ついにAndroid WearがiPhoneに公式対応！iPhoneの通知をスマートウォッチで確認できるほか、ウォッチフェイスの変更などの設定が可能――さっそく使ってみた【レビュー】

2015/09/01 07:55

iPhoneとAndroid Wearスマートウォッチを連携してみた！

既報通り、Googleは31日（現地時間）、ウェアラブル向けプラットフォーム「Android Wear」を搭載したスマートウォッチをiPhoneと連携できるiOS向けアプリ「Android Wear for iOS」を提供開始しました。

発表ではLG Electronics製スマートウォッチ「LG G Watch Urbane」にて同日より利用できるほか、将来的にはHuawei TechnologiesやMotorola Mobility、ASUSTeK ComputerなどのすべてのAndroid Wear搭載機器で使えると案内しています。

ただし、すでに紹介したように筆者が試した限りではLG G Watch Urbane以外でも手持ちの「LG G Watch」でも利用できました。そこで、今回はiPhoneでAndroid Wearと連携してみた模様を紹介したいと思います。

まずはAndroid Wear for iOSのアプリをアプリ配信マーケット「App Store」からインストールしましょう。インストールしたらAndroid Wearスマートウォッチとペアリングします。

なお、Android Wearスマートウォッチは複数の機器と同時ペアリングはできないので、すでにiPhone以外と接続している場合には一旦解除しておく必要があります。

iPhoneの必要条件はiOS 8.2以降のiPhone 5および5c、5s、6、6 Plus、Android Wearスマートウォッチの必要条件は不明だったので、ひとまず、LG G Watchは最新状態にアップデートしておきました（事前に「Nexus 5」と連携させてアップデートしています）。

利用したのはiOS 8.4.1の「iPhone 6 Plus]]」とAndroid Wear搭載スマートウォッチのLG G Watchで、LG G Watchの状態はAndroidのOSバージョンが「5.1.1」、Google Play開発者サービスのバージョンが「7.8.99（2134222-534）」、Android Wearのバージョンが「1.3.0.2160025」。

Android Wearスマートウォッチを接続可能な状態にしておき、Android Wear for iOSアプリで接続していきます。基本的にはAndroidと同じで各機能の許可をしていきながら流れに沿って進めていきます。ざっくりと以下の通り。

iPhoneのAndroid WearアプリではAndroid Wear スマートウォッチとBluetooth接続することで、iPhoneに届くすべての通知や「Google Now」からのタイムリーな情報（交通情報、天気、フライト状況など）を手元のスマートウォッチで確認できるようになります。

接続した状態はAndroid向けのAndroid Wearアプリとほぼ同じ見た目です。また、逆にAndroid WearスマートウォッチでGoogle検索したページや天気の詳細などをiPhoneに情報を送って大きな画面で確認することも可能。

また、iPhoneのAndroid Wearアプリを使ってAndroid Wearスマートウォッチの設定を行なうこともできます（時計に表示する通知の選択など）。

一方、現状ではAndroidスマートフォン・タブレットで利用できるようなAndroid Wearアプリはない模様。一旦、Androidスマートフォン・タブレットで導入する感じですかね……。