もうすぐ登場するiOS 9の新機能「マルチタスク」を「iPad Air 2」で試してみた【レビュー】
iPad Air2でマルチタスク機能を試す! |
もうすぐリリースされるAppleのスマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けプラットフォームの最新バージョン「iOS 9」。今年6月に開発者向けイベント「WWDC 2015」で発表されたときに最も注目された新機能は画面を分割できる「マルチタスク」でした。
これまで、iPadシリーズは4本指ジェスチャーでアプリの終了や切り替えをスムーズに行うことができたが、マルチタスク機能で起動中のアプリとは別のアプリを起動・参照することができるようになった。
今回はリリース前のiOS 9の新機能マルチタスクをiOS 9のβ版を使って現行機種である9.7インチタブレット「iPad Air 2」で利用可能となっているので、一足先に紹介していく。
iOS 9のホームキーを2回押して起動(iPadでは4本指で上にスワイプでも可能)する「Appスイッチャ」(アプリ切替)は書類が重なるようなアニメーション表示となった。また、iOS 8で導入された通話履歴の表示はなくなり、アプリの切り替えや終了に特化したものとなった。
このようにビジュアルも強化したiOS 9に搭載されたマルチタスク機能は「設定」→「一般」→「マルチタスク」から「複数のAppを許可」をオンにすることで利用可能となる。マルチタスクの呼び出しは画面右端から左へスワイプするとアプリランチャーが現れる。
このマルチタスク機能は、呼び出しと起動がシンプルで分かりやすいだけではなく、アプリの切り替え・終了も直感的で良くできている。マルチタスク起動しているアプリは、画面上端から下へスワイプ操作すると、画面がアイコンに収まり、アプリランチャーに戻るというビジュアルとなっている。
β版では、同時に起動できるアプリが「連絡先」および「友だちを探す」、「リマインダー」、「ヒント」、「Game Center」、「Find iPhone」、「Feedback」、「FaceTime」、「カレンダー」、「Podcast」、「時計」、「マップ」、「ビデオ」、「写真」、「メッセージ」、「Safari」、「iBooks」、「メール」、「メモ」となっている。
これらのアプリであれば、ふたつのアプリを画面分割表示することが可能で、さらに左右の分割サイズも変更できる。例えば、Safariとメモを起動し、Safariで必要な文章をコピーして、メモに貼り付けて手書きで注釈を入れることもできる。
定規など便利な機能が追加されたメモ機能と合わせて使うと便利だ
残念なのはこれら以外のアプリを起動している場合は、アプリのオーバーレイ表示(簡易マルチタスク)となり分割画面で同時に起動し続けることができない。メインのアプリの画面をタップするとオーバーレイ表示が消えてしまうのだ。
非対応アプリの場合は、アプリのオーバーレイ表示のみとなるが先ほどのメモを参照しながらアプリを検索するという使い方もできる
対応アプリは限られているのが残念だが、電話中に手書きでメモを取ってSafariで調べたり、住所から地図を参照したり、マルチタスクはこれまで以上にiPadの使い勝手が向上することは間違いない新機能だ。
記事執筆:mi2_303
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